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THE BODY 人体 - 神秘への挑戦 -

2018-03-18 20:50:31 | 美術[さ]
「人体 - 神秘への挑戦 - 」@国立科学博物館

 内臓とか骨とか脳とか、人体の直接見えない部分の神秘に焦点を当てた展覧会。人体スライス標本の展覧会ほどのインパクトはないが、人体と言ったら「俺そゆのあんまし興味ねーし」なんていう人はいないだろう。自分自身の事でもあるし。近頃腰が痛いとか近頃鼻水が凄いとか近頃頭が悪いとか思っている人は、なおさら人体について気になっているに違いない。

 「神秘への挑戦」は人体のいまだに解明されていない事柄について、解剖、観察、研究を重ねることによって、体の構造を理解すること。そうすれば医学的に優れた治療方法にたどり着くことができる。それも最先端テクノロジーをもってすれば、昔では想像もできなかった速さと手段で神秘を解明できそうだ。

 人間と他の生き物の脳やら内臓やらの大きさを比較しているコーナーも興味深い。人間の血液は4.6リットル、それに対してゾウの血液は245リットルもある、などの比較も実際に赤い液体を見せられれば一目瞭然でわかりやすい。

 以前は脳が体の全てを司る中心だと思われていたが、実は骨やら筋肉やらいろいろな部位がネットワークを作り協力し合って体の機能を保全しているらしいことがわかったきたようだ。それならばインターネット時代の到来は生命誕生の時から決まっていたってことだな。

 ミュージアムショップを見ると、他の展覧会と似たようなグッズが並んでいる。でも内臓をプリントしたTシャツやらお菓子やらって売れるのだろうか?ちょっと心配だ。ペンフィールドのホムンクルス携帯ストラップやフィギュアでもあれば買ったのに・・・

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