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佐伯祐三とパリ、ポスターのある街角

2014-05-10 23:49:30 | 美術[さ]
「佐伯祐三とパリ、ポスターのある街角」@静岡県立美術館


 佐伯祐三の作品58点、その周辺の画家18点、パリの広告29点、その他資料を展示している。佐伯祐三58点は「没後80年展」以来の大量投入。今回はその全てが、大阪新美術館建設準備室の所蔵品。

 初めて見た「蟹」が美味しそう。しかしこのカニは活きが悪いからと捨てられたものをごみ箱から拾い出して描いたものだとか。絵にした途端に活きが良くなってしまったのかに。

 《モランの寺》の絵も5種類並べて展示してある。他には《汽船》、《立てる自画像》、《街角の広告》、《レストラン》、《靴屋》、《郵便配達夫》など、佐伯祐三の名品が揃っている。

 元々、大阪新美術館の構想は佐伯作品の寄贈が契機になったということで、今は日本最大の佐伯コレクションを所蔵しているのだそうだ。新しい美術館は中之島の国立国際美術館のすぐ横あたりに作られるらしいが、いつできるのかはわからない。準備室だけで終わっちゃったりして。

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