さておき、
コストカッターは、
機材や、編集室などの、
あらゆる料金表を、入手しており、
見積書に、本来の機材屋の機材費に、
のっけるプロダクションの利益金額、
いわゆる、掛け値というものを、
一律、10%以下と決めた。
機材屋の定価料金が、1,000円のモノは、
見積書には、1,100円まで、という設定だ。
1,300円と、見積書に記載したら、
赤ペン先生が、自動的に、添削して、
コストカット、削除する。
全体のパイを、細かく削り、
全体への間接費も削ったのだ。
そこには、プロダクションの救いとなる逃げ道は、
残されていなかった……… 、
基本、今までが、今までだったんだが、
簡単に言えば、ボッタくれなくなったんだ。
ボッタくる、というと、乱暴だが、
そうして、利益をあげることで、
代理店からの入金の前に、
各スタッフや、現場での支出を賄い、
プロダクションというのは、
経営を保つ事ができたのだ。
コストカッターの誕生、
その反動は、余りにも大き過ぎた。
じゃあ、そこまでして、
代理店のコストカッターに従って、
完成したビデオテープの商品を、無事、納品し、
すべての下請けからの請求書と、現場の領収書を、
添付したうえで、
代理店へと請求書を提出したところで、
満額を、頂ければいいが、
結局、ドガチャカして、
つまり、
いままでのテーブルでの打ち合わせを重ねた事を、
ちゃぶ台を引っくり返すように、ない事にして、
チョンと、この金額しか払うことが出来ないと、
上限を切られることもあった。
なんの、エビデンス(証拠、証明)作業か、
わかったもんじゃない。
コストのカッターではなく、
単なる、値切り、買い叩きだ。
欧米の、エビデンス制には、
間接費が守られていた事を考えれば、
この国は、相も変わらず、カタチだけを輸入をし、
手前ぇ勝手な、ご都合主義の、
うわっつらの、輸入業者だ。
代理店も、政治家も、ヨコモジ、好きだもンね。
本来の事実や、意味を、
ズラしたり、誤魔化せるからね。
あまりにも、哀しい愉快な奴らの事情は、
奴らの云う、“” Win. Win. “”って、
自分たちにとっての “”Win × Win“”、
“”Win“”の二乗、だからね。
まったく、愉快で、笑えねぇよ。
To be continued
17/09/16 06:13 再掲載
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