黎明の日々の光景

日々の光景の中にある美しく感じた瞬間・
きれいと感じた空間やモノ等をそのままに切り取りました。

寒い朝でした。

2011年10月26日 | 日記

平成23年10月26日(水)

きょうは、晴れの高松市でした。今朝は寒くて、強めの冷たい風が吹く状況で手袋が必要なくらい自転車のハンドルを握る手が冷たくなりました。通勤途中に見かけた自転車通勤の人の何人かは厚手のジャンパーと手袋といった冬の装いでした。

高松市の最高気温19.0度、最低気温は10.0度でした。(気温の推移は、5:22で10.0度、8:57で14.7度、10:41で17.0度、11:50に17.6度、13:50にやっと19.0度。)

  

今朝の光景 高松市の日出時刻 6時18分

  

 

今日の夕景  高松市の日入時刻 17時18分

 

NHKのニュースによると3月11日の東日本大震災時の地震やその余震で被災地にある大手スーパーの3つの店舗でエスカレーターが落下していたそうです。

さてエスカレーターは、普通の階段のように支持する柱はないとしても上部端と下部端が梁等にしっかり固定されているのかと思っていましたが、そんなに安全じゃなかった。

通常のエスカレーターの構造は、三角形構造の踏段と呼ばれるものが数十個がチェーンで連結されて階段状になり、モーターで引っ張られて上下に移動していますが、固定していると地震等の上下左右等の揺れでエスカレーター本体(エスカレータートラス)が引っ張られて破損するとのことです。

でエスカレーター本体というのは、1箇所が建物の鉄骨等の梁(支持梁)にボルトや溶接で固定されている状況の固定支持部ともう一方が、その梁にL型の金属製のアングルが固定されずにただ載っている状況の「非固定支持部」によって建物に設置されています。なお、エスカレーターの上部が固定支持で下部が非固定支持とは決まっていないので機種や施工箇所によってはその逆もあるそうです。

そのアングルが支持梁の上に載っている部分が「支持梁とトラス支持アングル掛かり代」と呼ばれるもので例えばアングルが梁に10cm掛かっているとエスカレーター本体が地震等の振動で移動しても残り4cmは、支持梁上に何とか載っかっていてエスカレータ本体が落下しないように支えている構造なのですが、今回の大震災を引き起こした地震や余震の予想外の大きな揺れによって掛かり代部分が支持する建物の鉄骨の梁から外れてエスカレーターが落下しました。幸いなことに死傷者は無しだったので問題にならずに報道されなかったようです。

さて、同じ昇降装置でもエレベーターは地震対策等で安全基準が厳しくなっていますが、エスカレーターは実に脆弱な安全基準だったため、新基準が決まるまでの当面の措置としては道路の橋の落橋防止装置のように梁とエスカレーター本体を金属チェーン等で結んで落ちないようにするそうです。