心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

きらきら穴落としで着席

2020-11-17 18:13:07 | 発達:関係づけ
着席することが苦手なお子さんにおすすめの「きらきら穴落とし」
 
きらきらしたものが好きなお子さんが多いので、
 
比較的、取り組みは良いと思います。
 
きらきらがいくつか入ったペットボトルを振って音を出して知らせます。
 
だいたいのお子さんが飛んで来て着席します。
 
着席したら、ペットボトルからきらきらを全部出して、穴落としをスタートします。
 
 
↑お子さんの利き手の前に1つきらきらを置きます。
お子さんは、ペットボトルを片手で支え、利き手で入れます。
 
小さい口が難しい場合、↓大きめの口のペットボトルから始めて下さい。
 


着席がとても苦手なお子さんは、少ない数から始めて、
 
1つでも入れることが出来たら、おおいに褒めてあげましょう!
 
 
ポイントは、きらきらを1ずつ渡すことです。
 
大人が持っている全部を奪い取ろうとすることもありますが、
 
お子さんに見えないようにしっかり握っていれば、大丈夫です。
 
多くを渡すとわしづかみにして、そのまま入れようとしたり、
 
全部をばら撒いてみたりと目的が達成されないことが起こります。
 
 
1つずつ渡すことで、指を使ってつまみます。
 
1つなのでしっかり見ます。
 
見ることで物と物の関係がわかります。
 
出来た達成感を味わえます。
 
座れば何か、いいことがあるかも…と、
 
また次も着席してくれます。
 
 
2才前後で療育を始める場合、座ることが苦手なお子さんが多くいます。
 
人が座っていられること、見て、聞いて、出来ることは、
 
他者とのコミュニケーションや学習において大事な1歩です。
 
 
3歳ぐらいまでのお子さんに適した課題ですが、
 
それ以上のお子さんであっても必要な場合はどんどん活用して下さい。
 
落ち着いて出来るようになったら、1つずつを卒業して
 
いくつかいっぺんに渡して、1つずつ入れることが出来れば拍手です!
 
 
この課題は、着席と同時に微細運動、目と手の微細協応運動が養われ、
 
型はめやパズル、ブロック、工作などにつながります。
 
 
*きらきらは、水槽の底に入れたりするインテリア品です。
 プラスチック製のとても軽いものです。


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