南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 06/06 QZS-2太陽合ピーク続く。赤ガイドBD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪ⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)編隊、同期太陽合へ IGSO/QZS軌道

2019年06月06日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/06 QZS-2の太陽合は合ピーク状態が続いています。今週中のデータ取得によりQZS-2の合ピーク日の判定を予定しています。

太陽赤緯は夏至へ向け最終段階のゆっくり上昇中です。QZS-2合に続き6月と7月にBDSSの同期太陽合が続きます。

赤い三姉妹ガイド線に沿ってアニメGIFをじっくりご覧頂ければ、6月夏至前後にBDS三姉妹の編隊北上飛翔による同期太陽合生起となることがご理解頂けると思います。

BDS三姉妹(東輪BD-IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪BD-IGSO-6)の各太陽合の同期一致度がどの程度に達するのか、3機の合ピーク時期推定は興味深いでしょう。アジアのQZSS/IGSO軌道から目を離せない、華やかな天体エベントが連続して続きます。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 06/06 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 06/06 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は先駆的な脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

中国測位衛星セグメントについて、見ないふり知らないふりではなく、日本視点からもアジア長期戦略を読み取ることが重要でしょう。

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