「あめふりばな」と呼ばれている花は全国にいくつもあり、その名前の由来もさまざまのようです。
共通しているのは、人々が花を見ながら「空」を感じていることでしょうか。
その花を摘むと、雨が降る
その花が咲くと、雨が降る
雨が降ると、その花が咲く
雨の季節が来ると、その花が咲き始める
雨の中で、その花はより美しく咲く・・・
ヒルガオ、ホタルブクロ、シロツメグサ・・・ ほとんどが、野や道端に濡れて咲く小さな花たち
ヒルガオは、全国に分布し、「あめふりばな」とされる地域も多いようです。
アサガオと違う点は、昼間になっても開いていること。
毎日そこに咲き続けているように見えますが、花の命は一日限り・・・
つぎつぎに朝咲いては、夕方には萎んでしまう。
「摘み取ると雨が降る」という言い伝えは
「今日だけはそのまま咲かせておいてあげたい」という思いから生まれたのかもしれませんね。