南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 04/19-20 おはようYRP、YRP受信調整 IGSO&QZSS ubx24時間並行モニタ・アニメGIF@北多摩

2018年04月20日 | おはようYRP UBX スカイプロット
2018 04/19-20
360°視界が広がるYRP屋上でのQZSS/GNSS UBX24時間データにIGSO&QZS Orbitsを並行させたアニメGIFです。GPS・BDSともに連続お手玉湧き出し運動状態の煙幕MEOを除いた左図の方が、QZSSを取り巻く東アジアのGNSS状況・情勢をよりリアルに濃密に正確にします。インドは既にIGSO2機を東アジアに投入済みです。

04/19-20はYRP受信機器やネット回線は、24時間連続・連日データ取得運用およびリモート制御は安定に復旧しています。


2018 04/19-20 IGSO&QZS Orbits↑+YRP屋上アンテナ+u-blox↑M8Nスカイプロット並行24時間モニタアニメを記録します。まずは落ち着ついて連日・連続データ取得・記録を目指します。

アラートONながら中国B17のこれまでにない中心経度の単独IGSO運動は注視が必要です。単独IGSOではグローカルな役目を果たせず、並走する同中心経度の相棒IGSOが必要と考えます。今後どの段階でB17がアラートOFFになるのかどうかに、中国BDSS陣営の東アジアにおける宇宙長期戦略が見えてくると思いますので、着目しましょう。

中国だけでなくインドまでIGSO宇宙セグメントで東アジアGNSS激戦区に乗り出してきているとなると、東アジアにおける測位衛星の世界は、まさに椅子取りゲーム状態であり、またIoT/5Gの主導権をめぐる基盤技術の碁石の打合いそのものの世界でもあります。

20世紀にはIGSOの原型の8の字衛星のアイデアで日本は先駆的でした。測位衛星構想まで準備をしていました。スーパー301条のブラフに日本自身が自粛して忖度してしまいました。

21世紀には下図からも分かるように、中国一帯一路そしてインドまでがIGSO/GNSSを世界の成長センターである東アジア上空に持ち込んできています。3.11大震災以降、日本は大きく遅れました。


YRPこそは鹿島宇宙通信技術センターなどを巻き込んで、5G/IoT/GNSSでのわが国における技術開発拠点としての結集を急ぐべき時だと思います。スマホ・モバイルQZSS/GNSS技術をグローカルIGSOの立場からも、本気で踏ん張るべき出番の時だと思います!




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