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六本木アートナイト2018

2018-05-27 23:24:56 | 美術[ら]
「六本木アートナイト2018」

 今年で9回目のアートナイト、毎年実施時期が春になったり秋になったりで一定していない。まぁそれはそれでいいけど、今年ぐらいの気候の時期がいちばん見やすい鴨新米。でももう私は徹夜はしない。メインアーティストも毎年変わる。これは変わってくれた方がいい。今年は六本木ヒルズの金氏徹平、東京ミッドタウンの宇治野宗輝、国立新美術館の鬼頭健吾と、主要会場3か所で違うメインアーティストが担当している。そのほうが特色が出て面白いだろう。いつもは見逃してしまうギャラリーも今年は半分くらい見て回れた。主要会場のお祭り騒ぎとは違って、ギャラリーのほうは客が増えても静寂を失ってはいないので割と落ち着ける。アートナイトに連動して美術館4館共通招待券(スペシャルチケット)をゲット。




「建築の日本展」@森美術館

これは結構見応えがある。会津さざえ堂の1/15建築模型は外壁のアクリル板から螺旋階段の様子を見ることができる。古代出雲大社本殿1/50模型、佐川美術館1/30模型、東博法隆寺宝物館1/50模型、京都祇園閣1/20模型など興味深い展示がたくさん。いちばん面白いのが山口県宇部市に石上純也が造った「House & Restaurant」でその建築方法が画期的。設計図通りに地面に穴を掘ってそこにコンクリートを流し込み、後でコンクリートの下の土を取り除いた隙間を居住空間とする。メイキング映像を見て感動。



「ガレも愛した清朝皇帝のガラス」@サントリー美術館
 
 清朝のガラス工芸とエミール・ガレのガラス工芸を比較できるように展示している。清朝の鉢なども山ほど並んでいるが、その中には淡いブルーやイエローの鉢があって、当時はきっとその明るい色合いに感動していたのだろう。でも現代人が見ると、ぜんぜん重厚には見えず、その辺の百均で買えそうな雰囲気がぷんぷんしてしまう。持てばガラスだろうが見ているだけなら108円のプラスチック食器みたいだ。



「こいのぼりなう 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」@国立新美術館

 テキスタイルによるこいのぼり300匹が空中に浮かんでいる不思議な空間。こいのぼりといっても目が付いているわけではないので、遠目に見るとコーラの瓶に見えたりカツオ節に見えたり。




「写真都市展 - ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち -」@21_21 DESIGN SIGHT

 以下省略

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