
花川戸公園の中にある碑です。この地には姥ケ池という池があったそうで、隅田川に通じた大池で、明治24年に埋めたてられたとのこと。昭和14年に東京都の旧跡指定されています。
名称の由来は、浅草寺子院妙音寺所蔵の石枕にまつわる伝説があるそうです。浅茅ケ原の一軒家に娘が旅人を連れ込み、それを石枕でたたき殺していた老婆がいました。ある夜、娘が旅人の身代わりとなり、天井から吊るした大石の下敷きになって死んでしまいます。老婆はそれを嘆き、悪業を悔やみ、池に身を投げて果てたため、里人は姥ケ池と呼んだとか。
旧跡というのは、重要な遺跡で原形が著しく損なわれているものや著名な伝承地をいうそうです。
まさに伝承の世界ですね。
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