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館長 庵野秀明 特撮博物館

2012-07-23 09:39:21 | 美術[た]
「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」@東京都現代美術館


 モスラが倒した東京タワーかた始まって、見たことのない大むかしのSF映画のアイテムやミニチュア宇宙船、戦闘機、回転ドリル、メカゴジラ、日本沈没のジオラマ、マグマ大使、ウルトラマン、etc・・・ もう棺桶に両足突っ込んでいる若くない人たちも再び立ち上がりそうな展示物が目白押し。

 再現された特撮美術倉庫の中には古びた潜水艦やら戦車やらゴジラの足やらが山ほど納まっていて半端なく夢に出そうな極楽園。撮影で使われた昔のミニチュアが時を経てこんなにキラキラしたお宝になるとは思わず、使いまわして壊してしまったものも多数あった。その中で幸運にも生き残った「物」たちがMOTに集合している。

 10分くらいの短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」も上映中。CGでなんでもできる現代に、わざわざ特撮のみで撮った映像は迫力満点。撮影風景も映像で流れていて、ビルの壊し方やら爆発のテクニックやらを紹介、やけに楽しそうな撮影クルーの顔がうらやましいぞ。

 500円で音声ガイドを借りてみた。そしたらびっくりくりくり。音声案内ポイントが70箇所もあり、ほぼ全編に渡って解説が付いているという超ヴォリューム。聞きながら見て回ると3時間かかる。清川元夢氏による昭和レトロ調な解説がいい感じ。時間のある人にはお薦め。

 地下に展開する大型ジオラマだけは写真撮影OKとなっている。それに気づかずにデジカメもろともロッカーに預けてしまって冷や汗。幸いと言うかしかたなく、いまいちなスマホのカメラで撮影したけど、それでもじゅうぶん楽しめた。





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