監督・脚本: ヤーロン・ジルバーマン
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン 、クリストファー・ウォーケン 、キャサリン・キーナー 、マーク・イヴァニール 、イモージェン・プーツ
ストーリー:ダニエル(マーク・イヴァニール)、ロバート(フィリップ・シーモア・ホフマ ン)、ジュリエット(キャサリン・キーナー)、ピーター(クリストファー・ウォーケン)から成る弦楽四重奏団は、結成25周年を迎えようとしていた。そん な折、チェリストのピーターがパーキンソン病を宣告され、引退を申し出たことで残されたメンバーは動揺する。それを機にライバル意識や家庭の不和など、そ れまでセーブされてきた感情や葛藤が噴出し……。
えーーーーー!!!どうして単館なの~
こういうのこそ素敵なのに~
四重奏、カルテット・・・
弦楽器の4人のメンバーとメンバーの一人娘が繰り広げる複雑で緊張感
4人の音楽家
テーマはベートーヴェンの「弦楽四重奏14番」
パーフェクトであるコト = 人としてパーフェクトじゃない
25年も完璧ともいえるハーモニーを形作ってきた楽団が
メンバーの一人がパーキンソン病を発病した事により、
退団を決意。
この1つの事柄
きっかけ
調弦が狂うように
弦楽四重奏団の人間関係が崩壊していく様
戻る???
そしたら 戻ったら芸術家として???
メンバー交代してしまうと
音は変わる。
それは調整も変化してしまう
関係の「不和」にも
それぞれの、それぞれの言い分と気持ち
不協和音
でも。それは「仕方ない事」
「言葉じゃなくて音でわかっていると思っていた」
人が 沈黙の中で変化していく
母と娘の関係
夫婦の関係
メンバーとの関係
「君の心は、いつも遠いところにあった」
「私とバイオリンは、どちらが大切?」
「情熱を解放し。 恐れる事は何か?」
不協和音は発していく
仕方ない事柄だ
解っている
でもどうしようもない
それぞれの心に浮かぶ疑問、不安定さ
奏でると、それぞれの心のズレが音のズレにもなる
不協和音だ
決断しなくては 。
言葉にならない。
修正していこう。
自分達は「それぞれの事を それぞれで歩むのだ」
でも・・・どうすれば良い?
「敬意は音楽にこそあるのだから」
でも・・・
静かに そして熱く 苦しい
演奏家は、最高のそして何時も感動の中にあるのは
観客の前でなのだ
プライベートにどんな事が起きようとも
それは 演奏家として 観客の前では「隠し」
最高の全てを出すのだ
それは プロとして、基本中の基本である
観客の前で演奏する事は、何があっても感情に流されてはならない
人間っぽい部分と芸術家としての観念
軌道修正をしていくのは・・・
ダニエルがソリストにならなかった意味
女性チェロは ホンモノを出しちゃうし
贅沢だったー
現実と音楽家としての理性の狭間
エリート音楽家の悩み
そしてそして
ピーターの抜けた「フーガ」の演奏会
それぞれの気持ちは一体化になりつつ
楽譜を閉じるのは
それぞれの「内なる気持ちの一体」
いがみあい、嫉妬し、落胆し、燃え上がり
バランスは 「ベートーベンの弦楽四重奏」のように
明るさから 恐怖へ そして第三楽章の深い悲しみの如し
第四楽章には「問いと我が身の答え」みたいに
曲とのシンクロした作品だった
蛇足 んー。最後少し話を端折ったかな~