あの社会人時代の頃、
ブラック的な会社に勤めた。
いや、的ではなく、ブラック会社の話。
ブラックって差別的なコトバ!?
なら、違法な会社だ。
オレは、営業職として、入社したのだが、
見習い期間として、商品を覚える為にと、
深夜のピッキングという、
お客さんの注文通りに、注文商品を、仕分けして、
オリコン「 折りたたみの出来るコンテナ(箱)」に、
入れて、お客さんの所に、お届けをする、
という職種に、まず、就いた。
オレが入社したことで、
日本人のバイトを、4人、解雇して、
ピッキング専門の日本人の社員、1人と、
労働ビザを発行するという条件で、
安価な賃金の、スリランカ人のバイトを2人、
雇い入れた。
頭数の、帳尻を、合わせた訳だ。
仕事先が、増えるということは、
会社的には、喜ばしいことなんだろうが、
経営者や、本部長は、
作業をする人間も、その荷物を運ぶ車も、
当然、その車のドライバーをも、増やさなかった。
お客さんのところに、運び届ける時間は、
決まっており、
その逆算で、荷物を運び出す時間も決まる。
お客さんの数が、増えたのに、
車の数を増さなければ、
当然、荷物を運び出す出発の時間を、
早めざるをえない。
ピッキングの作業は増えたのに、
早めた時間分、休憩時間はなくなり、
12時間、片付けも含めると、13、いや、14時間、
動き続けで、働き続ける時もあった。
タイムカードなんかは、当然、ない。
すべては、決められた、月給の中、サービス残業だ。
休むのは、トイレに行きながら、
その時に、タバコを吸うことだけ、だ。
ピッキング作業が、
荷物を運ぶ車の出発に、間に合わなければ、
残された荷物をお客さんの所に届けるのは、
社員の営業という体裁のオレの仕事となる。
また、
昼過ぎに、出勤したお客さんが、
届けられた商品を検品して、
商品が、間違っていたり、状態の悪い物の場合は、
お客さんからのクレームが入り、
2便と言って、
(正規の配荷を、1便と呼んでいる)
深夜の作業をしたピッキング専門の社員が、
それまで、仮眠を取って、
お客さんの所に届ける事になっていた。
そして、
違法な労働はつづく、
初出 17/10/01 06:12 再掲載 一部改訂
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