「シュレーディンガーの猫を正しく知れば この宇宙はきみのもの 上」 保江邦夫 (著) さとうみつろう (著) より 抜粋
『エバネッセントフォトン』
水と電磁場の相互作用で生まれる新しいものが何かというと、じつは光なのです。
普通の光ではありません。
普通の光は電磁場の波でサインコサインで流れていき、1秒間に地球を7回り半します。
1年間に9兆4600億kmを走ることになりますが、それは真空中の光であり、電磁場の波の話になります。
そこに巨大な水の分子があると、真空ではなくなります。
ミッキー形のプラスマイナスがいっぱいあるわけです。
そうすると、電磁場の波である光がそこに捕らわれてしまいます。
まるで水飴の中を泳ぐようなものです。
だから、歩くくらいの速さでゆっくりしか動けない、あるいは止まっている光になります。
それを、エバネッセントフォトンといいます。
巨大水分子の周囲に、エバネッセントフォトンと呼ばれる光がこびりついている。
それが連成波の正体です。
水分子にエバネッセントフォトンがくっついているもの、それが意識である
人間の生命力とはなんでしょうか。
結合水がしっかりしていればしているほど元気に生きられる。死んだらそれは結合していられなくなる。
水が結合しているためには、エバネッセントフォトンという光も捕らえていなくてはいけません。
それができなくなったから水は人間の体から排出されて、光はどこかに消えていくわけです。
体の具合が悪くなるとか、死にかけているとか、病気の状態というのは、この結合の度合いが緩くなっているのです。
電磁場との連成がうまくいかなくなって、エバネッセントフォトンが減っている。
エバネッセントフォトンというのは、生命体の細胞の結合水だけに存在するわけではなく、物理的に作り出せるものなのです。
一番簡単に作るには、例えばガラスで光が反射するとき、100%反射する場合は、反対側には一切光が透過しないといわれています。
でも 量子力学と電磁気学で計算するとそうではありません。
通常、反射するのは、普通の光です。
つまり、サインコサインの普通の波が当たってその波が返ってくるのです。
ところが、反対側、つまり反射面の裏側にへばりつき、滲み出るものが残ることがあります。これもまたエバネッセントフォトンなのです。
計算でわかるのですが、エバネッセントフォトンは光が屈折して透過するときには発生しません。
100%反射して、反対側には普通の光波が存在しないという境界条件が与えられて初めて発生するのです。
完全に100%反射したら、反射面の裏側にエバネッセントフォトンが滲み出て残るのです。それが今、工業エンジニアリングで様々なことに使われています。
天然のダイヤモンドは、ピラミッド二つを上下にくっつけた形をしています。
ダイヤモンドというのは不思議で、地球で唯一、音速を超えた物質なのです。
ダイヤモンドは地球の奥のマグマのところで形成されて、そこから火山の噴火のときに音速を超えた速度で飛び出てきたものがダイヤになるのです。
今 ダイヤモンドは全部、デビアス社というフリーメイソンの会社が供給元です。
ダイヤモンドは元々ピラミッド二つを上下にくっつけた形ですが、せっかくこの形を削ってカットして販売しています。
じつは、ピラミッドは正八面体になっている。
下にも同じものがあるのですよ。
バシャールからも同じことを聞きました。
「ピラミッドは正八面体ですか?」と聞くと
「上はそうなっているけれども、下半分は物質性がない八面体だ」といっていました。
昔は石灰で化粧されていたけれども、今は、下は物質的にはない。
それでも、エネルギー的に正八面体になっていると。
じつは地球もエバネッセントフォトンを持っているのです。
地球の地中の奥のほうから常に電磁波が出ているのですが、それだけではダメです。
それはエバネッセントフォトンではなく、普通の電磁波ですから。
ところが、ピラミッドの壁面で反射すると、下ではなく上のほうの空気中に出てくるのです。
ダイヤモンドとは逆です。
ダイヤモンドは光が上から入って反射して、裏側にエバネッセントフォトンが溜まる。
ピラミッドでは、地球の中心部から電磁波がやってきて100%反射し、ちょうど王の間あたりにエバネッセントフォトンが溜まる。
それをミイラに転写して、生まれかわらせるために活力、生命力を与えようとしたのではないかというのが僕の考えです。
ここで、例えば岩盤浴の効果を考えてみましょう。
宝石は透明だから可視光線の部分が効いていると思いますが、岩石というのは透明ではないですよね。
透明ではないので、可視光線は通さないけれど、遠赤外線などは通したり反射したりする。
つまり、可視光に限らなければ、いろいろなところに様々な周波数のエバネッセントフォトンがある・・・、 それらも全部、生命力なのです。
だから お金のある王様たちは宝石を身につければいいし、庶民は岩盤浴などをすればいいわけです。
砂漠にある巨大な岩には、生き物がよくやってくるものがあるのですが、これは体の具合が悪くなった動物が、癒してもらいにくるのだろうと言われています。
それから、セドナなどのインディアンの聖地があるでしょう。
そこはボルテックスと呼ばれる地球の渦が出る場所です。
傷ついたり病気になったりしたインディアンは、何日かそこに留め置かれます。
そうすると、本当に回復するのです。
宝石で作られるエバネッセントフォトンだけではなく、地球上にある地形や巨大な岩石などが周波数の違う電磁波を利用したエバネッセントフォトンを生み出して、我々の体を良くしてくれていると考えられています。
岩はかなり水分を含んでいて、石灰岩なんて水だらけです。
カラカラの石灰岩にすごい圧力をかけると、水が出てきますよ。
その水が電磁場と連成して、エバネッセントフォトンを溜めているわけです。
それを削って飲むことで、エバネッセントフォトンをもらっているようなものなのです。
ミネラル豊富な健康に良い水が取れる場所では、ひょっとすると採水地の地球の奥深くからきた岩石に、エバネッセントフォトンがたくさん溜まっているのかもしれません。