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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

内部被曝の恐怖33 工程表ステップ1達成は大嘘 今でも毎時10億ベクレルの放射性物質放出 

2011年07月20日 | 内部被曝の恐怖
原発は、エネルギー的にもコスト的にも完全に赤字なんです。もともと原水爆だけでなく、原発という技術が、つまり放射性物質が、人類には荷が重い、手に負えない代物だったのです。 . . . 本文を読む
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福島原発事故 内部被曝の恐怖32 口蹄疫より対応が遅い! セシウム放射能汚染牛肉問題

2011年07月19日 | 内部被曝の恐怖
宮崎県の口蹄疫の問題は、伝染病が他の牛にうつると、酪農家が大損害を受けるという問題でした。肉牛の被害を食い止めることは農家にとって生存権のかかっている大問題ですし、肉牛の素晴らしい遺伝子を遺していくことは食文化の問題でもありました。 しかし、「狂牛病」=BSE(牛海綿状脳症)と違い、口蹄疫の問題は人間の健康と命に関わる問題ではありません。 今回の、セシウム汚染稲わら→放射能汚染牛 . . . 本文を読む
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福島原発事故 内部被曝の恐怖30  福島の子ども45%甲状腺被ばく 原子力安全委 精密検査せず放置 

2011年07月05日 | 内部被曝の恐怖
福島第1原発事故で、原子力安全委員会は5日までに、国と福島県が3月下旬に実施した15歳までの子ども約千人を対象にした調査で、約45%の子どもが甲状腺被ばくを受けていたことを明らかにした。ただいずれも微量で、安全委は「政府として精密検査の必要はないと判断した」と説明している。調査は3月26~30日、福島県いわき市、川俣町、飯舘村の0~15歳の1080人にサーベイメーターで実施。実測値のほとんどは毎時0・04マイクロシーベルト以下で、年間被ばく線量に換算できないレベルだった。 . . . 本文を読む
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内部被曝の恐怖29 放射性セシウム下水汚泥9都県1万トン 1キロ8000ベクレル以下は埋め立てに使用

2011年06月17日 | 内部被曝の恐怖
否が応でも放射性物質と「共存」させられる。それがアフターフクシマの日本の世界です。想像してみてください。 毎日毎日、福島第1原発から放射性物質が海に、空に放出されています。それが福島だけではなく、数千万人が住む首都圏にまで降り注いでいます。東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県、群馬県など東北や関東地方を中心に、16都道府県で汚泥や焼却灰などから放射性セシウムが検出されています。このうち、濃度が低い自治体の場合は、セメント業者が引き取ったり、埋め立て処理をしています。ですが、9都県では処理できずに保管を余儀なくされている施設があり、群馬県で3510トン、茨城県で1670トン,、計1万トン以上に上ります。「楽観的に見積もってもあと1カ月で満杯」(さいたま市)など、多くの自治体が苦慮しています。 政府は、1キロあたり8000ベクレル以下のものは、跡地を居住などに使用せず、防水対策を講じれば埋め立て処分できると説明。8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の場合は、濃度や遮蔽(しゃへい)方法などの安全性を個別に評価したうえで、廃棄物処分場に埋め立て処分することも可能としています。10万ベクレルを超える場合は、可能な限りコンクリート壁や覆土で放射線を遮蔽できる県内の施設で管理することが望ましいとしています。いい加減です・・・ . . . 本文を読む
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内部被曝の恐怖28 年間許容放出量の320万倍72万兆ベクレルの放射能汚染水10万トン 20日に漏出か

2011年06月06日 | 内部被曝の恐怖
この地図の伊達市と南相馬市がすでに年間基準値を越えそうなんだそうです。放射能汚染水は浄化が間に合わなければあと2週間であふれはじめます・・・また大雨が来れば・・・ . . . 本文を読む
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内部被曝の恐怖27 学校放射線基準 年1ミリシーベルト以下目標なら、もう集団学童疎開も考える時期

2011年05月29日 | 内部被曝の恐怖
我が事務所の意見が採り上げられて(爆)、高木文部科学相は一昨日27日の閣議後の記者会見で、福島県内の学校で子供が1年間に浴びる放射線量について、「今年度は当面、年間1ミリ・シーベルト以下を目指す」と述べたんですね。 なんだよ、断りなしに記者会見するから、ここんとこ忙しくて気づいてなかったぜ(笑) 。。。。ああ、粘着して良かった! . . . 本文を読む
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福島原発事故 内部被曝の恐怖26真実の原子力 被爆医師肥田舜太郎「福島で広島の入市被爆者と同じ症状」

2011年05月21日 | 内部被曝の恐怖
肥田先生は被爆医師として6000人の被爆者を見てこられた方で、お願いして神戸の「9条の心」でも講演していただきました。原爆症集団認定訴訟でも大阪地裁をはじめ証言台に立っていただきました。肥田舜太郎医師と福島の女性肥田舜太郎が福島第1原発事故での被曝について語る 肥田舜太郎医師と福島の女性 『私が一番心配しているのは……元気な者を含めて、放射線の病気が始まってくるのはおそらくこの秋から。来年の春にかけてたくさん出てくるだろう、私は想像しています。(19:50)』『東北では、下痢がはじまっています。(18:50)』『(被ばく者の)最初の症状の一つに下痢が始まります。』『これは今の普通のお薬では止まりません。』 . . . 本文を読む
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国立がん研究センター 「外出を控えたり(汚染)野菜を食べない方が発がんリスクが上がる」見解のお粗末

2011年05月16日 | 内部被曝の恐怖
年間100ミリシーベルト以下は発がんリスクがないという恒例の発表で、目新しいことはありませんが、今回の目玉は、毎日3合以上お酒を飲む人と年間2000ミリシーベルト!の放射線を浴びるのと同じ発がんリスク(笑)、とか、被ばくを避けるために、外出を控えたり野菜を食べなかったりすると逆にがんのリスクが上がる(汗)、などと言いたい放題です。このセンター運営の実権を握っているのは、最高責任者の総長や病院長ではなく、厚労省から出向している役人たちです。特に指定席である運営局長(普通の病院の事務長に相当する)は、序列的にも総長に次ぐポジションとされ、病院長より格上に置かれています。 総長をはじめセンター幹部の人事権は厚労省に握られているため、センター職員は運営局長の意向に逆らえないと言われています。逆に運営局長は本省の威光をたよりに絶大な権限をふるいます。 というわけで、もうおわかりですね。 その国立がん研究センターが、やたら放射線の影響だけ矮小化する目的が。厚生労働省の意を受けての歪曲なわけです。 . . . 本文を読む
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子どもの日 内部被曝の恐怖25 近畿原爆症集団認定訴訟 大阪高裁判決文よりICRP基準の問題点

2011年05月05日 | 内部被曝の恐怖
近畿原爆症集団認定訴訟は、2008年(平成20年)5月30日、原告9人全員について、厚生労働省が原爆症申請を却下したのは誤りであるとして却下処分が取り消されました。原告全員が勝訴したのです。この判決がICRPの基準そのものについて、以下のように問題点を指摘していることは非常に重要です。「1審被告らは,ICRPによって世界的基準とされている事実をもって,DS86が世界的に承認されたシステムであり,何ら問題がないと主張するが,ICRPは,後に大きな欠陥があったとされるT65Dをリスク決定の基本資料として利用し,世界的に推奨していた時代もあり,現時点で他に有力な評価システムがなく,相応の合理性を有しているという以上にICRPが採用していることを過大評価することは相当でない。 . . . 本文を読む
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内部被曝の恐怖24 ICRPの放射線被曝限度年間1~20ミリシーベルトの安全基準はまだ甘い

2011年05月04日 | 内部被曝の恐怖
年間100ミリシーベルト被曝の発がんリスク が受動喫煙・野菜不足と同程度?国際的権威のICRP(国際放射線防護委員会)の報告、そのまた元となっているのが、「広島・長崎の原爆で放射能を浴びた約9万4千人と、浴びていない約2万7千人について、約40年間追跡調査した放射線影響研究所(広島・長崎)が持つデータ」という奴なんです。しかし、この研究所名と対象人数と調査年数だけでも権威ありげなデータが噴飯物なのです。一番ひどいのは、「放射能を浴びていない」2万7000人、すなわち被爆者と比べる比較対象者群=非曝露群として、なんと被爆者が選ばれてしまっていることです。比較の対象に遠距離被爆者(爆心地から2・5キロ以上で被曝していると遠距離)や原爆投下後に広島・長崎市内に入った入市被爆者が含まれています。被爆者と被爆者を比べれば放射線被曝の影響が小さく見えるのは当たり前です。 . . . 本文を読む
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福島原発 内部被曝の恐怖23 放射能汚染の汚泥 建設用セメント材に使用 セシウム海底でも検出

2011年05月04日 | 内部被曝の恐怖
原発から20キロも離れた海底から通常の1千倍の、しかもセシウムが検出されました。もうご存じの通り、セシウム137は半減期が30年(セシウム134は2年)。 海底にこれだけのセシウムが堆積している。これを貝が取り入れる。貝を蟹が食べて体内で濃縮。蟹を魚が食べて体内で濃縮。魚を人間が食べて・・・生物濃縮というのは凄いです。    人間は食物連鎖の頂点に君臨していますから、物質によっては最初の濃度の数百倍。悪くすると数万倍。 最初が通常の1千倍のセシウムなら、人間の体内で通常の100万倍? 水銀なら水俣病、カドミウムならイタイイタイ病、セシウムなら原爆症、というわけです。 使用済みの下水や雨水が下水道に集まり、放射性降下物がどんどん流れてきて放射能に汚染された汚泥が溜まり、放射性物質が蓄積する。たとえばセシウムが濃縮される。 そんなことは誰でもわかることです。半減期30年のセシウム137が通常の1000倍になりました。その放射能汚染汚泥900トン以上を住友セメントがセメント用の原料に使って!もうセメントに加工して!!栃木県、群馬県、茨城県で、道路、ビル、橋などの建設に使っちゃったんですって!!! . . . 本文を読む
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内部被曝の恐怖22 学校放射線基準 年20ミリシーベルで子どもの発がんリスク 200人に1人

2011年05月02日 | 内部被曝の恐怖
核戦争防止国際医師の会(IPPNW)といえば、国際平和ビューローとともに、私が所属する日本反核法律家協会が属する我が国際反核法律家教会(IALANA)と、世界法廷運動の呼びかけ3NGO団体になり、2005年に国際司法裁判所で「核兵器の威嚇及び使用は一般的に国際法違反である」という勧告的意見を勝ち取った友好団体。 ちなみに、この3団体の中で、うちだけがノーベル平和賞を獲っていません(笑)。 核戦争防止国際医師の会といえば、もちろん非常に権威のある団体なのですが、年間20ミリシーベルトという放射線被曝量は、「200人に1人」の発がんリスク増加だと! そうすると、下の計算によると日本の交通事故死の125倍になる(汗)。 福島第1原発事故で政府が、福島県内の小中学校などの屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準を、年間20ミリシーベルトを目安として設定したことに対し、米国の民間組織「社会的責任のための医師の会(PSR、本部ワシントン)」が2日までに「子供の発がんリスクを高めるもので、このレベルの被ばくを安全とみなすことはできない」との声明を発表した。 PSRは1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師の会」の米国内組織。 声明は、米科学アカデミーの研究報告書を基に「放射線に安全なレベルはなく、子供や胎児はさらに影響を受けやすい」と指摘。「年間20ミリシーベルトは、子供の発がんリスクを200人に1人増加させ、このレベルでの被ばくが2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となる」として「子供への放射線許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当なことだ」と批判した。 . . . 本文を読む
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福島原発 内部被曝の恐怖21 学校の子ども 放射線年間20ミリシーベルト 「安全」と安心は違う

2011年05月02日 | 内部被曝の恐怖
福島第1原発事故で高い放射線量が測定された校庭の利用問題について、福島市など県内の6自治体の首長が1日、高木義明文部科学相を訪ね、土壌処理法の基準提示や費用支援などを求める要望書を提出した。 文科省が暫定的に年間20ミリシーベルトと定めた校庭利用の放射線量の積算上限について、瀬戸孝則福島市長は「安全でも、安心とは違う。保護者には不安が広がっている」と述べた。 4月24、25日に福島、茨城、千葉、埼玉、東京の5都県計23人から提供された母乳を調べた。母乳には暫定規制値がないが、放射性ヨウ素は、飲料水や牛乳の乳児用規制値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を、放射性セシウムは大人まで共通の規制値(同200ベクレル)を安全性の目安とした。結果、7人から放射性ヨウ素が2・2~8・0ベクレル、うち1人から同セシウムも2・4ベクレル検出された . . . 本文を読む
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福島原発 内部被曝の恐怖20 年間20ミリシーベルト外部被曝によるガン死の確率は交通事故死の25倍

2011年05月01日 | 内部被曝の恐怖
2011年4月30日の統合本部共同記者会見で、原子力安全委員会が、1年間20mSvの被ばく継続による癌死の確率は1000人に1人とみなすべきであることを原子力安全委員会が認めたそうです。   私はこのブログではマスコミの報道及びフリージャーナリストのHPからしか情報を持ってこないようにしているんですが、ほかならぬヤメ蚊先生なら大丈夫です。ちゅうか、こんな大事なことを報道できないマスコミが悪い!しかし、ちゃんと記者会見にいっておられるんですなあ。4時間半ですよ。すごい!   下のブログを見る上で注意していただきたいのは、計算の仕方が強引に見えるかも知れませんが、年間20ミリシーベルト放射線被曝を受け続けると年間1000人に1人の割合でガン死が増えるというのは、あくまで、外部被曝を考えた場合で、このブログでしつっこく言い続けている、内部被曝の問題は何年後に成長した子ども達にどれだけ出るかわからないと言うことです。下で触れられているICRP(国際放射線防護委員会)は、子どもについては年間1~20ミリシーベルトと確かに基準を立てていますが、そもそもこの基準は内部被曝の考慮がほとんどないと言われてます。たとえば、矢ヶ崎克馬琉球大理学部名誉教授 内部被曝についての考察。   そして、成長期にある子ども達、細胞分裂の活発な子ども達への放射線の影響は、大人より遙かに高いことが認められていること。   さらに、放射線感受性は人によって全く異なるので、この感受性が強い子どもの発がん率はさらに高まるだろうと言うことです。 . . . 本文を読む
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東日本大震災 福島原発 内部被曝の恐怖19 子どもにウラン鉱山以上の放射線を押しつけた管政権の終焉

2011年04月30日 | 内部被曝の恐怖
写真はアメリカ合衆国ワシントン州 ミッドナイトウラン鉱山 「年間10mSvの数値も、ウラン鉱山の残土処分場の中の覆土上でも中々見ることのできない数値で(せいぜい年間数mSvです)、この数値の使用は慎重であるべきであります」 小佐古辞任文書より   鳩山内閣以来、ほとんどいいとこなしの民主党政権ですが、消費税問題から参議院で大敗し、自民党末期政権群の苦しみを自分たちも味わうことになった管内閣もいよいよ終わりの予感がします。ほんとはほとんど自民党の尻ぬぐいで気の毒だなあ(苦笑)。 . . . 本文を読む
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