グレタ・トゥ-ンベリさん「パレスチナでのジェノサイドが、バイデン・ハリス政権の下で米国の資金と共謀によって起きている」。しかし「トランプ氏が、もう一人の候補者よりもはるかに危険であることは間違いない」
2019年9月22日、地球温暖化など気候変動への対策について話し合う「気候行動サミット」に若者世代の代表として登壇することになって国連本部に到着した時、トランプ大統領(当時)と偶然鉢合わせしたグレタ・トゥンベリさん。
当時16歳。
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運命のアメリカ合衆国大統領選挙が、現地時間で2024年11月5日火曜日に迫ってきました。
ウクライナ侵略中のロシアのプーチン大統領も、中東大戦争を起こそうとしているイスラエルのネタニヤフ首相も固唾をのんでドナルド・トランプ候補を応援している。
いや彼らが手をこまねいて結果を楽しみにしているだけのわけはなく、積極的にアメリカの有権者に手を突っ込んで、トランプ氏当選に力を貸していることは明らかです。
トランプ氏には遵法精神が全く欠如しており、女性差別・性的マイノリティ差別・人種差別・民主主義軽視などの信条を持っているからこそ、プーチン政権の侵略と戦争犯罪やネタニヤフ政権のジェノサイド(民族虐殺)を支持できるわけですから、腐っても超大国アメリカの大統領としてこれほど危険な人物はありません。
ネタニヤフと結託するトランプが手を結ぶプーチンも危険。こういう単純明快な理屈がどうして反米拗らせ論者や親露派陰謀論者にはわからないのか。
イスラエル・パレスチナ戦争(59)
ロシアによるウクライナ侵略(109)
【#安倍晋三が諸悪の根源】「外交の安倍」は嘘っぱち。プーチンにやらずぼったくられ、トランプから兵器を爆買い、習近平に媚び媚びでコロナまん延。だから安倍国葬にはG7から首脳が一人も来なかったのだ。
トランプ氏は人権と民主主義軽視なだけでも世界に仇なす人物なわけですが、さらに大きな問題なのは環境破壊を全く気にしないこと。
ロシアのウクライナ侵略もイスラエルのガザ侵攻も気の遠くなるような環境破壊をしていることで知られていますが、トランプ氏は石油会社のマネーが入っている地球温暖化否定の陰謀論者。
そんなトランプ氏はなんと2016年からの大統領在職中に地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」離脱を表明しまいました。
さらに温暖化対策をとらなければ米経済が大混乱に陥るというアメリカ政府自身の報告書の指摘をどう思うか質問されて
「少しは読んだ」
「信じない」
と答えた人物なんです(-_-;)。
トランプ大統領の水責め拷問復活方針を、「狂犬」マティス国防長官が一応止める。
トランプ氏がそういう各種トンデモ陰謀論者なので、世界で最も有名な環境保護運動家であるスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん(今年21歳)とはお互いに天敵。
グレタさんが2019年12月に米誌タイムの「今年の人」に選ばれた際、トランプ氏はツイッターに
「とてもばかげている。グレタは怒りのコントロールに取り組み、友達と古い名作映画を見に行かなければならない。落ち着けグレタ、落ち着け!」
と投稿しました。
So ridiculous. Greta must work on her Anger Management problem, then go to a good old fashioned movie with a friend! Chill Greta, Chill! https://t.co/M8ZtS8okzE
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 12, 2019
トランプ大統領は、米誌タイムが2019年の「今年の人」にスウェーデンの環境活動家グレタさんを選出したことを批判し「落ち着け!」と呼び掛け、映画でも見に行けばいいと皮肉った。トゥンベリさんはツイッターで「アンガーマネジメントの問題に取り組み、友達と古き良き映画を鑑賞中」とした。AFP pic.twitter.com/g7UBdyXP1P
— mathe (@pwBZexwiEXlbshF) December 20, 2019
「アンガーマネジメントの問題に取り組み、友達と古き良き映画を鑑賞中」とこの時もすかさず反撃したグレタさん。
これに対して2020年の大統領選挙で敗れ、再選に失敗したトランプ氏が怒り狂って
「開票を止めろ」
とツイートを繰り返していることに対し、グレタさんがトランプ氏の投稿にリツイートする形で
「とてもばかげている。ドナルドは怒りのコントロールに取り組み、友達と古い名作映画を見に行かなければならない。落ち着けドナルド、落ち着け!」
と投稿し返したんです(笑)。
当時フォロワー10億人のトランプ氏に腐されたとき16歳、70代の百戦錬磨のトランプ氏にやり返した時17歳ですよ。
こんなに賢くて勇気のあるティーンエイジャー、います?
まるで合成写真のようだが現実に起きたこと。
朗報!米コロラド州最高裁がトランプ前大統領の2024年コロラド州大統領選予備選への出馬資格認めず。2021年の連邦議会議事堂襲撃事件への関与が合衆国憲法修正14条の「反乱者」にあたると!
さて、そんなグレタ・トゥーンベリさんが数日後に迎える米大統領選挙について、また素晴らしい発言をしました。
トゥンベリさんはXへの投稿で、
「この選挙が世界と人類の未来に及ぼす影響をどれほど高く見積もってもし過ぎることはない」
「候補者の一人、つまりトランプ氏が、もう一人の候補者よりもはるかに危険であることは間違いない」
と訴えたんです。
他方、民主党候補カマラ・ハリス副大統領とジョー・バイデン大統領の現政権についても、イスラエルとアメリカのパレスチナ自治区ガザ地区侵攻を支援していると批判して
「パレスチナでのジェノサイド(集団殺害)が、バイデン・ハリス政権の下で米国の資金と共謀によって起きていることを忘れてはならない」
「罪のない子どもや民間人を爆撃するのは、たとえ女性が指揮を執っていたとしても決して『フェミニスト』でも『進歩派』でも『人道派』でもない。その逆だ」
と指弾しました。
グレタさん、伊ミラノで親パレスチナ抗議集会に参加
— AFPBB News (@afpbbcom) October 12, 2024
スウェーデンの活動家グレタ・トゥンベリさん(21)は11日、イタリア・ミラノで気候変動と親パレスチナの抗議集会に参加した。
https://t.co/E6FAChdF0y
イスラエル軍がレバノンに地上侵攻し、レバノン・シリアの首都に空爆。ハリス米副大統領は「イランは中東を不安定化させる危険な勢力だ」と言うが、中東で一番危険な国は中東戦争を起こそうとしているイスラエルだ。
グレタ・トゥーンベリのこの発言こそ至言。
トランプ氏が最悪に危険な候補者だと警告を発しながら、ハリス氏とバイデン大統領にもくぎを刺す。
なんてバランス感覚にあふれた批判精神なんでしょう。
さらに、トゥンベリさんは米国民に対し、投票権を行使するだけではなく、
「米国の帝国主義の壊滅的な結果」
に対して抗議やボイコットなどの直接行動を起こすよう呼び掛け
「米国民に一番伝えたいのは、最悪な中で一番ましな選択をするだけに甘んじてはならないということだ」
と訴えました。
まだ21歳の彼女に比べて、力の信奉者であるがゆえにトランプ信者のネトウヨ、トランプ・プーチン大好き親露派陰謀論者などなどがいかに無駄に年を食ってきていることか。
凡百のネトウヨと陰謀論者にグレタさんの(足の指の)爪の垢でも煎じて飲ませたいです。
The charges against Greta Thunberg and 4 other climate activists have now been thrown out. Peaceful protest is a human right and must be respected ✊ #ProtectTheProtest pic.twitter.com/uRVpVYWy3G
— Amnesty International (@amnesty) February 2, 2024
デモ隊の中には、パレスチナの伝統的なスカーフ「クフィーヤ」を着用した、環境活動家のグレタ・トゥンベリさんの姿が見られた。https://t.co/TEgDozYSAP pic.twitter.com/dUzH32bChg
— ロイター (@ReutersJapan) May 13, 2024
参考記事 BBC
【米大統領選2024】 選挙結果はウクライナやガザ、世界の紛争にどんな意味をもつのか
編集後記
グレタさんってうちの娘と同じ年なんですよ。
世界中で蓮舫さんの何万倍も猛攻撃を受けているグレタさんですが、そのいなし方も絶妙で、我々二人にとってアイアンマン以上のヒーローです。
さて、グレタさんの
「米国民に一番伝えたいのは、最悪な中で一番ましな選択をするだけに甘んじてはならないということだ」
という言葉はそっくりそのまま日本にも当てはまります。
我々日本の有権者も「最悪な中」で自公政権は選ばず、しかし野田立憲民主党という一番マシな選択をするだけではなくその危険性と欠陥にも目を向けて、政権交代の先にさらに良い社会を作っていかなければならないです。
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グレタさん「トランプ氏、はるかに危険」 イスラエル支援のハリス氏も批判
【11月2日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(21)は1日、5日投開票の米大統領選について、共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の方が「はるかに危険な」選択肢だと訴える一方、イスラエルを支持する現政権も批判した。
トゥンベリさんはX(旧ツイッター)への投稿で、「この選挙が世界と人類の未来に及ぼす影響をどれほど高く見積もってもし過ぎることはない」「候補者の一人、つまりトランプ氏が、もう一人の候補者よりもはるかに危険であることは間違いない」と訴えた。
一方で、民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領とジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の現政権についても、イスラエルと同国のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)侵攻を支援していると批判。
「パレスチナでのジェノサイド(集団殺害)が、バイデン・ハリス政権の下で米国の資金と共謀によって起きていることを忘れてはならない」「罪のない子どもや民間人を爆撃するのは、たとえ女性が指揮を執っていたとしても決して『フェミニスト』でも『進歩派』でも『人道派』でもない。その逆だ」と指摘した。
トゥンベリさんは米国民に対し、投票権を行使するだけではなく、「米国の帝国主義の壊滅的な結果」に対して抗議やボイコットなどの直接行動を起こすよう呼び掛けた。「米国民に一番伝えたいのは、最悪な中で一番ましな選択をするだけに甘んじてはならないということだ」と訴えた。(c)AFP
ドナルド・トランプ米大統領は26日、米政府がまとめた気候変動に関する報告について「信じない」と発言した。米政府の関係省庁がまとめた報告書は、気候変動が米経済と米国民の健康に深刻な損害を与えると警告している。
米政府は23日、気候変動に関する報告書「第4次全米気候評価、第2巻」を発表した。「温室効果ガスの排出増加が歴史的なペースで継続していることを受け、米経済の分野によっては今世紀末までに年間損失額は数千億ドルに達する見通し」など、地球温暖化の悪化が経済活動に与える影響などを詳述している。
ホワイトハウスで記者団に、温暖化対策をとらなければ米経済が大混乱に陥るという報告書の指摘をどう思うか質問されたトランプ氏は、「信じない」と答えた。
トランプ氏は、報告書を「少しは読んだ」と答える一方、諸外国が温室効果ガスの排出量を削減する必要があると強調した。
「中国や日本やアジア全体とかほかの色々な国がやらないと。(報告書は)この国のことだが、現時点でこの国はかつてないほど清潔で、自分にとってそれは大事なことだ。だから清潔な空気、清潔な水が欲しい。とても大事だ」と、大統領は話した。
トランプ政権は、化石燃料重視の政策を追求し、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」離脱を表明した。今年春には、米航空宇宙局(NASA)の地球温暖化ガス調査活動予算を削減した。
トランプ氏は今年10月、気候変動の危険性を警告する科学者たちには「政治的意図」があると批判。米フォックス・ニュースに、地球の気温上昇は人間活動が原因だという説を自分は受け入れていないと述べた。また2016年の大統領選中には気候変動は「でっち上げ」だと発言したものの、最近のインタビューでは「でっちあげだとは思わない。たぶん変化はあると思う」と発言を修正している。
国際的には、気候変動と気温の極端な上昇や下降は人間活動によるものだという見方が、主流の科学的知見となっている。
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民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏は、「トランプ政権は連邦政府に義務付けられている気候変動研究を感謝祭の後の金曜日に公表することで、注目を避けようとした」と批判。トランプ政権が「国民に知られたくなかったことは次の通り」と、報告書の内容を連続ツイートした。
米政府や国連パネルの警告
「第4次全米気候評価、第2巻」は気候変動が米国社会に与えるかもしれない影響について報告している。
「気候変動を地球規模で大々的かつ持続的に低減し、地域規模で対応努力を重ねていかなければ、気候変動によって引き続き米国のインフラや不動産は失われ、今世紀にかけて経済成長の速度を遅らせる」と警告し、気候変動の影響はすでに国内各地で具体的に実感されており、極端な悪天候や気候関連の事態が以前より強力に頻発していると指摘している。
その一方で報告書は、社会が温室効果ガス削減に取り組み、「起きる変化に対応」すれば、将来的な大惨事の予測は変わり得るとも書いている。
これに先立ち国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は10月、早ければ2030年に工業化以前(1850~1900年)に比べて世界の平均気温が1.5度上昇するという特別報告書を発表した。
IPCC報告書は、気候変動を食い止めるには世界全体が抜本的で、費用負担の大きい変化を実施しなくてはならないと警告。地球全体の二酸化炭素排出量を2030年までに2010年比45%減らし、石炭使用をほぼ全て中止し、バイオ燃料作物の生産に700万平方キロを使う必要があるという内容だった。
もし人類が必要な対策をとらなければ、海面や海水温の上昇、海洋酸性化、コメや小麦など穀物の栽培能力低下などによって、人類社会に深刻な影響が生じるとIPCCは警告している。
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一方、グレタ・トゥンベリさんは学校の授業で「地球的気候変動」を習い、そのショックでやせ細ったそうですね。
でも、そんな彼女が一人で始めた「学校ストライキ」が世界に広がる活動になりましたし、まだまだ彼女の活動は進み続けています。
若い世代、特に女性に対する、Trmp.らのオヤジ・ジジイバッシングって本当に醜いです。
この画像と冒頭の画像、
本当によくできた「合成」だ!さすがAI!
と思ってしまうほど、よくできた「瞬間」の画像ですよね。
今度は選挙直前にバイデン氏がトランプ氏支持者を『ゴミ』扱いして物議をかもしているそうですから、(各報道機関の報道姿勢などから)とても残念なことにほぼ『トランプ勝利』が見えたようです。
※欧米利権の代弁者?ロイター通信が報じている時点で『利権層は“ハリス”バイデン陣営を見限った』とも言えそうです。
もちろん、欧米利権が『見捨てていない』トランプ氏が救世主のわけがない…ことも理解したいですね。
※※利権層同士の『コップの中の争い』と見るべきでしょう。
両陣営ともに『イスラエルの民族浄化を全面支援する“虐殺の完全共犯者”(米国の後ろ盾あってこその虐殺『)』であり、『邪悪さではシオニスト政権イスラエルと同罪』で、擁護の余地はゼロなので、言及したくもないですね。
『自分の頭で考えて利権と共に悪事をなす』トランプ氏 対 『利権の完全な傀儡』ハリス(バイデン)氏のどちらがなっても『ろくなことをしない』のは一目瞭然ですが、ヒトラーのように『有能かつ邪悪な独裁者』になり得るトランプ氏の方がより脅威?…という宮武さんのご視点にもうなずけるものがありそうです。
『邪悪なトランプ政権再臨』に備えて、(日本の正常化など)できることをするのが我々の急務のように思えます。
https://johosokuhou.com/2024/10/30/76581/
☆丸川珠代氏「愚か者めが、このくだらん選択をしたバカ者ども絶対忘れん」⇒衆議院選挙で落選
2024年10月30日 情報速報ドットコム
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b285d7a922b3b9139023c5e240a5e85df2794e6
☆バイデン氏、トランプ氏支持者を「ごみ」と表現か 物議醸す
10/31(木) ロイター
[ワシントン 30日 ロイター] – バイデン米大統領が、大統領選の共和党候補トランプ前大統領の支持者を「ごみ」と表現した可能性があるとして、物議を醸している。
トランプ氏は米国史上最悪の邪悪さで比較になりません。
まあ、たぶん、ギリギリのところで、アメリカの有権者は極悪は拒否して普通に悪い程度の政権を選んでくれるでしょう。
バイデンの「失言」は今に始まったことじゃないので…
「揚げ足取り」に乗るのは、思う壺かと
>グレタさんの言うように、バイデン・カマラ政権はこれまでの米政権の普通クラスの悪さ。
これをわかっていないニッポソ人が多すぎですね