りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。




 この日予定していた小岩井農場です。

 酷暑ですので、早速、ソフトクリームをいただきました。

 小岩井農場は、明治24年(キリスト暦1891紀元2551)に創設されたとのこと。日本鉄道会社副社長の小野義眞(おのぎしん)、三菱社社長の岩崎彌之助、鉄道庁長官の井上勝の三名が共同創始者となり3名の姓の頭文字を採り「小岩井」農場と名付けられたそうです。

 井上勝氏は、鉄道の父として、東京駅の前に銅像がある人ですね。

 当時は、この小岩井農場のあるあたりは、岩手山のふもとの火山灰地。木もまばらな荒地でした。東北本線の延伸工事のためこの地を訪れた井上氏は、この地に大農場を拓くという夢を抱いたそうです。

 井上氏は、鉄道敷設により多くの美田良圃を潰してきたことへの悔恨の念があったそうです。このような荒野が手付かずに放置されているのであれば、それを開墾するのが、なすべき仕事と考えたとのことですが、事はそう簡単にはいかず、土壌改良や防風・防雪林などの改良に十数年を要したとのことです。

 この日は写真の通りの良い天気。酷暑でしたので、羊も木陰に逃げ込んでいるような状況でした。

 小岩井農場は、その後、岩崎家の所有となります。

 日本の以前の農地法では、農業生産法人以外の農地所有は認められていなかったのですが、小岩井農場は農地法制定以前から農業を行っていたため、特例として所有が認められてきたとのこと。日本資本主義の遺産の感がありますね。

 お昼をいただき、花巻へ向かいます。

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