わたしいまめまいしたわ@東京国立近代美術館
「私今眩暈したわ」って回文タイトルにおびき寄せられるように竹橋に向かった。見るまでは、どういう展覧会なのか、さっぱりわからなかった。私と他者との関係を切り開こうとする作品を集めたということだが。
◆日高理恵子 : 「樹を見上げてⅦ」 :見上げた木の枝がかなり大きなキャンバスに黒一色で描かれている。これだけデカいと臨場感がある。
◆斎藤真一 : 「上河原の陽」 :おおぜいの妙な顔をした女が悲しんでいる。悲しみながら三味線を弾いている女もいる。奥のほうではひとり、完全にいっちゃってへらへら笑っている女もいる。全体的に赤い違和感満点のキモい絵だ。
◆高峰格 : 「God Bless America」 :8分間のビデオ作品。中央に粘土で巨大な顔を造って、何日もかけてそれをこねくりまわしていく映像。その後ろでは、作者である男と女が日常生活を繰り返している。デンと座った粘土像と、ちょこまか動き回る人間の対比が不思議なイメージを作っている。
◆キムスージャ : 「針の女」 :4面ビデオ作品。メキシコシティ、カイロ、ラゴス、ロンドンという4都市のやたら人通りの多い繁華街の真ん中に、針のように意味もなく突っ立っている後ろ向きの女。すごく邪魔なのだ。みんなよけて歩いていくのだが、ロンドンのようにほとんど興味を示す人もいない都市があるかと思えば、ラゴスでは人が集まってきて、ニコニコしながらいつまでも様子を見守っていたりして、土地柄の違いが面白い。
◆舟越桂 : 「森に浮くスフィンクス」 :男だか女だかわからない体型に宇宙人みたいな顔つき、両脇から木の枝が4本生えている。まるでマーズアタックの火星人に改造されたみたいな妙な姿で静かに佇んでいる。
いったいこの展覧会のテーマってのは何なんだろうと再度考えながら見ていたら私今眩暈したわ。
「私今眩暈したわ」って回文タイトルにおびき寄せられるように竹橋に向かった。見るまでは、どういう展覧会なのか、さっぱりわからなかった。私と他者との関係を切り開こうとする作品を集めたということだが。
◆日高理恵子 : 「樹を見上げてⅦ」 :見上げた木の枝がかなり大きなキャンバスに黒一色で描かれている。これだけデカいと臨場感がある。
◆斎藤真一 : 「上河原の陽」 :おおぜいの妙な顔をした女が悲しんでいる。悲しみながら三味線を弾いている女もいる。奥のほうではひとり、完全にいっちゃってへらへら笑っている女もいる。全体的に赤い違和感満点のキモい絵だ。
◆高峰格 : 「God Bless America」 :8分間のビデオ作品。中央に粘土で巨大な顔を造って、何日もかけてそれをこねくりまわしていく映像。その後ろでは、作者である男と女が日常生活を繰り返している。デンと座った粘土像と、ちょこまか動き回る人間の対比が不思議なイメージを作っている。
◆キムスージャ : 「針の女」 :4面ビデオ作品。メキシコシティ、カイロ、ラゴス、ロンドンという4都市のやたら人通りの多い繁華街の真ん中に、針のように意味もなく突っ立っている後ろ向きの女。すごく邪魔なのだ。みんなよけて歩いていくのだが、ロンドンのようにほとんど興味を示す人もいない都市があるかと思えば、ラゴスでは人が集まってきて、ニコニコしながらいつまでも様子を見守っていたりして、土地柄の違いが面白い。
◆舟越桂 : 「森に浮くスフィンクス」 :男だか女だかわからない体型に宇宙人みたいな顔つき、両脇から木の枝が4本生えている。まるでマーズアタックの火星人に改造されたみたいな妙な姿で静かに佇んでいる。
いったいこの展覧会のテーマってのは何なんだろうと再度考えながら見ていたら私今眩暈したわ。
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