南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.6.7 ノルマンディー80年 山場2つ①IG五座BDIG-2,-5⇒準太陽合 ②IG4?座⇒象限切替え開始 IG五すばる座へIG三座とNavIC-1EとQZS-2三国衛星貫入中

2024年06月07日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.6.7 第二次世界大戦における連合国軍のノルマンディー上陸作戦開始80年式典が欧米各国で行われました.現実に多くの死傷者を出し続けているロシアとイスラエルの侵略戦争のニュース映像が途切れない本年の80年式典の日に見るべき映画は,「史上最大の作戦」よりも「プライベート・ライオン」でしょう.2万人以上の英米兵死者を出したとされるノルマンディー上陸用舟艇攻防戦の凄まじい戦場の惨状を描いています.この地獄絵の描写が「史上最大の作戦」では抜け落ちています.進行中の露と以の苛烈な侵略戦争の惨状を少しでも把握するべき本年は「プライベート・ライオン」を見るべきだとわかりました..

本日,2つ大きな現象の山場に差掛りました.①IG五座の中のBDIG-2,-5は準太陽合状態に入りました ②IG4?座の3衛星軌道の象限切り替えが開始しました.β角プロットでは,IG4?座の3衛星軌道は順に南下から北上に象限が切り替わり始めました.



すばる様?のパラパラ分散型IG五座の中へ,キリッと引き締まったIG三座とNavIC-1EとQZS-2の三カ国衛星のトリプル貫入が継続しています.
QZS-2とNavIC-1EとIG三座のトリプル,そしてQZS-4とIG4?座のダブルは,半年ごとに太陽合が重なり合う複合クロスイベントを引き起こしているようです.
IG五座のBDIG-2とBDIG-5の2衛星のβ角プロットは見事に重なっており1本線に見えています.

β角プロットを用いてQZSとIGSOのクロス太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが,ここ数年の本ブログの重要な出発点でした.
QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).

https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF
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