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8月10日が、判例百選で書く合格答案の作法、生クラスの初日だったのですが、ものすごい人でびっくりしてしまいました。とにかく教室に入りきらなくて、隣の教室のモニターで同時放映なんて、レック・イズ・ナンバーワン時代の再来ですね。
企画、教材、営業、名物講師(笑)がうまく噛み合いました。
やはり、皆さん、判例を読むのに手こずっておられるんですよね。百選は超基本判例集ですが非常に読みにくい本です。だいたい、判例というのは職業裁判官でも読むのが苦痛なんですから仕方ないことです。それに解説部分もこう言ってはなんですが、玉石混淆ですしね。
今回、猛烈な勢いで判例解説と答案の書き方を講義して改めて思ったのですが、これだけ人がいらっしゃるということは、ソクラテスメソッド(対話方式)によるロースクールの講義がやはりまだ発展途上で、院生には効率が悪く感じると言うことです。私自身、ローでの授業よりも今日の方がはるかにストレスを感じないで授業が出来ました。
実務家養成教育に特化した法科大学院が法学部とは別に出来たのに、予備校の判例解説の講座にこれだけ人がいらっしゃるということは、ロー関係者としては考えさせられるものがあります。
また、今回レックのスタッフもチーム宮武もロースクール経験者に集まってもらって、共に話し合いながら企画と教材を練り上げたわけですが、ロースクールで、授業の持ち方や教材作成の段階からロー生の意見を聞くなんていう法科大学院はないわけです。ローの実力者が集まって、教授と一緒にどんな授業をするか、どんなテキストを作るか、一緒に考えて、一緒に作ったから、今日の成功があったのだと思います。
それと、いずれは全受験生が新司法試験を受けなければならないのに、この講座のように、本当の意味で合格答案の書き方を指導することに特化した講義が実はロースクールにないのが大問題なのです。
逆に言うと、ロー生のニーズをちゃんと吸い上げれば、もっともっとロースクールの授業は良くなり、法科大学院廃止論なんて吹き飛ばせると思います。
今回の講座で言うと、チーム宮武が作ったテキストが、私の意向を本当に良くとらえてくれていて、注文通り。めちゃめちゃよくできていて、授業がしやすかったです。受験生のニーズにも本当に良くあっており、アンケートも絶賛状態でした。
テキストはいずれ市販されると思うのですが、たぶん、完全整理択一六法、伝説の「論文の森」と並ぶ、レックの代表的出版物になると思います。
というわけで、まだまだ授業は始まったばかり。次回は来週の水曜日の夜ですから、今からでも十分間に合います。格安の(笑)生クラスに是非ご参加ください。
とにかく男性が多いです(笑)。年々、司法試験受験生の中で女性の占める比率が上がる法曹界において、毎年、男性の比率が増える宮武クラスって一体(涙)。
男性と共に、女性、カモン!
WEB講義やDVD講義を受ける受講生の方々にも、生クラスと同じ環境で勉強していただけるように、今日から、司法試験掲示板The Rainmakerで質問受けをすることにしました。
8月31日から開始するWEB講義やDVDクラスにも全国から参加して欲しいですね。
追伸 アンケート結果が届きました。
・ 判例百選にある判例はすべて「ランク付け」してほしい(論文用or択一で足りるなど、自習のために)
・ ためになりました。判例論証間のつながりが、「答案」の中で見えてきて面白かったです。
・ とてもわかりやすくて面白かったです。今年の新司法試験を受けた人間としても新たな発見が大量にありました。
・ 重要な点を指示してくださった点
・ 曜日と時間帯にもう少し選択肢があればもっといいと思いました。
・ 答案の書き方のコツ等も教えていただきたいです。
・ 値段が安く、生講義の緊張感があった点
・ 答案作成上でのキーワードをゴシック等で区別してテキスト作成していただけたら、後々整理し易いと思います。LECの熱意と本講座に対する気合いを感じました。ありがとうございました。
・ 新司まで踏み込んだ実践的な内容である点(ロースクール修了生ならば十分に理解できるものである)
・ 一人では読みにくい判例百選の問題点、論点を拾い上げて解説している点で、非常にわかり易かった。
・ 低価格なのがうれしい
・ 百選を覚えたり規範部分を論証に使っているだけでしたが、百選判例の考え方、他の事例での応用等の訓練になりました。
・ 判例百選を読むだけではわからないことがわかり、非常に勉強になりました。
・ 行政法とか書き方がわからない点でわかってよかった。
・ 答案の流れをつかめる点がよかった。
・ 講師の話がわかりやすかった。
・ 答案で、あてはめがより充実していれば、なお良いものとなるのではないかと思った。(5問目はとても充実していました。)規範の理由付けを付け加えてもらえたのは、とても参考になりました。答案に活かしたいと思います。
・ 判例の読み方だけでなく答案の書き方の指導もあったことがよかった。テキストの表のまとめがわかりやすくてよかったです。
・ 各判例がいかなる理由で大切であるかが明示されていた点。先生の話がわかり易かった点、教材がとてもよくできていた点、答案の作法(接続詞の用い方など)を伝授された点。
・ 答案作成の作法に沿う形で基本的な知識を確認できる点がよかった。加えて、非常に記憶に残りやすい・理解し易い講義である点、ロー修了生には適切なペースである点がよかった。
・ 申込書への料金明示をお願いします。
・ 25000円で欠席フォローもしていただけるとは、驚きです。
・ 自習ではどうしても判例の規範を暗記するのみになってしまい、答案作成で十分に使えないことになってしまいがちでしたが、本講義で勉強の仕方がよくわかりました。
・ 百選掲載判例について1冊につき30本だけでなく、関連判例も含めれば、多くつぶせ、択一対策としても使えそう。(少なくとも憲法以外は)
・ 答案として結論に至るプロセスを丁寧に説明していただけた点、テキストも分量も多く、わかり易くまとまっている点がよかった。
よろしかったら上下ともクリックしてくださると、たいへん嬉しいです。
サンデージャポンでおなじみの
京都の名門洛星高等学校のときに漫才師を目指しコンクールに出場、大賞を受賞。オール阪神・巨人のオール巨人に弟子入りし、一芸入試で立命館大学に入学。オールナイトニッポンのDJも1年経験している。大のプロレス好き。
テレビラジオでおなじみの「角田龍平」先生は、弁護士とは思えないご経歴の持ち主です。
最初に師事なさったのは、現大阪府知事の橋下徹弁護士(汗)。
弁護士としては、一般的な業務のほかに、スポーツ分野、エンタメ分野も担当されています。
・・・・むうう、時代は変わった(笑)
ロースクールにないというよりも、合格答案のような書き方を教えることが、受験指導ということになり禁止されているので、できないのではないでしょうか。
ロー生のニーズをちゃんと吸い上げれば、もっともっとロースクールの授業は良くなり、法科大学院廃止論なんて吹き飛ばせると思います。
わざわざ高い授業料を払って、ロースクールへ行かなくても、今年度より、予備試験が始まったのだから、予備試験を受験生全員で受ければいいのではないでしょうか。そうすると、2年後の新卒の司法試験受験生はゼロとなり、予備試験が司法試験にとって代わることになり、最終的には、予備試験合格者が最終合格者となる。すなわち、司法試験に合格しなくても、予備試験合格だけで、司法修習生の資格を得ることになる。ロ-はどんどんつぶれて行くことになるでしょう。
司法試験合格は、単なる通過点にすぎないのだから、効率よく、通過することが必要であり、「靴の上から水虫をかく」ような授業をするロ-へ行くことは不要でしょう。
どちらが有益かというような利益考量ができない人、あるいは制度だから仕方なく、行かざるを得ないというような、主体的でない人は、そもそも、法曹になる資質に欠けるのではないでしょうか。
なぜ判例百選の解説を実務家ではなく、学者が書くのか。調査官解説のエッセンスを可能な限りで、判旨(学者の引用で不十分)のあとにつければいいのにつけていない。受験生は、非効率な勉強をしていることになる。
今後、2回試験に必要な要件事実、事実認定に関してエッセンスを効率よく、テキストにしてはいかがでしょうか。司法研修所での起案の仕方・指導内容・方法を採り入れて、より実践的にすることも必要でしょう。
第2弾を期待しています。
法律学の担い手は実務家ではなく研究者なんです。学者の先生方の研究成果を実務家が利用させてもらうというのが、法律学の基本的構造だと思います。もちろんこれまでも協働作業はありましたが。
どうしても保守的になりがちな裁判所の感覚に刺激を与えるのは学者の論文ですよ。
最高裁は、もんじゅの事故の後でも、まだもんじゅの設置許可を取り消さず、原告の請求を棄却するようなところです。調査官の感覚も推して知るべし。
あまりの実務家信仰も考え物だと思いますよ。
それはそれとして、法科大学院制度を維持するのか、維持するとしてもロースクール教育がこのままでいいのか(良くはない)という問題は確かにあります。
第二弾はまた考えてみます。アイデアありがとうございました!
めちゃくちゃLEC運営へのピンポイント意見じゃないですか。先生、ちょっとはアンケート結果取捨選択してくださいよぉ。(笑)
って、このアンケート集計して送った張本人に言われたくないですよね?(笑)
先生、17日の講義もよろしくお願いします!
ちなみに、「めざせ教室2回連続超満員プロジェクト」進行中です。
申込書になんとかって意味がわからなかったんですが(爆)
お盆ですねえ。。。。。熱い、暑い、何もやる気がしません・・・・授業準備以外に、書面作成、約束した雑誌への寄稿、本の執筆、もしないと行けないんですが。。。。。。。