禁煙と挫折と政治と

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イギリス、米国と日本の感染状況に変化

2021-08-04 06:44:14 | 日記

日本だけではなく、ワクチン接種の進んでいるイギリスと米国の感染状況を日々チェックしています。

 

先週末に感染急拡大のきざしが見えた米国。週末の一時の減少をはさみ、日本時間深夜発表の8/2の新規陽性者は 12万人 を超えました。

 

まだ週前半の段階でこの数字は不気味です。もしかしたら週後半の発表では20万人を大きく超えるかもしれません。

 

アメリカはワクチン接種の先進国、とはいえ、接種率は2回接種者は約5割、1回接種者は約6割です。人口の多さからも、今後の感染拡大は避けられそうにありません。

 

 

ではイギリスはというと、、

 

日本時間深夜発表の8/3の新規陽性者数は 21691人 という意外な程の少ない数でした週末の数よりも減少しています。

 

これはかなり意外です。7月中旬の五万人をピークに、その後は1日も増加することなく毎日減少を続けていることになります。

 

イギリス政府は「全人口の92%が抗体を持てば集団免疫を獲得できる」と考えており、ワクチン接種接種率をそこまで引き上げる計画です。

 

現在のイギリスの接種率は2回接種が73%、1回接種が88.7%と、他の米国やイスラエルといった接種先進国と比べても圧倒的に進んでいるため、新規陽性者の着実な減少は「集団免疫に近づいているからだ」と政府はコメントを出しています。

 

しかし多くの専門家は「集団免疫に近づいての減少にしては減少スピードが早過ぎる」と疑問を呈しています。

 

個人的には、接種率の高さと米国や日本と比べての人口の少なさ(約6700万人)が影響しているのかな?と思います。

 

それから7月はじめにサッカー ユーロ選手権があり感染拡大した時に、イギリス政府は「感染拡大が予想される地域への重点的なワクチン接種」をおこないました。

コロナに感染して抗体を得た人と、ワクチン接種によって抗体を得た人が同じタイミングで急増したことで、強力なデルタ株も抑え込まれているとは考えられないでしょうか?

 

もしそうであれば「更に強力な変異種」が出ない限り、イギリスは感染を押さえ込むかもしれません。

 

ひとまずは今週末にかけて更に減少していくのか、注視する必要があります。

 

 

 

そして日本。

 

昨日の新規陽性者は4000人に近い数でした。保健所の能力による上限に達しなければ、しゅうこうはんには5000〜6000人はゆうに超えるのではないでしょうか。

 

心配なのは前述した保健所の能力の上限。

 

すでにクラスター追跡は数が多すぎて行われておらず、濃厚接触者の判定もされていない、と、TBSラジオ「伊集院光とラジオと」で伊集院さんが言っていました(知り合いに陽性者が出て、自分も接触はあのだが、濃厚接触の確認すらないと仰っていました)。

 

私立の医療機関によって新規陽性者は報告されるのでしょうが、その新規陽性者の濃厚接触追跡がされなければ、もしかしたら新規陽性者数が減ることになるかもしれません。

 

また東京の1日の検査数はわずか11000件程度。この検査数ではこのまま1000人単位で増えていったらすぐに「検査数より新規陽性者数が多い」という事になりかねません。←もちろんそんなことはあり得ないので、起こる事態は

 

検査した分の新規陽性者しか報告されない

 

という状態の訪れです。

 

 

こうなれば東京の感染状況は完全に野放し状態になります。

 

この状態になるのが先か、オリンピックが終わるのが先か。

 

オリンピックが終わったからといって、有効な対策が打てるとは思えませんが、少なくともオリンピック開催中は何も具体的な対策は取られないと思います。