アルッペ学習センターのジャーナリズム講習会にKANEREのスタッフを含む、少なくとも33人の青少年が集まった。
「“報道の自由“とはどういうことか?」 これがジャーナリズム講習会で討論された究極的な、そしておそらく最も重要な問題だった。この講習会は2014年3月1日(土)にアルッペ学習センターでカクマ・ニュース・リフレクター(KANERE)の協力のもと、開かれた。2時間のセッションに33人が集まり、報道に関する理解を深め、独自の記事を書く方法を学んだ。
【写真】 講習会、開会の言葉
講習会は、簡単な序論のあと、ニュースとはありふれていない話しのことを言う、という定義から始まった。KANEREの創始者であり編集者のカバタ・ボルが説明したように、犬が人間を噛んでも報道価値はほとんどないが、人間が犬を噛んだら――それは、ありふれた話しではなくなる!
参加者は、記事には必ず五つの事柄を入れなければならないことを再認識させられた。五つの事柄とは、WとHで始まる、Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(どうして)、How(どのようにしたか)だ。ある記事を例にとって、その構成を検討したあと、アルッペの授業の世話人であるジョイス・キーリーが、インタビューの仕方や情報収集の方法をいくつか伝授した。
講習会の最後に、ニュース記事の質についてまとめ、ジャーナリズムについての重要性をディスカションした。その間、記事を書く勉強をして技術を磨きたい多国籍の参加者が活発に討論し、互いに刺激しあう対話が行われた。
参加者たちはシティズン・ニュースの中の、カクマ難民キャンプの生活に関する記事を良く読み、彼らの個人的経験を正しく表わしているかどうか、批判的に考察することを求められた。ニュースの新たな書き手として、世論をも左右するメディアの力を認識させられた。
【写真】 ある記事について検討するジョイス・キーリー
アルッペ・学習センターとKANEREは、これを手始めに、多くの講習会を開いて、コミュニティーが活発な討論や批判的な思考を繰り広げていくことを期待している。参加者は細かい質問を次々に発して、学ぶことへの情熱を示した。それは資格がほしいから、飲み物をもらえるから、というような安易な動機を越えるものだった――実際、資格も飲み物も与えられず、最新のKANEREのプリント版と講習会の資料を渡されただけだった!
カクマ難民キャンプでは、難民が寄稿能力を培う必要性が高まっているが、人道支援組織はそのような活動をしていないので、KANEREがこの溝を埋めることになった。KANEREは難民の青少年がニュースの書き手やニュースの収集者になれるよう、さらなるメディア研修の機会を提供していきたい。
講習会の終わりに、参加者全員がキャンプのあらゆる情報源と関わり、特にKANEREに記事を寄稿するように、励まされた。
「周知のように、難民自身の人間くさい顔とその肉声ほど有効な主張はない」
―ラヴィニア・リモン、アメリカ難民移民委員会(USCRI)
「“報道の自由“とはどういうことか?」 これがジャーナリズム講習会で討論された究極的な、そしておそらく最も重要な問題だった。この講習会は2014年3月1日(土)にアルッペ学習センターでカクマ・ニュース・リフレクター(KANERE)の協力のもと、開かれた。2時間のセッションに33人が集まり、報道に関する理解を深め、独自の記事を書く方法を学んだ。
【写真】 講習会、開会の言葉
講習会は、簡単な序論のあと、ニュースとはありふれていない話しのことを言う、という定義から始まった。KANEREの創始者であり編集者のカバタ・ボルが説明したように、犬が人間を噛んでも報道価値はほとんどないが、人間が犬を噛んだら――それは、ありふれた話しではなくなる!
参加者は、記事には必ず五つの事柄を入れなければならないことを再認識させられた。五つの事柄とは、WとHで始まる、Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(どうして)、How(どのようにしたか)だ。ある記事を例にとって、その構成を検討したあと、アルッペの授業の世話人であるジョイス・キーリーが、インタビューの仕方や情報収集の方法をいくつか伝授した。
講習会の最後に、ニュース記事の質についてまとめ、ジャーナリズムについての重要性をディスカションした。その間、記事を書く勉強をして技術を磨きたい多国籍の参加者が活発に討論し、互いに刺激しあう対話が行われた。
参加者たちはシティズン・ニュースの中の、カクマ難民キャンプの生活に関する記事を良く読み、彼らの個人的経験を正しく表わしているかどうか、批判的に考察することを求められた。ニュースの新たな書き手として、世論をも左右するメディアの力を認識させられた。
【写真】 ある記事について検討するジョイス・キーリー
アルッペ・学習センターとKANEREは、これを手始めに、多くの講習会を開いて、コミュニティーが活発な討論や批判的な思考を繰り広げていくことを期待している。参加者は細かい質問を次々に発して、学ぶことへの情熱を示した。それは資格がほしいから、飲み物をもらえるから、というような安易な動機を越えるものだった――実際、資格も飲み物も与えられず、最新のKANEREのプリント版と講習会の資料を渡されただけだった!
カクマ難民キャンプでは、難民が寄稿能力を培う必要性が高まっているが、人道支援組織はそのような活動をしていないので、KANEREがこの溝を埋めることになった。KANEREは難民の青少年がニュースの書き手やニュースの収集者になれるよう、さらなるメディア研修の機会を提供していきたい。
講習会の終わりに、参加者全員がキャンプのあらゆる情報源と関わり、特にKANEREに記事を寄稿するように、励まされた。
「周知のように、難民自身の人間くさい顔とその肉声ほど有効な主張はない」
―ラヴィニア・リモン、アメリカ難民移民委員会(USCRI)
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