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関西学院大学法科大学院。
その既修第1期。
つまり、我が関学ローの最初の卒業生に、二人の「二つ名」を持った男達がいた。
ひとりを、「白い死神」と呼び、
ひとりが、「黒い悪魔」と呼ばれ、ともに別の意味で恐れられた。
2004年、ロースクール制度発足時、恐ろしいことが起こった。
白い死神も、黒い悪魔も、ともに私の担任クラスに入ってきたのだ~~~~ああああ!たった7人しかいないのに、なんで、白も黒も!?
その後、この担任クラスでは、口には出せないし、文字にも書けない恐ろしいことが起こり続けた。
あえていうなら、私、このクラスの飲み会のあと、ビジネスホテルで12時間、身動きできず、天井を見続けた経験をした、とだけ言っておこう。
それが白い死神と黒い悪魔の、呪いの緊縛力。。。
ところで、我が家は27日日曜日の朝から、4つの家の子供達を連れて、淡路島に旅行することになっていた。
旅行の準備も済み、さあ、もうそろそろ寝て、4人の子供の相手をする体力を温存し、覚悟もしなければと思っていた、27日日曜日午前1時半。
我が家の電話が鳴った。
深夜の突然の電話に驚く妻イエティ。
電話の相手は弁護士らしい。私がすぐ替わった。
「はははは、黒い悪魔です。今から行っていいですか?!」
午前1時半。。。(だいたい、黒い悪魔はどうして我が家の自宅の電話番号を知っているんだ!?)
我が家に激震走る!
「ちょっと行ってくるわ」
「何を言ってるの!」
「いや、あの、最初の卒業生が電話くれて会いたいっていってくれてるんやから。何人も集まるらしいし。。。」
「あなた、いい加減にして!今日は朝からみなさんと旅行なのよ!」
うちの妻、私がイエティと名づけたのは偶然ではない、。
イエティとは、ヒマラヤの幻の雪男のこと。
これがですね、両腕を組んで仁王立ちになって廊下に立っている。向かい合った普通の人間でしかない私の恐慌状態。。。
そんな恐怖の壁を辛うじて突破してマンションのドアを出たら、な、なんと、チェーンをかける音がはっきりと聞こえた。
(おい、帰ってきても入れねえじゃねえかよ。。。)
午前2時、黒い悪魔と会って見ると、何人も卒業生が来るというのは真っ赤な嘘で、もうひとりしかこなかった。このひとりももちろん私と同じく、黒い悪魔の呪縛を受けた犠牲者である。「エクソシスト」とか「オーメン」とかいう映画のさまざまな場面がよみがえる。2004年当時の話を店でしていると「サスペリア」という映画さえ思い出してしまった。
黒い悪魔が「みんな集まっていますから」と私をだました卒業生達に次々と電話していく午前3時。
まさに、『丑三つ時』。。。どの電話でも、黒い悪魔の次に私が替わらざるを得ないので、卒業生達にとっては私が恐怖の「貞子」みたいに扱われてしまう。だって、夜中の3時に卒業したローの教授から電話かかってきて。。。みんな家族がおるっちゅう話やろ。。。。オレは黒い悪魔のせいで、なけなしの家族を失いそうだし。。。。
午前6時。
自宅マンションにたどりつくと、チェーンをはずしてくれた。
しかし、午前9時。淡路島に行く皆さんとの待ち合わせに1時間遅刻して起きたら、なぜか、ダイニングキッチンの板の間で寝ていた。
その既修第1期。
つまり、我が関学ローの最初の卒業生に、二人の「二つ名」を持った男達がいた。
ひとりを、「白い死神」と呼び、
ひとりが、「黒い悪魔」と呼ばれ、ともに別の意味で恐れられた。
2004年、ロースクール制度発足時、恐ろしいことが起こった。
白い死神も、黒い悪魔も、ともに私の担任クラスに入ってきたのだ~~~~ああああ!たった7人しかいないのに、なんで、白も黒も!?
その後、この担任クラスでは、口には出せないし、文字にも書けない恐ろしいことが起こり続けた。
あえていうなら、私、このクラスの飲み会のあと、ビジネスホテルで12時間、身動きできず、天井を見続けた経験をした、とだけ言っておこう。
それが白い死神と黒い悪魔の、呪いの緊縛力。。。
ところで、我が家は27日日曜日の朝から、4つの家の子供達を連れて、淡路島に旅行することになっていた。
旅行の準備も済み、さあ、もうそろそろ寝て、4人の子供の相手をする体力を温存し、覚悟もしなければと思っていた、27日日曜日午前1時半。
我が家の電話が鳴った。
深夜の突然の電話に驚く妻イエティ。
電話の相手は弁護士らしい。私がすぐ替わった。
「はははは、黒い悪魔です。今から行っていいですか?!」
午前1時半。。。(だいたい、黒い悪魔はどうして我が家の自宅の電話番号を知っているんだ!?)
我が家に激震走る!
「ちょっと行ってくるわ」
「何を言ってるの!」
「いや、あの、最初の卒業生が電話くれて会いたいっていってくれてるんやから。何人も集まるらしいし。。。」
「あなた、いい加減にして!今日は朝からみなさんと旅行なのよ!」
うちの妻、私がイエティと名づけたのは偶然ではない、。
イエティとは、ヒマラヤの幻の雪男のこと。
これがですね、両腕を組んで仁王立ちになって廊下に立っている。向かい合った普通の人間でしかない私の恐慌状態。。。
そんな恐怖の壁を辛うじて突破してマンションのドアを出たら、な、なんと、チェーンをかける音がはっきりと聞こえた。
(おい、帰ってきても入れねえじゃねえかよ。。。)
午前2時、黒い悪魔と会って見ると、何人も卒業生が来るというのは真っ赤な嘘で、もうひとりしかこなかった。このひとりももちろん私と同じく、黒い悪魔の呪縛を受けた犠牲者である。「エクソシスト」とか「オーメン」とかいう映画のさまざまな場面がよみがえる。2004年当時の話を店でしていると「サスペリア」という映画さえ思い出してしまった。
黒い悪魔が「みんな集まっていますから」と私をだました卒業生達に次々と電話していく午前3時。
まさに、『丑三つ時』。。。どの電話でも、黒い悪魔の次に私が替わらざるを得ないので、卒業生達にとっては私が恐怖の「貞子」みたいに扱われてしまう。だって、夜中の3時に卒業したローの教授から電話かかってきて。。。みんな家族がおるっちゅう話やろ。。。。オレは黒い悪魔のせいで、なけなしの家族を失いそうだし。。。。
午前6時。
自宅マンションにたどりつくと、チェーンをはずしてくれた。
しかし、午前9時。淡路島に行く皆さんとの待ち合わせに1時間遅刻して起きたら、なぜか、ダイニングキッチンの板の間で寝ていた。
しかし,先生。
くれぐれもイエティ様によろしくお伝え下さい。
・・・また行きます。