今日は沖縄県が辺野古沖のサンゴ移設問題で敗訴した件について書こうと思います。
その前にイギリスの感染者数推移です。
https://coronavirus.data.gov.uk/
7月5日の感染者は 27334人。
ここ数日は24000〜27000くらいで推移しています。ここから増えなければ良いのですが。
さて、辺野古沖のサンゴです。
辺野古沖の米軍基地建設のため、沖縄防衛局がサンゴ移設を沖縄県に申請したが沖縄県は返答を保留していたのですが、そこに農林水産大臣から沖縄県に「申請を許可するように」と指示してきました。
沖縄県は「県の判断の前に農林水産大臣から指示するのは違法だ」と訴えていたのですが、今日、沖縄県の敗訴が確定しました。
最高裁の判決は
「沖縄防衛局は、申請した地域の工事を実施できる地位にあった。サンゴを保護するために移植する必要があり、県の対応は裁量権の乱用だ」
裁量権の乱用??
県は、申請されたら許可しなければいけないんでしょうか?
軟弱地盤で工事が完了できるか現時点で不明なのに??
シンプルに疑問に思い、調べてみたらこんな記事がありました。
辺野古サンゴ訴訟 県の敗訴確定 最高裁判事2人が反対意見|NHK 沖縄県のニュース
なんと最高裁の裁判官5人のうち二人は反対。
このことを報じているのは沖縄県向けのニュースだけのようです。
さらに反対意見を読んでみると、、
「軟弱地盤を改良するための設計変更が実現不可能だと、埋め立て工事は続けられなくなる。
サンゴの移植は極めて難しく、移植すれば大半が死滅する。
『木を見て森を見ず』に陥らないように、県が軟弱地盤の改良の実現可能性を考え、サンゴの移設の許可について判断しなかったのは、裁量権の乱用とまでいえない」
この意見、そして反対意見があったことを伝えないメディア。
色々と考えさせられるものがあります。