自民党政権の一番悪いところは無能な経営者を甘やかしすぎた事だろう。
本来なら潰れていなければならない企業が生き残り、そういう企業の代表が地元の商工会や青年会議所なんかで威張り散らすから優秀な人材がどんどん地方から去っていく。最低賃金が上がれば地方企業が廃業するといっても既に棺桶に片足突っ込んでいる企業は山ほどある。私が聞いた話で衝撃的だったのは地方の某小売店で仕入れた商品の価格が大手スーパーで販売されている商品価格より高かったという話。もう仕入れ値で負けていて大手スーパーの店頭価格より高い価格で地方の小売店が商品を仕入れざる得ない、なんて状況ができている時点で個人商店の経営は無理だろう。そのお店は当然現在は廃業している。最低賃金以前の状況の企業が山ほどあったらたとえ低賃金で労働者を雇っても企業が存在していればそれでいいのか?という話で一旦潰れる企業には全部潰れてもらった上で一から作り上げる事を考えた方がいいんじゃないのかねえ?