落ち着きがなく、1つのことになかなか集中出来なかったり、
手先が不器用で力加減のコントロールも苦手なお子さんにおすすめしたい
ウレタンパズル(勝手に名付けている)をご紹介します。
↑九九が書かれていて、楕円のピースが答えです。
九九練習用ですが、ここでは全く関係ありません。
100均で購入出来ます。
型はめがまだ難しいお子さんにも使えます。
↑ピースを全部抜いて入れるのが大変と思われる場合は、虫食いにしたり
1列だけにしたりと慣れるまで工夫して下さい。
ピースを入れたら出したくなるようで、ピースを外すのも課題の1つとなります。
指でポツンポツンと押し出して外します。
押し出すときの刺激が心地良いのか集中します。
外せたら、ピースは、支援者が預かり、1つずつ
リズムよくピースを子どもの利き手側に置きます。
ピースを全部お子さんに渡してしまうとわしづかみにして投げたり、
机から払い落としたりと落ち着かなくなってしまいます。
また、1つずつ渡すことで、その1つを見て手に取るので
落ち着いて、キュッ、キュッとはめ込んでいきます。
柔らかいですが、きちんと入れないと
気持ち良くキュッとはまらないせいか、真剣に見つめて取り組みます。
年齢によって色をマッチングする子、数字を小さい順に入れる子、
数字も色も向きも関係なく入れることに没頭する子と様々ですが、
どのお子さんも1つ1つ一生懸命に入れる姿が見られます。
落ち着いて集中すること、着席することは、
少しずつでもその体験を重ね、体が覚えることが大切だと思います。
以前の記事「まずは着席。じっと見る。」をして、着席効果があるうちに
続けてこのウレタンパズルをするといいと思います。
「まずは着席。じっと見る。」は、楽しい、もっと見たいという気持を引き出します。
ウレタンパズルは、外すときと入れるときの心地良い感覚や
出来たという達成感や自信が落ち着きを導き出しているようです。
ウレタンパズルが上手に出来るようになって来たら、
丸、三角、四角のような図形のパズルに
ステップアップするといいと思います。