駅ビルは、二つのビルが連絡通路でつながっている。
ビルの高さが違うせいなのか、必ず、4~5段の階段がある。
若い頃は苦とも思わなかった段差が、最近はちょっと苦手だ。
バスでさえ、段差のないスロープ型のバスが好きだ。
たまに旧式のバスが来ると、途端にしかめっ面になってしまう。( ´艸`)
昨日、駅ビルの小さな階段のところに、うずくまっていらっしゃる老人を見かけた。
一生懸命に階段を登ろうとしているのだけれど、脚がゆうことを聞かない様子。
疲れてしまったのか、壁に寄りかかるように、座っている。
自分だって、まともに歩けない体なのに、思わず声を。
「大丈夫ですか!」
「大丈夫です!」
と、弱弱しい声が。
回りの人は、皆、忙しそうに、見向きもせずに歩いていく。
夕方の忙しい時間帯だから、無理もないのだが…。
助けたくても、共倒れになるのは目に見えてる。
後ろ髪を引く思いで、後にしたのだが…。
あのおじいさん、どうしてらっしゃるだろうか…。