ワクチン接種が先行し、世界に先駆けてパンデミック収束に向かいだしたイギリスと米国の最新状況を追いかけています。
ここ数日、両国ともやや不可解なデータが出てきています。
まずイギリスですが、昨日7/25の新規陽性者数は
29173人
でした。一時五万人を超えてからは毎日減少し続け、ついに三万人を割りました。
「減っているのだからいいじゃないか」
と考えてそうな所ですが、ここまで毎日減り続けるのは正直不可解です。
五万人超えの時は、サッカー・ユーロ選手権が大きな影響を与えたと思われ、急増した後減少するのはわかります。
しかし、同時にイギリスは行動制限を解除し、マスクの着用すら義務化解除しまました。
ワクチンは重症化を防ぐ効果は高いものの、感染自体を防ぐ効果は限定的、という事は、各国のデータから既にわかっていることです。
特にイギリスは自国開発のアストラゼネカ製ワクチンが比較的多く使われていると考えられています。アストラゼネカ製は他のmRNAワクチンよりも効果が低い事も結果が出ています。
それにも関わらず新規陽性者がここまで減る、というのはどう考えても不可解です。
そして米国。
ロイター通信のコロナサイトによると、米国の7/23の新規陽性者数は
128152人
と、突然急増したものの、翌日7/24は
22994人
と急減。
数日前に突然五万人を超え、「デルタ株による再拡大」が危惧された後も二万〜三万人に減り、また今回の急増と急減。
オリンピックで無理やり4連休とされた日本ならいざ知らず、平日の米国で1日にここまで差が出るのは何か理由があるのでしょうか。
そして日本。
東京はオリンピック連休中は検査数が平均4000件程度の中で1000人をゆうに超える新規陽性者が出ています。
今日から平日となり、通常通りであれば検査数は10000件程に倍増します。
単純計算でいけば、今週水曜日〜金曜日の新規陽性者数は2000〜3000件となる予想。
はたしてどうなるでしょうか。。