ノーベル平和賞受賞の日本被団協が石破茂首相と面談。核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加をするように要請したが、田中熙巳代表委員「石破総理の独壇場になり反論する時間が設けられていなかった」(呆)
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最近は、無駄な前置きや講釈が長い石破茂首相の答弁を「石破構文」というそうです。
今から80年に原爆を投下され、それ以来塗炭の苦しみを味わいながらも、核兵器廃絶と被爆者援護のために一生を捧げてこられた80代90代の被爆者の方々がわざわざ首相官邸に来てくださっているのにですよ
(自分が被団協本部まで会いに行け!)
(歴史上、被団協を首相官邸に呼んだのは2009年に民主党政権が誕生したときの鳩山由紀夫首相以来2度目だそうだから、まあそれはいいとして。)。
また石破首相の方が愚にもつかない持論を滔々と述べるとか、そもそもノーベル平和賞を受賞された日本被団協に対する敬意が足りないんですよ。
日本被団協の田中熙巳代表がノーベル平和賞受賞式で演説。「何十万という死者に対する補償は全くなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けています」と日本政府を告発。
【ノーモアヒバクシャ!】日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)にノーベル平和賞授与!「核兵器のない世界の実現に向けた努力」「核兵器の使用がもたらす人道的惨事に対する認識を高めるために尽力してきた」
祝!日本被団協のノーベル平和賞受賞!!日本が核兵器廃絶を目指して核兵器禁止条約に参加するのを良しとするなら、衆院選では自国維公(地獄逝こう)に投票するのは厳禁。まともな野党4党に投票するしかない。
2024年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員らが2025年1月8日、首相官邸で石破茂首相と面会しました。
ノーベル賞受賞後、田中さんら被団協のメンバーが石破首相と面会するのは初めてのことです。
面会は冒頭のみ公開されたのですが、石破首相は
「長年にわたって被爆の実相を世界に向けて発信され、ノーベル平和賞という大変な栄誉を受けられた。
極めて意義深いことで、心から敬意を表し、感謝を申し上げる」
と祝意を伝え、田中さんは
「お祝いのお言葉をいただきまして、ありがとうございました」
と答えました。
軍国主義者の石破茂首相に、所信表明演説でハト派で反骨の名宰相石橋湛山首相の言葉を引用する資格なし。岸田政権の軍事費2倍増をトランプ米大統領の要求に屈してさらに引き上げかねない石破首相を退陣へ。
ここまでは社交儀礼ですからいいのですが、田中さんらによるとその後の30分ほどの懇談では、広島で被爆した箕牧智之代表委員が、今年3月に米ニューヨークで開かれる核禁条約締約国会議への日本政府のオブザーバー参加を要請したのだそうです。
また他のメンバーからも、長崎の被爆体験者に対する被爆者健康手帳の交付や、
「国家補償としての被爆者援護」
を求める声もあがったんだそうです。
日本被団協の田中熙巳代表がノーベル平和賞受賞式で演説。「何十万という死者に対する補償は全くなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けています」と日本政府を告発。
マイクを持っておられるのが田中さん。
真ん中が箕牧智之代表委員。
それなのに、これらの被爆者の長年の悲願の要請に対して石破首相はそもそも核禁条約には一言も触れず、
「核のない世界を作るゴールは一緒だ。どういう道筋をとれるか、少しでも一致点を見いだしたい」
と述べただけで、さらに他のどの要請に対してもどれも明確な回答もなかったというのです。
そこで人格円満で常識人の田中さんは記者団に
「被団協として収穫ある会見にはならなかった。残念なことです」
と述べましたが、
「首相の独壇場で反論する時間は設けられず、収穫ある面会ではなかった」
ともおっしゃっておられて、内心、はらわたは煮えくり返っておられたと思いますよ。
被爆者の話をろくに聞かないで、自分の言いたいことだけ言いっぱなし、そんな「熟議」あるか!と。
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の田中熙巳代表委員が石破茂首相の持論「核共有」に対して「論外。政治のトップが必要だと言っていること自体が怒り心頭」と厳しく批判。石破自民党の安保構想が一番非現実的だ
このブログでは何とも指摘していますが、そもそも石破首相は2011年の福島原発事故直後にも自民党(当時野党)の政調会長として、原発は核兵器に使うプルトニウムの生産にも役に立つからなくすべきではないと、テレビで堂々と言ってのけたような人物です。
つまり、石破茂という人は根っからの核武装論者なんですよ。
そして、アメリカとの核兵器共有について、自分が内閣総理大臣になろうという去年の秋の乾坤一擲の自民党総裁選でもまだ公言していたという、自民党でも有数の核抑止論タカ派政治家です。
【#誰がなっても自民は悪党】軍国主義者で国防軍設置論者の石破茂候補がまた核共有を言い出し、中露の領空侵犯に相手を標的に武器を使用する「危害射撃」を自衛隊に認めろとまで言った【#自民党の無い平和な社会】
だから世界から核兵器を廃絶するどころではなくて、日本が核武装すべきだと内心では考えている石破首相が被爆者の方々にいけしゃあしゃあと
「長年にわたって被爆の実相を世界に向けて発信され、ノーベル平和賞という大変な栄誉を受けられた。極めて意義深いことで、心から敬意を表し、感謝を申し上げる」
だの
「核のない世界を作るゴールは一緒だ。どういう道筋をとれるか、少しでも一致点を見いだしたい」
だのと全く思ってもいないことを恥知らずにも被爆者の皆さんに言ったというのが、人格未熟なわたくしとしては血圧が上がってお薬をこの後飲むくらい腹が立って仕方ないです。
【#滅べ自民党】極右政治家石破茂の真実の記録。「憲法9条2項削除」「国防軍創設」「軍法会議創設」「徴兵拒否には死刑か懲役300年」「核武装のために原発推進」【#自民党の無い平和な社会】
これまでも失望するたびにまた前を向いて歩いてきた日本被団協ですから、代表委員の田中さんは
「世界が被爆者の運動を注目していますので、政府に対しても総理に対しても色々注文を付けながら、しつこく会見を申し入れていって議論していきたい」
と力強く宣言されています。
しかし、平均年齢85歳を超え、今年は10万人を切るだろうと言われている被爆者の方々には時間がないんです。
そしてロシアのプーチン政権によるウクライナ戦争での核兵器を使った威嚇を見ればわかるように、核兵器廃絶は被爆者の方々だけではなく全人類にとって大きなメリットしかない悲願です。
決して日本被団協を一人にしてはならない。
我々日本の市民が、アメリカ合衆国に原爆投下を2度された人々の子孫として、日本が核兵器禁止条約の会議にオブザーバー参加することから始めてもちろん条約を締結・批准して、核兵器を全面的に禁止して地球から根絶する先頭に立とうではないですか。
何度もノミネートされては逃してきたノーベル平和賞受賞にびっくりし過ぎて、高校生たちとこんなに驚いていた箕牧代表委員(笑)。
日本が核兵器禁止条約参加を決めて、もっと驚いて喜んでいる笑顔が見たい。
【祝】核兵器禁止条約の発効確定!批准国が50国に達する!!その批准国に圧迫を加えるトランプ米大統領と、絶対批准しないという菅総理と、オブザーバー参加しようと誤魔化しにかかる山口公明党代表(呆)。
他方で。。。
この悪党たちの存在もお忘れなく。
【#新旧おバカ対決】広島原爆忌の日にファッションショーに出て「バキューンして~」の歓声に応える日本維新の会の吉村洋文共同代表と、長崎原爆忌の前日に台湾で「戦う覚悟」を強調した麻生太郎自民党副総裁。
池田信夫氏と珍問答 核武装論者の橋下市長は、核廃絶は無理も何も、そもそも核廃絶などする気がない
被爆者からあなたに: いま伝えたいこと (岩波ブックレット NO. 1048)
「原爆裁判」を現代に活かす 核兵器も戦争もない世界を創るために
編集後記
どうやったらこの日本は良くなるか。見返りを求めず与える人たち、袴田巖さんのお姉さんひで子さんや日本被団協の被爆者の方々に学ぶ。
いつまでも、いると思うな、親と被爆者。
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石破首相は8日、ノーベル平和賞を受賞した被爆者団体の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」の田中 熙巳 代表委員らと首相官邸で面会した。被団協側から、3月に米国で開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に日本政府もオブザーバー参加するよう求められたが、首相は明確に答えなかった。
記者団に公開された面会の冒頭で、首相は「長年にわたり被爆の実相を世界に発信して大変な栄誉を受けたことは極めて意義深い」と祝意を伝えた。出席者によると、首相はその後、オブザーバー参加を要請されたが、「核のない世界を作るゴールは一緒だ。どういう道筋をとれるか、少しでも一致点を見いだしたい」と述べるにとどめたという。
約30分間の面会後、田中さんは「首相の独壇場で反論する時間は設けられず、収穫ある面会ではなかった」と記者団に語り、首相との面会を改めて求める考えを示した。
政府はオブザーバー参加に慎重な立場で、林官房長官は8日の記者会見で「他の参加国の状況も踏まえながら、現実的で実践的な取り組みとして、いかなる対応が適当か予断なく検証している」と説明した。
田中代表委員ら被団協のメンバーと面会した石破総理は冒頭、ノーベル平和賞の受賞について「極めて意義深く、長年の努力に心から敬意を表し、感謝申し上げる」と伝えました。一方、被団協側は原爆被害に対する国家補償などの要望を伝えたということです。
また、核兵器禁止条約をめぐり、これまで日本はアメリカの「核の傘」のもとにあるとして、条約に参加していませんが、被団協側は今年3月に行われる締約国会議に日本もオブザーバー参加するよう求めました。ただ、石破総理から明確な回答はなかったということです。
日本原水爆被害者団体協議会 田中熙巳 代表委員
「世界が被爆者の運動を注目していますので、政府に対しても総理に対しても色々注文を付けながら、しつこく会見を申し入れていって議論していきたい」
会談はおよそ30分間おこなわれましたが、田中代表委員は「石破総理の独壇場になり、反論する時間が設けられていなかった」と不満を漏らし、今後も石破総理との面会を重ね、要望を伝えたいとしています。
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