日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

マディソン郡の橋

2014-08-05 11:46:26 | 映画
「マディソン群の橋」と入力し、
えーどーしてどこの図書館にもないの、
一世を風靡したのにーと憤慨した時もあった。
日本語はややこしい。

好き嫌いが分かれる小説であり、映画です。
私は好きですね。

とっときのシーンは、雨の日の再会。
信号でロバートの車が止まる。フランチェスカと夫の車は、その後ろにつく。
ロバートは車の物入れに手を伸ばし、
(ああ、最初の日、彼は同じことをして、彼の手が私の足に)
取り出したのは煙草ではなく、フランチェスカの十字架。
バックミラーに掛けたのが、はっきりわかった。
信号が青になってもロバートは発進しない。
私を待っている……フランチェスカはドアのロックに手をかける。ロックを外す。どうする、どうする。

素晴らしかった。


もし日本に舞台を移したら、どうだろう。
ただの農家の主婦、というはどうもうまくない。

女の方にも、世界を渡り歩いた男を魅了する何かがなくてはいけない。
万葉集を諳んじる、じゃ、やっぱりダメだよなあ。

クリント・イーストウッドじゃあまりにも老けすぎって気もしたが、
逆に、「若い男に溺れた」感じから遠ざかってイイのかも。

エロイカへの愛がこもった

2014-08-05 11:41:44 | ほんをよんであふれたもの
図書館で「エロイカ」の35巻、36巻を借りてきました。
読むのが大変つらく、
タイトルがこれでなかったら、
とおの昔に彼は消えていただろう。
三人の主人公とともに。
そう思えた時期もありましたが、
だいぶ愛が復活しています。
最盛期の7掛けくらいに。
何より二人が上手くかみ合っているのがいい。