心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

ルール色々。100均、バランスツリーで楽しむ

2023-09-29 11:57:17 | 療育:ゲーム

100均のバランスツリーにアレンジを加えることで

幅広い年齢のお子さんと楽しむことが出来ます。

↑本来は、対象年齢6歳以上


↑本来のルールは、

バランスボードを組み立てる(土台に軸を差して乗せるだけ)

サイコロを振り、出た数によって、指定された色のコマを乗せる↓

1⇒ピンク 2⇒黄 3⇒オレンジ 4⇒緑 5⇒好きなコマ 6⇒コマを置かない

支援が必要なお子さんや6歳以下にのお子さんにとっては、

少々難易度が高いルールため

勝手にルールをアレンジして楽しんでいます。

↑バランスを考えながらコマを置くことは、難しいので

軸には乗せずそのままで使います。

コマをつまんで上手に乗せれるようになったり、

ゲームが面白いと思えるようになったら、

軸を使ってバランスを取る意欲が湧いて来ます。

バランスを取る時は、「そこ危ない!こっちがいいよ!」など

コミュニケーションが生まれます。

↑アレンジルールを作るために、本体とサイコロもアレンジ

コマと同じ色のカラーシールに数字を書いて貼ります。

<アレンジルール>

●自由にコマを置く

●参加者でコマを分けて持ち、置き切る競争をする

●色サイコロを振って出た色と同じ色のシールのところに置く

●数字のサイコロ(本来のサイコロが難し場合)を振って

 出た数字のところに置く

●数字サイコロと色サイコロを2つ一緒に振って

 出た色と数字のところに置く

 

アレンジルール、当然のことながら、成立しない事態が起こります

ボード上の数字や色には、限りがあるので、

条件に合ったところがもうない!と言うことになります。

そんな時は、チャンスです!!

「もう置くところがないね、どうしようか?」

「もう置くところがないし好きなところに置くことにしようか!!」

など、やりとりが生まれます。

納得がいかない子もいますが「変なゲームでごめんね」で謝りつつ

折り合いをつけてもらえるように話し合います。

世の中色んな場合があったり、色んなことが起こります。

その時、その時、臨機応変に考えたり、譲ったり、

諦めたり(切り替えたり)する力がつくといいのかなあと思います。

 

このゲームを通じて沢山のことが学べます。

微細運動、色、数字、バランス感覚、順番、競争、臨機応変…

お子さんに応じてそれぞれのオリジナルアレンジルールで楽しんで下さい(^^)

 

 

 


視線が合わない。そんなときに「こちょこちょ遊び」

2023-09-26 12:16:00 | 療育:コミュニケーション

こちょこちょ遊びに限らず、体を使った触れ合い遊びは、

子どものことばや人とのコミュニケーションの土とになります。

 

お子さんと目が合わない、表情が乏しい、ことばが遅いなどが

気になるときは、こちょこちょ遊びをおすすめしています。

好きな姿勢で大丈夫です。

お子さんの目を見て、「こ~ちょこちょ!」と言葉も動作も大げさにします。

子どもは目を合わせ、声を出して全身で喜びます。

一日の中で何度でも!!

改めてするのもいいですが、隙あらばと

「こちょこちょっ」とちょっかいを掛けるといいと思います。

子どもは、人っていいな、楽しいなと思えるようになります。

 

特徴のあるお子さんは、手を止めた瞬間に目をそらし、

無表情で立ち去って行くかもしれませんが日課のように

楽しんでいると変化が見られるようになります。

追いかけっこにも同じような役割があります。

何歳であってもしてあげて欲しいです。

 

こちょこちょ遊びは、赤ちゃんから楽しめる触れ合い遊びです。

赤ちゃんや幼児には、「いっぽんばしこちょこちょ」の歌に合わせて

全身を使ってあげると最高です!!