

江戸通りを渡り、先に進むと隅田公園に出ます。現れるのが、隅田公園オープンカフェ。なんのことはない大手チェーン会社のカフェにしか見えませんけど、2013年10月7日に東京都内で初めてオープンした河川敷地内のカフェとのこと。
河川空間の規制緩和に伴う「河川敷地占用許可準則」の改正によって実現したもので、地元住民が参加した隅田公園オープンカフェ協議会により、計画段階から地域の合意形成を図りながら進められているそうです。
時にはイベントなども行われているようですが。
水辺のカフェというと飯田橋のカナルカフェを思い出しますけど、あちらはお濠ですしね。
今、東京は桜満開ですが、この時は、2月中旬。
寒桜が咲いていました。

正岡子規の句碑がありました。
雪の日の隅田は青く都鳥
当時は、隅田川は青かったのでしょうか。
正岡子規というと、記念球場を思い出します。
隅田公園にもスポーツ施設がありますが、子規が今の姿を見たらどのように思うでしょうか。
その近くにある「花」の歌碑です。
春のうららの~という歌は誰しもが歌ったことのある名曲ですね。
この歌は武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲。
この碑は、武島羽衣の教え子たち「武島羽衣先生歌碑建設会」により、昭和31年11月3日に建立されたとのこと。
武島羽衣は、明治5年、日本橋の木綿問屋に生まれ、赤門派の詩人、美文家として知られる人物との由。花は、武島羽衣28歳、滝廉太郎21歳、明治33年のこと。その時には、武島羽衣は、東京音楽学校(現 東京芸術大学)教授、滝廉太郎は、助教授だったとのこと。昔は、登用が早かったのですね。
アカデニズムの進展が良いことなのかどうなのかというのを感じてしまいます。

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