今にして思えば、なんて、呑気な話だろう…。
まだ、「老い」なんて、みじんも感じない若い頃の話。
日本人の平均寿命は、女性のほうが長いらしい。
だったら、わが夫婦、私のほうが3歳年上の姐さん女房だから、きっと、一緒に、あの世に行けるね♬…なんて、他愛もない話にうつつを抜かしてた。
ところがどっこい、3歳、年少の主人の方が先に弱り出した。
計算が、狂ったではないか…。( ´艸`)
老々介護の上、身障者で年上の女房が、介護側にまわることに。
小柄で細い主人だけれど、やはり、男性の体は重い。
ずしりと、体にこたえる。
何やら、背中の筋肉がジンジン痛む。
ズルいよ! 私が看てもらうはずだったのに…。
「ミニ・リハビリ」の先生は、介護認定、受けた方がいいですよ…と、言ってくださった。
ところが、主人は頑として、ゆうことを聞かない。
他人様に看てもらうのは嫌だ…と。
一体、どうしたらいいのだ…。
満身創痍の古女房に看れ…とでも言うのだろうか…。
今朝は、いくらか調子がいいのだろうか…。
草むしりをしに庭に降りた。
倒れたって、知らないから…と、女房は頭を抱える。
「早い者勝ち」と言う言葉が頭をかすめた…。