『北の桜守』
監督:滝田洋二郎
出演:吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、岸部一徳、佐藤浩市、阿部寛、中村雅俊
吉永小百合120本目の出演作品。とはいえそのうち私が見たと思える作品は数本で、他の吉永小百合作品と比べてどうだったとかはわからない。私はタモリさんみたいなサユリストではないので特に意識していなかったし、吉永小百合さんで思い浮かぶのはAQUOS亀山モデルのCMくらいだ。でも何かの縁でなんとなく見てみたらもう涙なしにはいられない感動の嵐。
戦時中の樺太や北海道が舞台なので、悲惨なシーンや雪深く寒いシーンもあるけれど、タイトルが桜守だから、きれいな桜のシーンももちろんある。戦争の悲しみだけでなく、老いて行く母の姿と向き合う息子が描かれる映画なので、戦争を知らない私でさえ身につまされるシーンがあり、もうたまらない気分になる。これ以上泣きたくないからもう終わってくれなどと思いながらもラストまで目を離せない。
この映画にはちょっと変わった演劇舞台調な演出が盛り込まれている。最初はなんだこれ?と思うが、全編を通して見れば、そんなことは映画の進行に何も水を差すことのない上質なナレーションに思えて来る。よくある演出では、現在の姿から始まって、昔を語り始めると過去のシーンに変わることがある。タイタニックもそうだった。そういう演出のひとつだと思えば特に違和感も感じないし、逆に映画の印象を強めた感じ。
監督:滝田洋二郎
出演:吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、岸部一徳、佐藤浩市、阿部寛、中村雅俊
吉永小百合120本目の出演作品。とはいえそのうち私が見たと思える作品は数本で、他の吉永小百合作品と比べてどうだったとかはわからない。私はタモリさんみたいなサユリストではないので特に意識していなかったし、吉永小百合さんで思い浮かぶのはAQUOS亀山モデルのCMくらいだ。でも何かの縁でなんとなく見てみたらもう涙なしにはいられない感動の嵐。
戦時中の樺太や北海道が舞台なので、悲惨なシーンや雪深く寒いシーンもあるけれど、タイトルが桜守だから、きれいな桜のシーンももちろんある。戦争の悲しみだけでなく、老いて行く母の姿と向き合う息子が描かれる映画なので、戦争を知らない私でさえ身につまされるシーンがあり、もうたまらない気分になる。これ以上泣きたくないからもう終わってくれなどと思いながらもラストまで目を離せない。
この映画にはちょっと変わった演劇舞台調な演出が盛り込まれている。最初はなんだこれ?と思うが、全編を通して見れば、そんなことは映画の進行に何も水を差すことのない上質なナレーションに思えて来る。よくある演出では、現在の姿から始まって、昔を語り始めると過去のシーンに変わることがある。タイタニックもそうだった。そういう演出のひとつだと思えば特に違和感も感じないし、逆に映画の印象を強めた感じ。
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