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デ・キリコ展

2014-11-03 21:01:39 | 美術[た]
「ジョルジョ・デ・キリコ展 変遷と回帰」@パナソニック汐留ミュージアム

 デ・キリコは好きな画家のひとり。浜松市美術館でもやったようだが浜松は遠すぎた。パリ市立近代美術館の所蔵作品が半数以上を占める展覧会。自画像や肖像画、風景画なども展示されている中、やはりデ・キリコといえば、あの妙な雰囲気を醸し出す無機質な作品が気にかかる。それらは第4章「再生 - 新形而上絵画」のコーナーから登場する。その画面上には仮面、定規、箱、煙突、建物、彫像、影などから成る、何か起こりそうな予感のする風景や不思議なマネキン的物体人物が形作られている。

 《不安を与えるミューズたち》 は絵画の他に、ブロンズ像も展示されていて、美術館の演出としてウニョウニョと蠢く影の映像が映し出されている。それをずっと見ているとマネキン的物体が呼吸をしているような不思議な気分を体験することになる。
 
 この美術館、ひさしぶりに行ったら、荷物を預けるロッカーが「i-LOCKER」というものに変わっていた。首から提げるバーコードのカードを渡され、読み取り部にかざすとパタッとロッカーの扉が開く。100円玉を用意しておく必要はない。他の美術館では見たことが無く、今回初めて使った。パナソニックの製品かどうかは知らないが、これからあちこちに普及していくのかな。

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