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単眼鏡ツアー/みちのくの仏像

2015-01-25 22:55:48 | 美術[ま]
 アートテラー・とに~さん主催の「ビクセン単眼鏡体験ツアー」に参加した。ビクセン社の人も来て、参加者に単眼鏡を貸し出して、東博の常設展示を見学するツアー。私は既に持っているので持参した単眼鏡や双眼鏡で見比べてみた。Vixen6倍の単眼鏡は至近距離25cmで焦点を合わせられるので美術鑑賞に丁度良い。離れたところにあるキャプションを読むときにも役立つ。Nikonのオペラグラスは4倍で至近距離は1.2mなので、もう一回り大きく見たいとか、目の前の浮世絵を見たいとかいう時は、いまいちだった。ケンコーの8倍ミニ単眼鏡は安くてかわいかったのでつい買ってしまったが、レンズが小さくて暗いので、ちょっと見辛い。10倍以上の大きな双眼鏡になると、もはや美術館で使うのは困難なので、横アリとか武道館とか戦場とかで使うようにしよう。Vixen6倍の単眼鏡は小柄で65gという軽さなので常時携帯しても苦にならない。それなのに持って行きそびれたことが何度もあるが、これからは絶対忘れないようにしようと心に誓うのであった。

「みちのくの仏像」@東京国立博物館

 フリータイムは、見たかった仏像展を見た。インドの仏像でもないし、ゾウに乗った仏像はいるけれど、仏像に乗ったゾウは初めて見た。頭にゾウを2匹くっつけた成島毘沙門堂の「伝吉祥天立像」。
 

 円空仏も3体あったが、後期のササクレ立った「俺に触れたら怪我するぜ!シリーズ」と違い、初期の頃のつるつるした円空仏はヘビメタじゃなくてスローバラードだった。20体くらいの小規模展示だが、東北初の国宝仏や、3.11で損傷し京都で2年間に渡り修復された仏像、862年貞観地震と3.11を耐え抜いた仏像、高台で津波を免れた仏像などが展示されている。

 仏像展でも単眼鏡は役に立つ。大きな仏像の頭にひっついているちっこい化仏を見たい時や、表面の細かい彫り跡を見たい時など、もう手放せない。特に仏像のある場所は、写真撮影のできない場合が多いので、デジカメのズームで撮って見ることができない。そんな時こそ単眼鏡の出番である。

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