まずは毎回注視しているイギリスと米国の新規陽性者数。
昨日発表のイギリスの新規陽性者数は約28000人で、相変わらず低い数字で推移していますが、米国で大きな変化がありました。
昨日発表された8/6の米国の新規陽性者数は 約26万人。
先週、一度だけ20万人を超えた後は約10万人で推移していましたが、毎週多くなる金曜日に一気に増加しました。
この数は年末年始の最悪だった頃と同じ水準です。
ワクチン効果で死者・重症者は少ないとはいえ、他国と比べケタ違いの新規陽性者数。今週の米国の状況は緊張感が持たれます。
さて、タイトルにした
閉会式で感じたこと
について。
これはもちろんオリンピックの閉会式のことです。
昨日、妻が閉会式を見ていて、「子供達にも見せる」と4歳と3歳の息子にも見せていたので、寝かし付け役の私も子供が寝落ちするまで一緒に見ていました。
選手達がマスク外してる、というのは今更なので気にしませんでしたが、気になったのはパフォーマー達がマスクをしていないこと。
そもそもなぜ閉会式にパフォーマーが出る必要性があるのか、という思いもありますが、それは置いておいても、そのパフォーマーがマスクをしていない理由が私にはわかりません。
選手達は競技の際にマスクをしないので、オリンピック中の生活でも競技者間でマスクをしないのは個人的にはわかります。バックグラウンドの違う外国人選手を迎え入れたのは日本のオリンピック委員会です。建前はどうあれ、その選手達に強制措置を取れない事は必要悪と理解できます。
けれど、激しいダンス等はともかく、盆踊りのパフォーマンスでやぐらの周りを踊る人達がマスクをしないのはなぜ??
オリンピック関係者内でも毎日数十人の陽性者が確認されているのに、「マスクをしても問題ない人」がマスクをしない。
ここに、今回のオリンピックの矛盾が端的に表されていると思いました。
そして、映像で紹介された「各地の祭り」の人達がマスクをしていない事にとても強い違和感を感じました。
紹介された祭りは、現実には今年も全て中止されています。祭りを主催する人達は、「いつになったら本当に開催できるのか」という思いでいっぱいのはず。
沖縄のエイサーが紹介されていましたが、その沖縄は今が感染拡大のピークとなり、人口比で言えば東京を上回るほどの感染状況です。
現実には「感染対策」として行うこともできない踊りを、「これが日本の伝統文化ですよ」となんの注釈も解説もなく紹介する。しかも「特別扱い」でその祭りを遥かに上回る人数を世界中から集めたイベントの中で。
沖縄の方は、あの映像を見てどう感じたのだろう。
あの演出を考えた人、そして今の状況であの映像をそのまま使うことを許可した人は、「来年にはどの祭りも開催できる」くらいに考えているのだろうか。
そんなことばかり考えてしまいました。
去年開催されたのならその考えても解ります。けれど一年延期しても、感染状況は良くなるどころか悪くなっている中で開催しているオリンピックです。
オリンピックを開催した人達は、自分達がいかに「特別扱い」を受けて開催出来ているかを全く感じていないように見えます。
その傲慢さ、配慮のなさが所々に表に現れているからこそ、さらなる分断を生んでいるように私は感じます。
8月になってからの東京の自宅待機・療養者の死者が、8/7時点で8人出ているそうです。
昨年から今年7月までの自宅待機・療養者の死者数は全部で7人だったとのこと。
わずか七日間で、自宅待機・療養者の死者数がこれまでの総数を上回っているという現実。
この数字は、デルタ株の強力さだけがもたらした数字でしょうか?私はそうは思いません。
オリンピックがその数字に影響を与えているかどうかは証明できません。
けれど、この状況の中でオリンピックが行われた、という現実は、誰がなんと言おうと確かな事実です。