我が事務所の意見が採り上げられて(爆)、高木文部科学相は一昨日27日の閣議後の記者会見で、福島県内の学校で子供が1年間に浴びる放射線量について、「今年度は当面、年間1ミリ・シーベルト以下を目指す」と述べたんですね。
なんだよ、断りなしに記者会見するから、ここんとこ忙しくて気づいてなかったぜ(笑)
。。。。ああ、粘着して良かった!
学校庭放射線量基準 年間20ミリ 文科省撤回要請行動「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」
小佐古爆弾発言(東日本大震災 福島原発 内部被曝の恐怖18 御用学者も逃げ出す子ども年間20ミリシーベルト 追記あり)が出るまで、政府は「文科省の指針に基づけば、除去の必要はない」(枝野幸男官房長官)という調子でしたからね(枝野さん、司法研修所同期として恥ずかしいです)。
絶対にこの政権の致命傷になると言っていたのですが、まあ、世襲首相達よりは判断能力がありました。「トヨタは中央集権」「海外に権限委譲を」リコール問題第三者委員会 政財界世襲の弊害
しかし、この政権はほんとに尻切れの悪いウ〇チみたいな人たちなので(粘着率で負けそう)、これまで同省が示していた基準(年間1ミリ・シーベルト~20ミリ・シーベルト)は変えないまま、初めて「1ミリ・シーベルト以下」という目標に言及した、ということだそうです。
はああああああああ、往生際が悪い!
あと、文部科学省は5月11日、放射線量低減策として穴埋めと、削り取った表土を下層の土と上下入れ替える方式をそれぞれ提示し「こうした方法を採用するかどうかは地元の判断」との見解を示しています。
校庭の表土に放射性物質が大量にあるから、上下の土を入れ替えて使ってください・・・って言うような文部科学省と政府、あかんでしょ。そんな気色の悪い校庭、学校で誰がのびのび生活できますか!?数メートル地下には半減期30年のセシウムが・・・と思うだけで病気になるわ!
・・・ま、それでも、原発一筋50年、遅い、拙い、ハズいの三拍子そろった自民党政権よりは遙かにましだと言っておこう!
与謝野馨「原発事故は神様の仕業」 中曽根・小泉・安倍自民党原発推進議員人脈 地下式原発議連のお笑い
毎日毎日放射性物質が拡散していることを考えると、福島県がこの目標を達成するのも容易ではありませんが、下の、茨城県取手市の記事を読んでください。事態は深刻です。実は問題を福島県だけに限定して考えられる状況ではありません。
本当に子ども達の安全を考えたら、大丈夫と言える学校は東日本からどんどん減ってきています。
これまで言えなかったことですが、もう、少なくとも一部の地域の生徒と学校については、集団疎開を考える時期に来たような気がします。いや、提案が遅かったか・・・孫正義氏に後れを取るとは・・・しかい3月中にもう言うとはちょっと僕には無理(気っぷ良く申し出た義援金100億円をまだお支払いされていないという話もありますが・・・)。
実はうちの母親は大阪大空襲で焼け出されて疎開して、兵庫県の田舎に越してきて、そこでうちの父親と同級生になり結婚したのですが、まあ、子どもの頃から疎開先でいじめられたこと、辛かったことを私はたっぷりと聞かされて育ちました。
だからどうしてもこのアイデアを言い出すタイミングを失してしまうのです。
実際、疎開は居住・移転の自由という憲法上の人権の重大な制約です(強制避難はいたしかたないけど、生活圏丸ごと半永久的に変える強制疎開まで行くと憲法上疑義があるなあ)。
生活環境、教育環境の激変を考えると、おいそれとは集団避難や集団疎開を提案できるものではありません。実際、よそに避難したくてもできないから残っておられる方々も多いわけですから。
しかし、だからこそ国費で、それも個人個人の自助努力に委ねるのではなくて、集団疎開を考えなければならないのです。
これは、生命と健康に対する危険がどれくらいあるのか正確に推し量り、これと生活・教育などさまざまな支障をも正確に検討して、慎重な判断が必要になります。ということは今の政府では実現はほぼ不可能でしょうね。。。。
まだまだ粘着な日々を続けることにします。
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線量、年1ミリ・シーベルト以下目標…福島の学校
文科相方針 表土除去98%国負担
高木文部科学相は27日の閣議後の記者会見で、福島県内の学校で子供が1年間に浴びる放射線量について、「今年度は当面、年間1ミリ・シーベルト以下を目指す」と述べた。
これまで同省が示していた基準(年間1ミリ・シーベルト~20ミリ・シーベルト)は変えないものの、初めて「1ミリ・シーベルト以下」という目標に言及した。
また、小中学校の校庭などで通常より高い放射線量が検出され、一部自治体で進めている表土除去費用については、98%までは国費で負担する方針も示した。残り2%は自治体の負担となる。
同省は「上限20ミリ・シーベルト」を根拠に校庭などで毎時3・8マイクロ・シーベルト以上の場合は、体育や部活動を1時間以内に制限するなどの基準を策定。これについては、保護者などから基準の引き下げを求める声があがっていたこともあり、高木文科相は「20ミリ・シーベルトを目安としつつ、できる限り線量を減らしていく」として、可能な限り低い線量を目指す考えを示した。
表土除去については、同省は当初、不要との立場だったが、各自治体は独自判断で除去工事に踏み切っており、国に財政支援を求めていた。支援理由について、高木文科相は、「できるだけ不安を減らし、安心してもらうため」としている。
国の対応について、福島県の佐藤雄平知事は報道陣に対し、「文部科学省も相当努力している。一定の前進はあるのかなと思う」と述べた。
(2011年5月27日 読売新聞)
3週連続で福島の全校基準値未満 31校・施設が工事補助対象
文部科学省は27日、福島県内の学校と保育施設で26日に測定した放射線量を発表、計56の学校、施設すべてで、屋外活動制限の基準値である毎時3・8マイクロシーベルトを下回った。3週連続で全校基準値未満となったが、文科省が校庭などの表土除去の工事費用を補助するとした毎時1マイクロシーベルトを計31の学校、施設で上回った。
屋外の線量測定値は、毎時0・5~3・4マイクロシーベルト。文科省の基準値を下回っても、大半の学校、施設が屋外活動を行っていないか、一部自粛している。
文科省は27日、児童や生徒が学校で受ける線量に関し「年間1ミリシーベルト以下を目指す」との目標を発表したが、具体的な目安となる1時間当たりの線量などは示していない。
福島 校庭の土の除去作業開始
5月27日 18時45分 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射線量が高くなっている校庭の土を取り除く作業が、福島市内の小学校で27日から始まりました。
福島市は、校庭の土の放射線量が比較的高い26の小中学校などで、27日から土を取り除く作業を始めました。このうち、市の中心部に近い渡利小学校では、校庭の土を表面からおよそ5センチ削り取ったうえで、掘った穴の土と入れ替えることにしています。このため、27日は縦50メートル、横11メートル、深さ1.5メートルの穴を3台の重機を使って掘っていました。福島市によりますと、この小学校の校庭の放射線量は、27日は1時間当たり3.0マイクロシーベルトで、土を取り除くことで今後は0.6マイクロシーベルト程度になると見込まれているということです。渡利小学校の高橋友憲校長は「子どもたちが外で元気よく遊べるようになる第一歩を踏み出すことができました」と話していました。また、文部科学省が、子どもたちが学校で受ける放射線量について、当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すとしたことについて、高橋校長は「毎日校庭の放射線量を測っているが、1ミリシーベルト以下にするという目標を達成するのは難しいと思う」と話していました。
「1ミリシーベルト以下」目標に困惑 取手・守谷の学校
2011年5月29日 朝日新聞
放射線量を測定する学校関係者=茨城県取手市 |
年間にすると約2ミリシーベルトと計算される線量計の数値=茨城県取手市 |
文部科学省が福島県内の児童・生徒が1年間に浴びる放射線量について、上限20ミリシーベルトの基準は変えないものの「1ミリシーベルト以下に抑えることを目指す」と27日に示したことに対し、茨城県の測定で比較的高い数値が出た取手市と守谷市の教育機関から、戸惑いの声が広がっている。両市が行った測定結果では、年間被曝(ひばく)量が1ミリシーベルトを上回る学校が大半を占めるからだ。
県が25日に行った測定では、1時間あたり取手市が0.226マイクロシーベルト、守谷市が0.212マイクロシーベルト。県が同日計測した44市町村のうち、この2市だけが0.2マイクロシーベルトを超えた。
文科省が校庭の表土処理費をほぼ全額負担する基準値の下限として今回示したのが、毎時1マイクロシーベルトの放射線量。1日に屋外8時間、木造屋内で16時間過ごすと、年間の被曝量は約5ミリシーベルトになる計算だ。
毎時0.2マイクロシーベルトだと、文科省が「目標」とする年間約1ミリシーベルトになる。これは、国際放射線防護委員会が定める一般の人が浴びる年間の許容限度と同じレベルだ。
守谷市が24日に市内の小中学校など計37地点で測定した数値は、地上50センチの最高で0.546マイクロシーベルト、最低は0.228マイクロシーベルト。年間で計算すると、いずれも1ミリシーベルトを上回る。最高地点は年間約2.7ミリシーベルトになる。
取手市の24日の測定では、計51地点の地上1メートルの平均値は毎時0.250マイクロシーベルトで、最高は0.417マイクロシーベルト、最低は0.152マイクロシーベルト。最高地点は年間約2.1ミリシーベルトと計算される。
取手市の釼持禎(けんもち・ただし)教育部長は「1ミリシーベルト以下を『目指す』ということは、教育現場の方では『そうしろ』と受けとめる。さらに下げるために、校庭の表土を除去しなければならないかというと、県南の場合、除去の基準値には至っていない。意味のわかりづらいダブルスタンダードは、現場の混乱を招きかねないし、保護者も心配するだろう」と話し、揺れ動く国の方針に戸惑っている。(佐藤彰)
◇親「我が子を守りたい」
福島県中通り地方8市のうち、東京電力福島第1原発事故に伴う警戒区域などの指定がない7市の市立小中学校から、住民票を地元に残したまま市外へ転校した「区域外就学」の児童生徒が判明しただけで6市302人に上ることが、各市教委への取材で分かった。事故収束の見通しが不透明で、放射線の子供への影響を巡って専門家の見解も分かれる中、子供の“疎開”に踏み切る保護者が増えている実態が浮かんだ。
区域外就学は本来、転居で住民票を別の市町村へ移した後、子供を元の学校へ通わせる場合などに認められる例外措置。8市のうち警戒区域などに指定されている田村市を除く7市を調べた。
その結果、本来とは逆の形で住民票を残したまま市外へ転校した児童生徒が、福島市の206人を最多に、二本松市27人▽須賀川、伊達市各18人▽白河市17人▽本宮市16人--だった。人口最多の郡山市は未集計で、町村も含め人数はさらに多いとみられる。
このうち福島市教委によると、内訳は18日現在で小学生181人、中学生25人。小学生の転校先は県内9人▽県外170人▽外国2人。中学生は県内1人、県外24人。市内の小学生は計約1万6000人で、転校児童は1%を超える。また、4月18日時点では計93人で1カ月で倍増した。
福島市教委学校教育課の菅野善昌課長は「大半は原発事故の影響だろう。事故がいつ収束するか不透明で不安だという保護者の判断をどうこう言えない」。各市教委も同様の見解を示している。
小4の長男(9)と小1の次男(6)を岡山県の親類宅に預け区域外通学させている福島市東部の団体職員の男性(50)は「我が子を原発の影響から守りたいと思った。転校は子供にもストレスを強いる。悔しい思いだ」と憤る。
幼稚園や学校などでの子供の屋外活動の制限を巡って先月、文部科学省が放射線量の上限値を年間20ミリシーベルトに緩めたことに小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大教授(放射線安全学)が反発し、内閣官房参与を辞任した。男性は「その経緯が親たちに不安を広げている」と指摘する。
県によると、中通り地方の大気中の放射線量は20日、毎時0・58~1・40マイクロシーベルトで、通常の10倍以上になっている。【井上英介、阿部亮介】
毎日新聞 2011年5月21日 東京朝刊
追伸 山本太郎くん がんばれ!
維新の志士より新撰組 福山雅治(ヅラ疑惑あり 笑)より山本太郎 オペレーションコドモタチ メッセージ
山本太郎、事務所辞め放射線から子ども守る
朝日新聞 2011年5月29日
福島第1原発事故後、放射能汚染の危険を訴えている俳優山本太郎(36)が、俳優を引退し、疎開する覚悟を固めていたことが28日までに分かった。
山本は原発から30キロ圏外という理由で、避難勧告の出ていない福島市や郡山市の子どもの避難や疎開を支えるプロジェクト「オペレーション・コドモタチ」に賛同。今月16日にアップされた同プロジェクトの公式サイト上の動画で「僕もこのまま(放射能)汚染が続くなら、今の職業を諦めて疎開しようと思っています」と打ち明けていた。
「オペレーション・コドモタチ」が、北海道への疎開を提案していることも紹介。「4000戸を受け付けているらしい(中略)子どもたちを無理心中に引き込まないでください」「未来の日本にバトンをつなぐためにも、勇気を出して疎開してみませんか」などと呼び掛けてもいる。
その上で、86年のチェルノブイリ原発事故では、年間5ミリシーベルトの被ばくで住民が強制移住させられたと指摘。文部科学省が4月に屋外活動を制限する基準を20ミリシーベルトと設定したことについても「殺害行為です。避難したりとか賠償とか、途方もないお金がかかるから、国は(住民を)見殺しにしようとしています」と痛烈に批判している。取材に応じた同プロジェクトの関係者は「われわれの活動は、反原発、脱原発ではなく未来の子どもたちの救済が目的。山本君も子どもを守りたいというピュアな思いで動いていると思う」と語っている。
山本は25日には、ツイッターで「マネジャーからmailがあった。『7月8月に予定されていたドラマですが、原発発言が問題になっており、なくなりました。』だって」などとつぶやいている。27日には「これ以上迷惑をかけられない」とし、所属事務所を辞めたことを告白。一夜明けたこの日、所属事務所も公式サイトで「個人的な活動のために事務所に迷惑をかけたくないという山本の誠意を受け入れることにいたしました」と発表した。