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六本木アートナイト2014

2014-04-22 01:15:02 | 美術[ら]
六本木アートナイト

 昨年より1か月遅い時期に開催された今年のアートナイト、それじゃぁ暖かいのかと思えばそうでもなくて、どんな服装で行ったらいいのか迷いながら、総勢10人で夕方から六本木を散歩。とはいえ、早々と帰る人や、遅くから合流する人、土曜日で帰る人、夜明けまでフラフラする人、それぞれが都合の良い時間帯でフレックスタイム集合。結局、徹夜組は4人だった。

 アーティスティックディレクターは昨年同様、日比野克彦氏、「動け、カラダ!」というアミノ飲料のキャッチフレーズみたいなテーマで、ヒルズアリーナではヘッドフォンで音楽を聴きながら踊りまくる人々が、過剰にカラダを動かしていた。踊る阿呆と見る阿呆の温度差が極度に異なるイベントだ。

 国立新美術館は観覧無料、「イメージの力 - 国立民族学博物館コレクションにさぐる」 を見た。「イメージの力」という曖昧なタイトルからは想像のつかない、世界各国の民族衣裳やら祭礼の道具やら仮面やら装飾品やらがごっちゃごっちゃと展示されていた。これが予想外にツボにハマる。むずかしい事を考えなくとも、視野に入ってくる不思議な造形から、いろんな事を想像できる。

 異なる文化の地域から生まれた仮面が壁一面に並べられている。コワイ顔やマヌケな顔がごちゃ混ぜになってこっちを見ている。トーテムポールや、巨大な葬送の飾り、へんてこな人形、オシラサマ、ナマハゲ、悪魔の仮面、なんでもあるよ状態。昔から好きなカナダのハイダ民族のインディアンアートも展示されていた。400以上の展示品、これは意外に見ごたえのある展覧会、無料じゃなくてもお薦めの展覧会である。

 サントリー美術館では「のぞいてびっくり江戸絵画 科学の目、視覚のふしぎ」を500円で観覧。浮世絵はもちろん、望遠鏡まで展示してある。望遠鏡や顕微鏡で見た絵や、視覚の面白さに焦点を当てた作品を展示。巨大なノミの絵、サイボーグみたいなサイを描いた動物画などが興味深かった。

 外は割と寒かったし、街角アートも昨年と比べてなんとなく少なく感じたので、ずいぶん長い時間、カフェでうだうだと過ごして朝を迎えた。でも寝てないので徹夜には違いない。







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