心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

療育に役立つ自動販売機

2017-02-06 13:28:41 | 発達:物と物の関係づけ



2~4歳のお子さんの療育当初によく利用するのが自動販売機です。

①多くの子どもが興味を持ちやすい

②コインを入れる指先の巧緻性(器用さ)がわかる

③全体の仕組み(物と物の関係性)の理解の有無

④ジュースを元に戻すときのマッチングの理解の有無

⑤コインを財布から出すときのファスナーの理解の有無

⑥「ジュースちょうだい」「はい、どうぞ」などのやり取りへの発展

などなど、この1台でお子さんの今を色々と知ることが出来、楽しんでくれます。


初めは、コインをうまく入れられないというところからスタートすることもよくあります。

入れられるようになったが今度は、入れることが楽しいので入れるばかりで、

自動販売機の仕組みについて気付くのは、だいぶん先になる場合もあります。

入れることに夢中な時期は、それを見守ります。

気が済んだかなという時期が来たら、次に進みます。

最後には、一連の流れやごっこ遊びも出来るようになるお子さんがほとんどです。

自動販売機は、療育に役立つおもちゃの1つです

また、入れるばかりなら、自動販売機以外にも入れる教材を使ってじっくりと楽しむのもよいと思います。

ペットボトルに大きめのビーズ、透明の貯金箱におもちゃのコインなどおすすめです。