Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【#立花孝志を逮捕しろ】斎藤元彦兵庫県知事を百条委員会で追及していた竹内英明元県議が自死。立花孝志氏が「逮捕が怖くて命絶った」とまたデマ投稿も兵庫県警が完全否定。県警の逆鱗に触れた立花孝志はもう詰んだ

2025年01月20日 | 立花孝志と斎藤元彦と石丸伸二の化けの皮

上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。

 

 斎藤元彦兵庫県知事がパワハラ・おめだりなど数々の問題行動をしていると元西播磨県民局長が2024年3月から4月にかけて告発し、公益通報をした結果、斎藤知事から停職3か月の懲戒処分を下され、7月には自死された問題。

 この問題について兵庫県議会に設置された調査特別委員会(百条委員会)の委員として斎藤元彦知事の疑惑を追及してきた立憲民主党の元県議、竹内英明氏が2025年1月18日に自死されました。

 元総務課長、元県民局長に続いて3人目の死。

 享年50歳。

 早すぎるご逝去でした。

 心からお悔やみを申し上げたいと思います。

日本政界の仇花、NHK党の立花孝志党首が本格的に開花宣言しないうちにどう逮捕するか。兵庫県知事に返り咲いた斎藤元彦氏をどう追い詰めて職員2人の自死の責任を取らせるか。

 

 

 百条委員会の中でも鋭い追及を続けていた竹内議員でしたが、斎藤知事がまさかの当選をした翌日の2024年11月18日に竹内氏は県議を辞職しました。

 

 

 同日うちのブログでは 

『さらに、同日、立憲民主党会派の竹内英明県議が議会事務局に辞職願を届け出たことが明らかになっています。

 上野英一委員によると竹内県議から

「言葉の暴力が拡散して、家族が狂乱状態までになった。昨晩も話をしっかりしたが、家族から『政治の道から退いてほしい』と話があった」

「優秀な議員を追い込むほどのネットの怖さ、これを武器として選挙をする怖さがある。この問題をしっかりしないと、この国の政治が歪んでしまう」

と言われたと危機感をあらわにしました。

 奥谷委員長は、

「調査を最後までやり遂げることで粛々と調査を進めることが大事。これまで通り調査を進めることに徹したい」

と述べましたが、斎藤氏にかけられた疑惑は真実でないと主張して斎藤氏の当選に貢献した立花氏が、実はその疑惑の真偽を確かめる目的の百条委員会の活動を阻止しようと恫喝行為をしている事実。

 もともと百条委員会の設置自体に反対していた兵庫維新の会ですが、斎藤氏の当選に対して「本当におめでとうございます。リスペクトしたい」と褒めちぎる日本維新の会の吉村洋文次期代表が百条委員会の解散を求めていることといい、本当は真実なんかそっちのけの彼らこそが日本の政治の劣化を産んでいる張本人と言えます。』

と書きました。

斎藤元彦氏の兵庫県知事再選を受けて、吉村洋文大阪府知事が百条委員会について「兵庫県議会がどうするのかが問題になる。継続する正当性はあるのか。」と恫喝!むしろ今こそ斎藤氏の疑惑全ての真相究明が必要だ。

 

 

 産経新聞によると

『竹内氏が所属していた県議会会派「ひょうご県民連合」の同僚だった県議は「青臭いくらいの正義感の持ち主で、民主主義を貫く政治家だった」と振り返る。

 それが昨年11月、知事選のさなかに竹内氏への誹謗(ひぼう)中傷が激しくなるにつれて憔悴し、「別人のような表情や言動になってしまった」

 「ここまで追い込まれるとは」と心配し、知事選投開票翌日の11月18日に竹内氏が県議を辞めた後は「こちらから連絡を取るよう心掛けた」という。

 最後に連絡を取ったのは今年1月16日。

「『最後まで戦えず情けない』『議会に対しても百条委のメンバーに対しても県民に対しても申し訳ない』と後悔と謝罪の言葉を繰り返していた

とのことです。

 斎藤知事とそれを支持する立花孝志氏に煽られたネット民がどれだけ竹内氏とそのご家族を追い詰めたかがうかがい知れます。

脅して『自死』しても困る」立花孝志氏に脅されたと兵庫県百条委・奥谷氏「母が避難。強い恐怖心」  別の委員は誹謗中傷を理由に辞職「家族も狂乱状態…」|FNNプライムオンライン

立花孝志氏「逮捕が怖くて命絶った」と投稿も兵庫県警は完全否定 竹内元兵庫県議の死亡 - 産経ニュース

東京地裁が断罪!立花孝志氏らが「犯罪行為や不法行為を繰り返し、法律を遵守しない意思を明確に表明して、テロや民族虐殺をする可能性すら口にし、不法行為や迷惑行為を一般市民にサービスとして提供したり促した」

 

 

 その立花孝志氏ですが、竹内氏の自死に動揺しているかと思いきや、これをネタにまた出まかせを言いまくっています。

 竹内氏の死が報道された1月19日のYouTubeチャンネルでは竹内氏が兵庫県警から任意の事情聴取を受けていたと言い出し

「1月20日に(竹内氏を)逮捕すると県警は考えていたそうだが、それを苦に命を絶ったという情報が入っている。もうこれがほぼ間違いないと思います」

「竹内県議は逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」

などと訴えました。

 立花氏は同日Ⅹでも同様のデマを流し、竹内元議員について

「こんなことなら、逮捕してあげたほうがよかったのに」

などと投稿していますがこちらは削除。

 なぜなら兵庫県警に立花氏のデマが全面否定されたからです。

 
竹内元議員のご逝去の報のあと、こんな動画をアップしている立花孝志。

 

削除した言い訳がまた意味不明な大ウソ。

 

 

『竹内英明元県議が亡くなったことについて、その直後に、「竹内氏が兵庫県警から任意の事情聴取を受けていた。逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などYouTubeチャンネルで公言した立花孝志氏の行為は、兵庫県警が、その事実を完全否定しているのであるから、竹内氏の死亡という歴史的事実を、死亡の直後に冒涜したものであり、「死者の名誉毀損」の典型事例と言うべきである。』
 
と書いておられるそうですが、うちのブログはこの死者の名誉毀損罪について、立花氏が元県民局長にないことないことを言い募った段階から指摘しています。
 
 
 
 
 すなわち
 
『しかし、立花氏は斎藤元彦氏の当選を応援しまくっていた先の兵庫県知事選でPCの中身には〇〇写真館(実際は女性の名前)とか小説関係などというフォルダがあると言い出し、自分のポスターにも

「自殺の真相」

と銘打って、元県民局長が

『10年で10名以上もの女性県職員と不適切な関係を結んでおり、不同意性交等罪が発覚することを恐れての自殺だと思われる』

と明記していました。

 ところが立花氏自身が、女性の人数は7人で、しかも女性と県民局長の関係は不同意ではなかったことが分かったと言い出し、さらに実は女性でなくて男性だとか、この話はもうおしまいだとか言っており、このPCのデータと称するものを使って宣伝していたことがまるっきりの虚偽だと自ら自白しているのです。

 ですから、文句なく、立花氏には死者の名誉毀損罪が成立します。』

と言った具合です。

立花孝志氏の、兵庫県知事選中のXの固定ポストがこれ。

【#立花孝志の逮捕まだですか】N党の立花孝志氏が自死された兵庫県元県民局長のPCの中身を公開しているとしたら、執行猶予中の彼には、刑法の死者の名誉毀損罪や地方公務員法の守秘義務違反の共同正犯が成立する

 

 

 ただ問題は、この罪で兵庫県警が捜査に乗り出すためには、被害者本人が亡くなられているわけですからご遺族による告訴が必要なこと。

 上記の記事を書いているときから、元県民局長のご家族があの怪物を告発するのは難しいと思っていました。

 今回の竹内氏のご遺族ならあるいはと思わないではないのですが、立花氏と斎藤・立花支持者によるご家族への攻撃を恐れて竹内氏が県議を辞職されたわけですから、我々市民が竹内氏とそのご遺族への誹謗中傷から守って差し上げないと、この事件の立件は困難です。

 現に竹内氏の訃報のあとも攻撃が続いているという話もあります。

 現在執行猶予中の立花孝志氏がとうとう捜査機関の逆鱗に触れた絶好のチャンス。

 これを生かすも殺すも我々市民の良心と行動にかかっています。

自分の味方をしてくれた立花孝志氏を放置してきた斎藤知事の責任も重い。

何人死んだら動く気か。

兵庫県の斎藤元彦県知事が自分に対する公益通報をした「犯人」探しをして元県民局長を停職処分にしたくせに、立花孝志N党代表への情報漏洩には第三者委員会を設置して慎重に対処という態度は、不適切にもほどがある

 

 

参考記事 

村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより

「何の罪もないまっとうな議員活動をした者が、選挙と行政を舞台に好き放題に誹謗中傷を行なって処罰もされない不実で不道徳な暴力者たちのせいで死に追い込まれたのです。」

兵庫県の斎藤元彦県政のもと、そのお仲間立花孝志らから受けたSNS上での暴力の末に、斎藤県政検証の第三者委員会の元メンバー、竹内英明元県会議員が自殺。

 

 

kojitakenの日記さんより

「私はそれ以前に、なぜ立花が兵庫県知事選その他でやらかした悪行が、かくも野放しにされ続けているのか、その方に疑問を感じる。そのせいで新たな犠牲者が出てしまった。」

立花孝志「逮捕が怖くて命絶った」と投稿も兵庫県警は完全否定 竹内元兵庫県議の死亡 (産経, 1/19)

 

 

 

編集後記

普段ならフェイクとばれてもまたそれが稼ぎにつながるので放置するのに、今回は珍しく自分のⅩのデマを削除した立花孝志氏。

相当震えがっていると思います。

もっと怯えてほしいのは彼に扇動されて、元県民局長や竹内氏らに誹謗中傷・罵倒の限りを尽くしてきたネット民たち。

それなりの報いや制裁を受けるべきでしょう。

上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。

 

誹謗中傷で「別人のようになってしまった」 死亡した竹内元県議と親交のあった県議ら悼む

兵庫県議会が行われる兵庫県公館と県旗=神戸市中央区(南雲都撮影)

竹内氏が所属していた県議会会派「ひょうご県民連合」の同僚だった県議は「青臭いくらいの正義感の持ち主で、民主主義を貫く政治家だった」と振り返る。それが昨年11月、知事選のさなかに竹内氏への誹謗(ひぼう)中傷が激しくなるにつれて憔悴し、「別人のような表情や言動になってしまった」。「ここまで追い込まれるとは」と心配し、知事選投開票翌日の11月18日に竹内氏が県議を辞めた後は「こちらから連絡を取るよう心掛けた」という。

最後に連絡を取ったのは今年1月16日。「『最後まで戦えず情けない』『議会に対しても百条委のメンバーに対しても県民に対しても申し訳ない』と後悔と謝罪の言葉を繰り返していた」

竹内氏は議員だった頃、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを積極的に活用。自身のブログも開設し、政治家としての自身の日常や考え方などを分かりやすく伝えていたが、昨年10月下旬で投稿はストップ。議員辞職前後にアカウントも閉鎖した。

「ネット上の誹謗中傷は目にするとダメージが大きいので『見ないように』と忠告していた」。しかし、自身に関するネット上の情報は知人などからも多数送付されていたといい、「特に、信頼していた人から誤ったネット情報が送りつけられて『これは本当の話か?』と責められると、『自分は政治家として何をしてきたのか』という気持ちにさいなまれていたようだ」という。

竹内氏と親交の深かった県職員は「名誉の回復にはならないからこそ、死を選んでほしくなかった。議員辞職したことで結果的に一人になってしまい、自分自身を追い込んでしまったのではないか」と肩を落とした。

 

 

「いったい何人が犠牲に」兵庫県政がらみでまた死亡者…百条委員務めた竹内前県議は「誹謗中傷に苦しんでいた」…訃報の後も「逃げた」と攻撃が続く

1/19(日) 20:09配信

集英社オンライン

昨年11月の出直し知事選で斎藤元彦知事が再選された後も混乱が続く兵庫県で、斎藤氏のパワハラや公金不正支出などの疑惑解明に取り組む県議会特別調査委員会(百条委)の元メンバーだった竹内英明前県議(50)が1月18日に亡くなった。自死とみられる。情報収集力を駆使し疑惑解明の先頭に立った竹内氏は、立花孝志・NHK党党首や斎藤氏の支持者から標的にされ、「家族を守りたい」として選挙翌日に県議を辞職した。しかし誹謗中傷はその後もやまず、19日に訃報が伝えられた後もなお続いている。

〈画像あり〉斎藤支持者から“主犯格”として拡散されていた竹内県議の動画のスクリーンショット

県民局長と同じ高校出身だった竹内元県議
斎藤県政を巡っては、昨年3月に斎藤知事に絡む7つの疑惑を文書で外部に告発した元西播磨県民局長・Aさん(60)が同年7月に死亡。

そのうち、一昨年秋の阪神・オリックスの優勝祝賀パレードに関連する公金不正支出疑惑に絡んでも、担当課長だったBさん(53)が昨年4月に死去している。いずれも自死とみられており、県政界関係者が「いったい何人が犠牲になればいいのか」と話すなど、竹内氏の死にショックが広がっている。

関係者によると、竹内氏は1月18日夜に姫路市内の自宅でぐったりしているのを家族が見つけ、搬送先の病院で死亡が確認された。

竹内氏は立憲民主党系のひょうご県民連合に属し、県議選に5回当選したベテランだった。豊富な人脈を持つ情報通で、Aさんが告発文書を郵便で送った10人のうちの1人だった。

「竹内さんもAさんもBさんも、県西部の同じ高校出身で交友がありました。それもあって竹内さんはこの問題に熱心に取り組み、Aさんの告発をもとに県庁内外の関係者を回って事情を聴き、告発文を裏付ける情報を次々とつかんで百条委で斎藤氏を含む証人にぶつけるなど疑惑解明の急先鋒でした。竹内氏の調査と証人への質問で、告発文書が嘘ではないことを示す多くのことが明らかになりました」(県議会関係者)

だが、百条委の調査の結論が出る前の昨年9月、県議会で、斎藤氏が告発に不適切に対処し県政を混乱させたとの理由で知事の不信任決議案が全会一致で可決される。

失職を選んだ斎藤氏は11月の出直し選に出馬し、選挙前の劣勢を覆して当選するが、この選挙を通じ疑惑解明に積極的だった関係者が猛烈な攻撃にさらされることになった。

「“疑惑はすべてでっち上げで、斎藤氏はハメられた”と主張する人たちが、特に竹内さんと百条委委員長の奥谷謙一県議、そして県職員に独自のアンケートを行なってAさんの告発に信ぴょう性があることを示し百条委設置の道を拓いた丸尾牧県議の3人を標的にして攻撃していたんです」(地元記者)
「斎藤を貶めた主犯格」という動画のサムネイルに、竹内さんの顔写真が
11月の知事選に「斎藤氏を応援する」と言いながら出馬したNHK党の立花孝志党首は、街頭演説で斎藤氏はハメられたという主張や、Aさんのことを「10年で10名以上もの女性県職員と不適切な関係を結んでおり、不同意性交等罪が発覚することを恐れての自殺だと思われる」と中傷する話を繰り返し、それをSNSで発信した。

県議会関係者によると、別に目をつけられた関係者には深夜まで「斎藤知事に謝れ」と怒鳴る抗議の電話やメールが殺到し、SNSでも誹謗中傷のポストが相次いだ。

また、斎藤氏の支持者と名乗るグループは「チームさいとう」と銘打ったLINEアカウントを開設し、その中に誰でも登録や閲覧、書き込みが可能なオープンチャットを設けていた。

地元メディア関係者は、「このオープンチャットは斎藤氏に批判的な人物への攻撃の“起点”となり、ここに掲載された誹謗中傷の文言や動画などがLINE上で転送を繰り返され拡散されていったようです」と話す。

そして竹内氏もこのチャットで狙い撃ちにされた。

「もっとも目につくのは、『斎藤を貶めた主犯格』というタイトルの横に、竹内さんの顔写真をつけた動画です。これがYouTubeにアップされたあと、オープンチャットにURLが掲載され、拡散が呼びかけられました」(同関係者)

この動画は選挙後の12月、丸尾氏が虚偽内容の動画で誹謗中傷にさらされたとしてYouTubeに削除を求めた17本の動画のうちのひとつだ。

こうした“犬笛”ともいえる攻撃の呼びかけでどのような非難にさらされたのか、竹内氏は生前公に語っていない。

亡くなった理由は明らかになっていないものの、竹内氏が県議の辞職願を出した昨年11月18日の、同僚の上野英一県議の説明では、普段事務所を守っていた竹内氏の妻が精神的に追い詰められ、「もうこの政治の道からは退いてほしい」と訴えたと竹内氏は憔悴した状態で話していたという。

「(知事は)職員やご遺族、関係者への誹謗中傷はやめてとなぜ言わないのか」
政界関係者によると、選挙中、事務所に行なわれた嫌がらせで家族は恐怖で家から出られないほどだったという。

別の関係者は「神経をやられたのは竹内さんも同じで、やつれ方がひどく知人は心配していました。しかし昨年12月中ごろからは電話での連絡もできなくなっていたんです」と話す。

昨年11月17日の選挙で斎藤知事が返り咲いた後もAさんが提起した斎藤氏の疑惑は晴れたわけではなく、百条委の調査は続いている。

そこへ、斎藤陣営が選挙で、禁じられているインターネットによる選挙広報への対価支払いを行なっていたのではないかという公職選挙法違反疑惑も持ち上がり、兵庫県政は大混乱が続いている。

こうした中で、竹内氏や奥谷氏、丸尾氏への攻撃も依然続いていた。

「問題の“チームさいとう”のオープンチャットは選挙当日に閉鎖されましたが、重複するとみられる人たちが参加する新たなオープンチャットがその後開設され、選挙中と同じような言葉が飛び交っています」(地元メディア関係者)

竹内氏の知人は「県議辞職後、落ち込んだ竹内さんはSNSも一切見ないようにしていたとも伝え聞きました」と話しており、依然続く攻撃的な書き込みを目にしていなかった可能性はある。

だが、19日午前に竹内氏の訃報が報じられた後も、オープンチャットでは「人生からも逃げた」などと心無い書き込みが続いている。

亡くなったAさんら関係者に対し選挙後も続く誹謗中傷を巡っては、斎藤知事の定例の記者会見で「職員やご遺族、関係者への誹謗中傷はやめてと、なぜ言わないのか」との質問が出るなど、対応をとるよう求める声が高まっていた。

だが斎藤氏は、SNSによる誹謗中傷は適切な運用の仕方ではない、と指摘しながら、「メリットとしていい面もありますから、そういったところを気を付けながらSNSを使っていこうということは私は大事だということは申し上げてます」と述べるだけで、支持者にメッセージを出そうとはしなかった。

兵庫県の混乱は、いつまで続くのか。

不安や悩みの主な相談窓口は、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)や、よりそいホットライン(0120・279・338)など

                                

※「集英社オンライン」では、今回の記事ついて意見、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

 

 

兵庫県警本部長が立花孝志氏の発言を全面否定 元県議死亡を巡り

立花孝志氏

 兵庫県の文書告発問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことについて、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が動画サイトなどで「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信した。これについて、県警の村井紀之本部長は20日、「竹内元議員について任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するというような話は全くない」と全面的に否定した。県議会警察常任委員会で答弁した。

 村井本部長は「基本的に個別案件の捜査について言及することは差し控えているが、事案の特殊性に鑑みた」として答弁。「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNS(ネット交流サービス)で拡散されていることについては極めて遺憾だ」と述べた。毎日新聞の取材に対し、複数の県警関係者も「竹内氏は捜査の対象になっていない」と否定している。

 竹内氏は当選5回で、百条委で、斎藤元彦知事らの疑惑について文書で告発された問題を追及。2024年11月の知事選直後、「一身上の都合」を理由に県議を辞職した。関係者によると、知事選中などにSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたことが原因だったといい、周囲に「家から出ることも難しい状況だ」と相談していた。

 立花氏は知事選に出馬して落選。19日に竹内氏の死亡が報じられた後、「あした逮捕される予定だった」などと動画サイトで発信したが、後に削除された。竹内氏を巡っては、SNS上で告発に関わったとする根拠不明の書き込みが大量に出回り、中傷が相次いでいた。

 

 

立花孝志氏「逮捕が怖くて命絶った」と投稿も兵庫県警は完全否定 竹内元兵庫県議の死亡

立花氏は19日、X(旧ツイッター)を更新し、竹内氏の死去について「こんなことなら、逮捕してあげたほうがよかったのに」などと投稿。自身のユーチューブチャンネルでは「1月20日に(竹内氏を)逮捕すると県警は考えていたそうだが、それを苦に命を絶ったという情報が入っている。もうこれがほぼ間違いないと思います」などと発言した。

竹内氏は県議会会派「ひょうご県民連合」に所属。兵庫県の元西播磨県民局長(昨年7月に死亡)が作成した告発文書の内容を調べる百条委の委員を務め、斎藤氏の疑惑を追及していた。兵庫県知事選期間中に交流サイト(SNS)上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたとし、昨年11月に議員辞職していた。

県民連合幹部によると、斎藤氏を応援する目的で知事選に立候補した立花氏が選挙期間中、SNS上で竹内氏の事務所に行くと予告したり、虚偽情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職すると説明していたという。

 

 

【速報】死亡した元兵庫県議「逮捕するという話は全くの事実無根」県警本部長が議会で“異例”コメント「明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾」

1/20(月) 12:02配信

読売テレビ
兵庫県警本部の村井紀之本部長(20日)

 兵庫県警本部の村井紀之本部長は20日、死亡した元県議が「逮捕される予定だった」などとSNSなどで拡散されていたことについて、「全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾だと受け止めている」と語りました。

■知事選直後に辞職 “SNS”で誹謗中傷
竹内英明 元兵庫県議(50)

 関係者によりますと、兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”などの疑惑を調査する百条委員会の委員だった元兵庫県議の竹内英明さん(50)は18日夜、姫路市内の自宅の自室でぐったりしているのを家族が発見し、搬送先の病院で死亡が確認されました。自殺とみられています。

 竹内元県議は、去年11月に行われた知事選の直後、「一身上の都合」を理由に議員を辞職。委員の一人は選挙期間中、SNS上で誹謗中傷が広がり、竹内氏から「言葉の暴力が拡散して、家族が狂乱状態までになった。家族から『政治の道から退いてほしい』と話があった」と相談があったことを明かしていました。関係者によりますと、議員辞職後もSNS上で相次いだ誹謗中傷について、周囲に相談していたということです。

■NHK党・立花氏が「逮捕を苦に命を絶った」発信 県警本部長「全くの事実無根」
NHK党の立花孝志党首

 竹内元県議の死亡について、NHK党の立花孝志党首は19日、SNSなどで、竹内元県議が20日にも警察に逮捕される予定だったとしたうえで、「逮捕を苦に命を絶った」などと発信していました。

 20日に行われた兵庫県議会の警察常任委員会で、委員の一人から「竹内前議員の名誉のためにも、そんな事実はないのか確認をしたい」と質問が出ると、村井本部長は、「こういう場で個別案件の捜査について言及することは通常は差し控えるが、事案の特殊性に鑑みて答える」と断った上で、「被疑者として任意の調べをしたことはありません、まして逮捕するという話は全くございません。全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されているのは、極めて遺憾だと受け止めている」と語りました。

兵庫県議会の警察常任委員会(20日)

 さらに、「名誉棄損で取り調べてほしい」と委員から質問されると、兵庫県警本部の藤森大輔刑事部長は、「県知事選に関していろいろな出来事が起きている。その中には告訴・告発の形で、警察に処罰を求めるものもあるのも事実。警察としては、受理した告訴・告発事案、その他の事案も含めて迅速に捜査を行うべく、事案の概要や証拠を早期に把握して順次捜査し、法と証拠に基づいて適切に対処してまいりたい」と語りました。

 

 

 

上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中居正広性加害疑惑事件につ... | トップ | 地球温暖化否定の陰謀論者ト... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (秋風亭遊穂)
2025-01-21 12:30:51
 作家の保阪正康氏は社会党の没落について次のように述べています。

自民党のライバルだった社会党があっという間に消滅した根本原因
https://president.jp/articles/-/41548

引用開始----
「社会党が文化大革命という異様な状態を正面から批判し、社会主義を志向する政党としての筋道を通したならば、まだ日本国内の支持者は傍観者や観察者にはならなかったように思われる。」
引用終了----

 水島朝穂氏の姿が当時の社会党と重なって見えます。護憲派の重鎮が親露派を演じてしまっては、改憲の策動に勢いを付けかねません。ネット社会特有の、簡単に自分が求める情報を集めるだけに終わり、俯瞰的に見る目を持てず、人文知を駆使した思考にならない、自己を客観的に評価することをしないと、学びを得ることはできません。「社会党の停滞は、まさに向坂一派の学説の運動のしからしめるところだった」という保坂氏の指摘は反米拗らせ論者にそっくりあてはまるでしょう。

 そして社会党は中国からの工作を許し、「アメリカ帝国主義を残忍な敵呼ばわりし、その上で文化大革命を礼賛する」という共同声明を出すまでに転落しました。中国の工作を受け入れる素地が社会党内の左派にいたことは大きい。日本共産党は対抗しましたが、党内の分派が「毛沢党(これは私の命名です。自称:日本共産党左派としています)」を形成しました。

 ロシアの偽情報、或いはイデオロギー工作は事実を並べながらその中にプロパガンダを仕込みます。だから反米拗らせ論者はそれにパクついてしまいます。周辺の情報を調べることもせずにです。「ジョンソンが和平交渉をぶちこわした」と今も言い続けるのはその典型でしょう。

 また、ソ連は1964年頃から社会党に接近、「日ソ友好貿易協会を通じた間接援助の性格を有しており、売り上げ・利益の一部が日本社会党系の商社へ回されていた。」という名越健郎氏の指摘があります。これも資金洗浄だと私は見なします。

「冷戦期米ソの日本政界資金工作」
https://jfss.gr.jp/key_note_chat/78

 社民党が反米拗らせを晒してしまった一面は、ロシアの侵攻当初に出された社会新報に如実に表れました。
 
 ウクライナを戦場にするな~米ロ両国は冷静な対話で緊張緩和を~
https://web.archive.org/web/20220218021523/https://sdp.or.jp/sdp-paper/ukraine-russia/

 今は広く批判を受け立場を修正していますが、反米拗らせ論者の支持を離さないよう基本的な姿勢は変わらないでしょう。社民党はNATO拡大問題を出した時点で、この戦争が2014年から続いているという認識が全くないと言わざるをえません。2014年当時はNATO加盟を希望するウクライナ世論など3割にも満たなかったのです。何よりも腐敗にまみれた親露派大統領がマイダン革命で追放されたことに怒ったプーチンが軍事侵攻したことへの視点が皆無で、ひたすら米国を非難する内容に終始しました。

 フィンランドとスウェーデンのNATO加盟を非難する反米拗らせ論者は「ロシアは安全保障を求めているのだ」と言いますが、両国国民からすれば、「それはこっちのセリフだ!」と言いたいでしょう。フィンランドはWW2当時、ソ連の侵攻を受けて抗戦するも領土を割譲せざるを得ませんでした。バルト3国、或いはソ連の衛星国だった東欧諸国も安全保障を求めてNATO加盟に踏み切りました。歴史認識以前の共感力欠如です。

 しかし今後は親プーチン・極右の台頭、トランプの恫喝、ネットを通じた陰謀論の氾濫等、かなり厳しい時代を迎えることになりそうです。
返信する
言うか言うまいか (raymiyatake)
2025-01-20 22:37:35
書くか書くまいか迷っていたことなんですが。

早稲田大学法学部の水島朝穂先生はそれはそれは9条護憲派の中では信頼されてきた先生で、兵庫県弁護士会に私が所属していた時は、私がご連絡して兵庫県弁護士9条の会主催の講演にも東京からきていただいたような方なんです。

ところが、ウクライナ戦争が始まってからはもっぱらウクライナを責め、アメリカの代理戦争だと言い募り、ロシアの問題点はほとんど述べない反米拗らせぶり。
去年の国際反戦デーにお書きになったこの一文などその典型です。
『「ウクライナ戦争」はなぜ終わらないのか――「不都合な真実」もろもろ』
https://www.asaho.com/jpn/bkno/2024/1021.html

今年になってからお書きになっている
権力の暴走をいかにして止めるか――「直言」28周年に寄せて
https://www.asaho.com/jpn/bkno/2025/0101.html

雑談(148)戦争と癌とたたかう――2025年の年頭に
https://www.asaho.com/jpn/bkno/2025/0108.html

等を拝見すると本当に純粋な平和主義者であり護憲派なのに、なんてもったいないんだろうと思わずにはいられません。

不都合な真実はロシアに圧倒的に多いわけだし、プーチン大統領こそ暴走する権力そのものだし、戦争と戦うならまずロシア軍の侵略戦争と戦いましょうよ、水島先生、と言いたくなります。

そして、何が起こっているかというとあれだけ尊敬されてきた水島先生ですが、もうリベラルな弁護士のメーリスなどでお名前を拝見することはなくなりました。
あまりにも親露派にしか見えない言動が多すぎて、水島先生が日本の憲法学界にいないもののように扱われています。

それはいたしかたのないことではないでしょうか。

話は変わりますが、kojitakenの日記さんで、古寺さんが多数回引用さて来た元組合専従というレバ子さんと古寺さんの交流が始まったという嬉しい記事を拝見して、快哉を叫んだんです。
我々くらいの年になるとネット上でさえ新しい友達ができることは稀ですから。
『レバ子さんから弊ブログへの言及をいただいた』
https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2025/01/19/221141

他人事ながらほのぼのとしました。

それでレバ子さんのⅩをフォローし、そこにリンクされていたレバ子さんのnoteを拝見しに行ったら、最新記事がドンピシャリの
『左派対露始末記』
https://note.com/laborkounion/n/ne0f0207d6784

秋風亭さんもかくやと思われるほどの博識ぶりなのですが、そこに日米左派一部の反米拗らせ・親露派ぶりの問題点がいくつも書かれていました。

最近日本ではリベラル左派のウクライナたたきをあまり目にしなくなっていたのですが、まともな労働組合内部でもまだまだ反米由来のウクライナ蔑視や批判があることを知って暗い気持ちになりました。

トランプ政権誕生で世界が激動を余儀なくされる中、日本の護憲派もトランプとプーチンにずいぶん揺さぶられそうです。

そのピンチをチャンスにして、我々日本の護憲派も強く正しくならねばと思います。
返信する
Unknown (秋風亭遊穂)
2025-01-20 21:12:27
「逮捕してあげたほうがよかったのに」って、こちらのブログでまったく同じコメントした人がいました。対象は折田楓氏でしたけど。立花と同じ思考をする人がコメントに登場するとは、この先憂鬱です。

 それはさておき、立花にあおられて暴挙に走る短絡的な人はこれからも増えるのでしょう。情報をSNSなどのネット以外に取ろうとしない、それはズバッと結論を提示されることで熟慮することもなく(あまりにもわかりやすいので)受け入れてしまう。陰謀論にはそうした構造があると思います。

 これは老若男女、学歴、右左の関係もなく起こるでしょう。それが激烈に現れたのが2021年、米国の議会襲撃でした。また、安倍晋三銃撃事件の際も、犯人を賛美する、或いはテロ思考を批判せず「見守る」という書き込みに出くわしたことがあります。また、ハマスのテロによる被害者に対して「報いだ」と暴言を吐いた法律家の事例も。私は驚愕しました。

 それは正義を独りよがりに解釈した、つまり法の支配を忘却した暴力の賛美、黙認です。竹内氏を攻撃した輩も同様です。あおり運転も「歪んだ正義」という見立てもあります。

 この事態にどう対処すべきか。情報リテラシー教育は必要ですが、それだけでは解決出来ないでしょう。心理的な闇を推察していますが、まだ見えていません。ただ、何となくわかるのはトランプ、或いは立花等による、デマ、ヘイトスピーチが「表現の自由」を傘に氾濫してくることです。私は在日外国人のことを非常に心配しています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

立花孝志と斎藤元彦と石丸伸二の化けの皮」カテゴリの最新記事