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主人公は僕だった

2007-05-19 22:35:27 | 映画[さ]
主人公は僕だった オフィシャルサイト

 国税庁の会計検査官ウィル・フェレルの頭に、ある日突然、女の声でナレーションが聞こえてくる。空耳アワーかと思ったら、自分の動作や考えを覗かれてでもいるように的確なナレーションだ。周りの人には、とうとうイカレポンチになっちまったと思われるし、仕事も手に付かない。思い余って「なんか俺に関する噂が聞こえてくるんですけどもぉ」と、文学部タダのダスティン・ホフマン教授に相談する。どうやら自分が何かの小説の主人公に抜擢されているらしい。主人公になるのはいいとしても、作家はどうやら主人公を死なせようとしているとわかって大慌て。という話。

 CG使ったり、現実と空想が入り混じったりする表現も面白い。もともと現実と小説が入り混じっている映画だから、何があってもおかしくない。ダスティン・ホフマンとの会話は漫才みたいで笑った。「トゥルーマンショー」っぽい感じもするコメディだが、意外とちゃんとしていて、いい感じの映画だったので「主人公は僕だった」というダサい邦題が逆に残念な気もする。作家役のエマ・トンプソンは神経質そうなアブナイ雰囲気がいい。ケーキ屋のねいちゃん役のマギー・ギレンホールもいい感じ。

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