このコストカッター野郎ッ、
裏切者ッ、夜道に気を付けろぉ、と、
テーブルを強く叩き、脅す、
プロダクションの血の気の多い、
ヤクザモドキのプロデューサーもいたと聞く。
虚しく吠えて、それで、お仕舞い。
結果は、なにも変わらない。
ただ、よく、噛み付いてくれたと、
拍手をするものもいれば、
コストカッターも、
大変な商売だねぇ、俺なら絶対にやりたくないね。
と、同情票が、数ポイントあがる、かだ。
ここまで来ると、
正しさの根拠は、なにもない、
下請けへの、代理店のチカラが絶大な事が、
判明(わかる)だけだ。
他業種でも、大企業と中小企業の関係のなかに、
同じ相似性を、いとも容易(たやす)く、
見つける事が、出来るだろう。
この業界に、限る事なく、
全ての下請けが被った困難であったと思う。
大きなプロダクションは、対応できたが、
中小企業のプロダクションは、
その状況に、適応するために、
その間、もがき、逼迫をした。
代理店も、
外部への締め付けと、
同様に、内部にも及んだのであろう。
最近の過労を苦にした自殺を知ると、
何も変わっていないような気がする。
むしろ、更に、悪化しているかのような気にもなる。
ある企業では、
どんな企画でも、一律、支払う金額が決まっていた。
そうすることで、
代理店は、継続して、
同じプロダクションで制作することで、
凸凹を、調整しなさいというやり方を取った。
代理店のクリエイターとの手が結ぶことができれば、
プロダクションとしては、
予算の掛かる企画の為に、貯金をしたり、
制作した後の、予算のオーバー分を補うために、
低予算の企画を、制作することで、
調整する事が出来たのだ。
To be continued
17/09/17 06:00 再掲載
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