アベノマスクの正体。 (1)安倍晋三の遺産の誕生、アベノマスク

2022-08-22 21:10:05 | よのなか
安倍晋三氏の遺産、
アベノマスクの誕生の経緯
 
アベノマスクの正体を
拙(つたな)いながら剥がしたい。 
 
少しは、素顔を覗くことが出来るかもしれない。
 
 
 
 令和2(2020年)4月1日、
 
 安倍総理は、
総理大臣官邸で第25回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。
  
 新型コロナウイルス感染症に伴う急激な需要の増加によって、
依然として店頭では品薄の状態が続いており、
国民の皆様には大変御不便をお掛けしております。
全国の医療機関に対しては、
先月中(2020年3月)に1500万枚のサージカルマスクを配布いたしました。
さらに、来週には追加で1500万枚を配布する予定です。
 
 加えて、高齢者施設、障害者施設、全国の小学校・中学校向けには
布マスク(アベノマスク)を確保し、順次必要な枚数を配布してまいります。

 本日は私も着けておりますが、この布マスク(アベノマスク)
使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから、
急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効であると考えております。

 そして来月(2020年5月)にかけて、更に1億枚を確保するめどが立ったことから、
来週決定する緊急経済対策に、
この布マスク(アベノマスク)の買上げを盛り込むこととし、
 
全国で5000万余りの世帯全てを対象に、
日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、
一住所あたり2枚ずつ配布することといたします。

 補正予算成立前にあっても、予備費の活用などにより、
再来週以降、感染者数が多い都道府県から、順次、配布を開始する予定です。

 世帯においては必ずしも十分な量ではなく、
また、洗濯などの御不便をお掛けしますが、
店頭でのマスク品薄が続く現状を踏まえ、
国民の皆様の不安解消に少しでも資するよう、
速やかに取り組んでまいりたいと考えております。

 政府においては、国民の皆様の命と健康を守るため、
引き続き、各種対策に全力で取り組んでまいりますので、
国民の皆様におかれましても、御協力を何とぞよろしくお願いいたします。」
(2020年4月1日 首相官邸 ホームページ参照)
 
 
★当時の総理大臣官邸で第25回新型コロナウイルス感染症対策本部の
参加者メンバーは、安倍総理以外アベノマスクを着けておらず。
(2020年4月1日 首相官邸 ホームページ写真より)
 
その後も、安倍氏以外アベノマスクを着けてる
議員はテレビ報道では見受けられなかった。
 
 
 
国民の皆様の不安解消に少しでも資するよう、
速やかに取り組んでまいりたいと考えております。
政府においては、国民の皆様の命と健康を守るため、
引き続き、各種対策に全力で取り組んでまいります。
 
この発言が、引き金となり、混迷、迷走し始める。
内閣総理大臣安倍晋三の発言を安倍周囲は忖度し、
その波及は国民に押し付けられた。
また、その忖度した分の無駄な支出も結果、国民に負わされた。
 
「国民の皆様の命と健康」<「安倍政権の命の継続」と
置き換わるのである。
 
結論から言ってしまえば、
「モリカケサクラ問題」以降の問題だから、
どの方程式の解も相似形となる。
「国民の皆様のため」<「安倍政権の友達・仲間のため」
つまり、安倍政権下では、
「国民」<「内閣総理大臣安倍晋三」の
忖度構造が出来上がったのである。
 
 
 
ただ、アベノマスクについて
与野党やネット上からも有効性や費用を疑問視する声が上がる。
菅義偉官房長官は2日の記者会見で
「洗えば何度も利用できる」「全所帯に届くことが大事だ」と意義を強調した。
 
菅氏と記者との主なやりとりは次の通り。
 
「需要増加によって国民の皆さんがマスクを入手しづらい状況で、
店頭でのマスク不足が続いている。
布マスクは使い捨てではなく、洗剤で洗えば何度も利用でき、
増加しているマスク需要を抑制する意味でも有効だ。
費用は1枚200円程度と聞いている」

 ――1枚200円程度で1億枚を確保するとなると、総額200億円程度を見込んでいるのか。配送料はどう考えているか。

 「今わかっているのは1枚200円程度ということだ

(朝日新聞デジタル 2020年4月2日参照) 
 
 
⇒わかっていることは答える。(但し、問題なく答えられることに関して)
政治家として実にまっとう至極。
問題に対し、これからどうするとか、例えば調査・精査するとか、
配送料についても詳細を確かめると言わないのが、
菅義偉官房長官の真骨頂で、内閣総理大臣安倍晋三を支え続けたのは、
皆さんご存知の通りである。
 
また、統一教会の問題でも、「調査」でなく、「点検」と
自民党幹事長茂木敏充、は繰り返し訂正している。
 
政権与党という態度は、こうしたものか。
 
ちなみに、
2020年4月17日、首相官邸にて、
安倍総理は、シンガポールやパリ市のマスク配布決定の例を出し、
国民にアベノマスク(布マスク)配布を決定。と発言した。
(2020年4月17日 首相官邸 ホームページ参照)
 

そんな“アベノマスク”を主導したのは

知る人ぞ知る官邸官僚だという。

実はこの構想は2020年4月頭のr1カ月以上前から首相官邸内で浮上していた。

経済官庁出身の「佐伯(さいき)耕三首相秘書官(44)が

安倍首相に

『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ』

と発案したのです。

彼の進言に加え、

3月に北海道の一部地域で実施したマスク配布が好評だったことも後押しとなった」(官邸関係者)

(2020年4月16日号 週刊文春)(2020年4月2日 朝日新聞デジタル)

 

 

⇒ちなみに、

『アベノマスク』発案者の佐伯耕三氏は、

 

 2020年9月16日の菅義偉新内閣誕生に伴い、

注目されたのが、これまで安倍政権を支えてきた官邸官僚たちの処遇だ。

安倍晋三前首相から「鳴り物入り」で政権を引き継いだかに思われていた菅政権。

しかし、実のところ菅氏には「意に背く人間は排除する」という

強硬な姿勢があったという。

佐伯がとつぜん引っ越しを命じられた先は、

経済産業省の13階にある小さな会議室だった。

壁際の長机の上にパソコンが置かれている。

だが、椅子以外には何もない。暗くはないが、いかにも殺風景で殺伐としている。

段ボールで荷物を運び込んだ佐伯の部下は、思わず「まるで倉庫のようだ」と

漏らした。

(『墜落 「官邸一強支配」はなぜ崩れたのか』森功氏より 2021年9月28日 文春オンライン 抜粋)
 
 
 


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