
『シン・ゴジラ』
脚本・総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
出演:ゴジラほかたくさん
シンは新らしいゴジラということだろう、出演者たちはゴジラという名前を初めて聞く人たち、ということはもうその時点で、この世界の出来事ではない映画となる。巨大生物の可能性とか発言するとそんなものはあり得ないと一蹴される。現代という時代設定で、1954年の初ゴジラの驚き気分を味わってもらおうという趣向だけど、ゴジラはあまりにも世間に浸透しすぎてしまった名詞だから・・・松井秀喜がいたとしてもニックネームはゴジラじゃない世界。んなことはどうでもいいか。
このゴジラは身長118.5mもある巨大なヤツで、ものすごく不気味で強い。牛久大仏が120mだから同じくらいかな。でも牛久大仏は暴れない。「巨神兵東京に現わる」のイメージがそのまま活かされているって感じ。巨神兵の化身みたいなゴジラは親しみやすいというよりもキモイ。初ゴジラも恐怖の対象だったのだろうが、いつのまにかみんなのアイドルになっちゃって「シェー!」とかやっちゃうおちゃらけゴジラも出てきたりしていたので、原点回帰としてはこれでいいのかも。「アナコンダ」とか「ジョーズ」みたいな映画で愛らしい人食い大蛇やら心やさしい人食い大鮫なんて出て来ないから、ゴジラだって本来はおぞましい存在であるはず。といわけで最初の登場シーンからして充分におぞましいぞ。
もちろん主役はゴジラなのだが、ゴジラをネタに政治家たちが保身のために右往左往するドタバタ劇場みたいな雰囲気も強くて、それはそれで面白いんだけど、割としつこい。この辺りは好き嫌いが分かれそう。
今回の個人的大ヒットは「在来線爆弾」かな。
脚本・総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
出演:ゴジラほかたくさん
シンは新らしいゴジラということだろう、出演者たちはゴジラという名前を初めて聞く人たち、ということはもうその時点で、この世界の出来事ではない映画となる。巨大生物の可能性とか発言するとそんなものはあり得ないと一蹴される。現代という時代設定で、1954年の初ゴジラの驚き気分を味わってもらおうという趣向だけど、ゴジラはあまりにも世間に浸透しすぎてしまった名詞だから・・・松井秀喜がいたとしてもニックネームはゴジラじゃない世界。んなことはどうでもいいか。
このゴジラは身長118.5mもある巨大なヤツで、ものすごく不気味で強い。牛久大仏が120mだから同じくらいかな。でも牛久大仏は暴れない。「巨神兵東京に現わる」のイメージがそのまま活かされているって感じ。巨神兵の化身みたいなゴジラは親しみやすいというよりもキモイ。初ゴジラも恐怖の対象だったのだろうが、いつのまにかみんなのアイドルになっちゃって「シェー!」とかやっちゃうおちゃらけゴジラも出てきたりしていたので、原点回帰としてはこれでいいのかも。「アナコンダ」とか「ジョーズ」みたいな映画で愛らしい人食い大蛇やら心やさしい人食い大鮫なんて出て来ないから、ゴジラだって本来はおぞましい存在であるはず。といわけで最初の登場シーンからして充分におぞましいぞ。
もちろん主役はゴジラなのだが、ゴジラをネタに政治家たちが保身のために右往左往するドタバタ劇場みたいな雰囲気も強くて、それはそれで面白いんだけど、割としつこい。この辺りは好き嫌いが分かれそう。
今回の個人的大ヒットは「在来線爆弾」かな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます