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本堀雄二「紙の断層 透過する仏」

2010-06-10 22:29:48 | 美術[は]
「本堀雄二 - 紙の断層 透過する仏 -」展@INAX ギャラリー 2

 本堀雄二氏のダンボール仏像の展覧会を28日まで銀座でやっている。昨年、神戸ビエンナーレで見て、その意外な荘厳さに感動した「BUTSU」をまた見られた。

 横から見ると「ホクレン」とか「博多なす」とか「爽建美茶」とか商品名がもろに出たままの単なる使用済みダンボールだが、前に回ると突然ありがたみが湧きだす雰囲気。ダンボールの断面から後方の光が漏れ出て輝く仏像が出現するさまは、まるでいかさま。仏像の中には、さながら心臓のようにリングが入れ込んである。

 今回いちばん大きな作品は高さ2mの薬師如来坐像で、ボリューム感満点、四畳半の真ん中に置くと生活がし辛くなるといった大きさ。86万円という値段がついていた。



案内はがき: 写真の《聖林寺 十一面観音》は展示されてなかった。



《法隆寺 百済観音》は高さ190cmのひょろ長い姿で水瓶をぶら下げている。これで29万円



神戸ビエンナーレのコンテナ内部展示風景


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