心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

「吸盤キャッチ」で成功体験‼

2017-04-08 15:03:41 | 発達:協応運動





↑吸盤で出来たボール!?平面であればどこでも簡単にくっつきます。



↑このように装着して表側で吸盤ボールを受け止めます。



小学生以上のお子さんに適しているように思います。

ボールをうまく投げられない、受け止められないというお子さんにとって

手軽に楽しめるアイテムの1つです。

ボールのように遥か彼方へ跳んで行ったり、

転がって行かないので出来ない感が少なくて済みます。

室内でも比較的安全に遊べます。

受け止めるときにまるでグローブで野球のボールを受けるように

スパンッと音がしてとても気持ちが良く成功体験を味わえます。

自分がキャッチボールがうまくなったような錯覚に陥り気分爽快です。

軽く投げてもうまく飛び、吸着するので、力任せに投げることが減り、

力の調節の練習にもなっているようです。


来室して、すぐに着席して課題に取り組みたくないお子さんが、

この吸盤キャッチをしてから課題を始めたいと言いました。

その提案を取り入れ、課題に入る前に何回かこのキャッチボールをすると

いい気分で取り組むことが出来るようになりました。

また、課題が終わった後も気持ち良くキャッチボールをして、療育を終えていました。

軽く体を動かすことと成功体験がストレス解消になっているようです。


この吸盤キャッチは、100均です。

ずっと前に購入しました。

現在も販売されていますが吸盤ボールが写真のものより小さいです。


★就学前のお子さんや小学生以上でもキャッチボールが難しいお子さんは、

吸盤ボールをガラスに向かって投げて遊ぶといいですよ!

数字の好きなお子さんなら、ガラスのどの辺りにくっついたら

何点と決めてすると楽しいです。

ゲームとしても出来ます。