こんばんは。
先日は信号機の記事を書いたのですが、信号機のことをよく知らない方もいるのでは・・・っと思い
信号機の記事では、少しずつ信号機について語っていきたいと思うので、「信号機は全部一緒でしょ」と思っている方、特に必見です。
さて、まず最初に信号機のメーカーをいくつか。
・日本信号(日信)・・・栃木に事業所のある関係か、県内の信号機のシェアの多数を占める。また東武鉄道の踏切警報灯や遮断機なども日信製のものもある。
・小糸工業(小糸)・・・とちぎの信号機の約3~4割を占める。これから説明するレンズも自社製。歩行者用信号機は昔から殆ど同じ形。
・京三製作所(京三)・・・小糸と同じくらいのシェアを占める。信号機を昔から作っている。昭和50年代に製造された丸っこい信号機を我々信号ファンの間では「宇宙人」と呼ぶ。
・信号電材(電材)・・・比較的新しい信号機メーカーで、多眼レンズやルーバーフードなど高性能な信号を開発。とちぎにおいては、10年くらい前には芳賀・足利地域のごくわずかだったが、去年あたりからジワジワとルーバー付き信号で領土を拡大している。
・星和電機(星和)・・・信号機メーカーでは最も新しいメーカー。今市や小川近辺で発見。LEDの信号機のみの製造で信号機の背面に大きな丸が有るのが特徴。
上記のメーカーの信号機が県内に生存中です。電材・星和は大手3社(日信・小糸・京三)に比べると少ないですが、県によって。例えば愛知などでは電材は引っ張りだこです。
本題!!
信号機のレンズについて
まず、信号機には大きく2つのタイプに分かれます。
・電球式
・LED
上記の2つ
きょうは電球式のレンズを紹介します。
信号機のレンズはメーカー・時代などに分かれます。
①網目レンズ
網目レンズは日信・京三の共通使用のスタンレー社のレンズを使用していました。小糸は自社製のレンズを使っていた為、日信・京三の網目レンズと小糸の網目レンズは若干違います。
最初にスタンレー社の網目レンズです。
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ちなみに、灯器は京三製。
スタンレーの網目は点灯していない青・赤が濃い青・赤に見えます。そして黄色のレンズは本当に黄色なので、レモンレンズとも呼ばれます。
次に小糸の網目
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小糸の網目レンズの青は水色っぽいです。またこちらは黄色のレンズはスタンレーに比べるとオレンジっぽいです。
網目レンズは昭和58年から採用されていたようです。
②ブツブツレンズ
ブツブツレンズは網目レンズの改良版で網目に比べ、電球の光をレンズの均等に行きわたらせることが出来、従来の網目より灯火が見やすくなりました。そのおかげで、電球のワット数を下げることが出来た為、省エネにつながりました。(電球の話は後日・・・)
ブツブツレンズは昭和62年から採用されたようです。そして、網目と同じく日信・京三はスタンレー社のレンズ。小糸は自社製のブツブツレンズを使用していまいた。
最初にスタンレー社のブツブツレンズ
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レンズに小さなブツブツが有りますね。これが光をうまく配光し省エネにつながりました。
次に小糸のブツブツレンズ
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なんか、小糸のブツブツはやわらかい感じだと思います。
③ドットレンズ
ドットレンズとは、小糸の昭和50年~57年ぐらいまでの信号機のレンズの大きさが30㎝のものに見られるレンズで透き通っていてきれいです。粒粒があってドットの名にふさわしいレンズです。
とちぎではもう絶滅したと思われます。
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④格子状レンズ
格子状レンズは③の25㎝のレンズに付いていたレンズで、ドットレンズとは違い筋がよくみえます。
このレンズだったら県内にもあるかも。石橋のもこのタイプでした。
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⑤多眼レンズ
多眼レンズとは信号電材が発明した擬似点灯(朝日や夕日が信号機に入り何色が点灯しているか分からない状態)防止レンズです。
朝日や夕日が信号を照らしてもはっきりわかります。レンズが2枚構造になってるそうです。残念ながらとちぎは、擬似点灯対策に力を入れていなかったのでこのレンズは皆無です。茨城・東京・千葉・福島などで見られます。噂によるとビー玉からこのレンズを開発したようです(本当か不明です)真ん中の電球がはっきりしていて、四隅に点があるのが特徴です。
きょうはここまで。次回はLEDのレンズについて。乞うご期待!!
先日は信号機の記事を書いたのですが、信号機のことをよく知らない方もいるのでは・・・っと思い
信号機の記事では、少しずつ信号機について語っていきたいと思うので、「信号機は全部一緒でしょ」と思っている方、特に必見です。
さて、まず最初に信号機のメーカーをいくつか。
・日本信号(日信)・・・栃木に事業所のある関係か、県内の信号機のシェアの多数を占める。また東武鉄道の踏切警報灯や遮断機なども日信製のものもある。
・小糸工業(小糸)・・・とちぎの信号機の約3~4割を占める。これから説明するレンズも自社製。歩行者用信号機は昔から殆ど同じ形。
・京三製作所(京三)・・・小糸と同じくらいのシェアを占める。信号機を昔から作っている。昭和50年代に製造された丸っこい信号機を我々信号ファンの間では「宇宙人」と呼ぶ。
・信号電材(電材)・・・比較的新しい信号機メーカーで、多眼レンズやルーバーフードなど高性能な信号を開発。とちぎにおいては、10年くらい前には芳賀・足利地域のごくわずかだったが、去年あたりからジワジワとルーバー付き信号で領土を拡大している。
・星和電機(星和)・・・信号機メーカーでは最も新しいメーカー。今市や小川近辺で発見。LEDの信号機のみの製造で信号機の背面に大きな丸が有るのが特徴。
上記のメーカーの信号機が県内に生存中です。電材・星和は大手3社(日信・小糸・京三)に比べると少ないですが、県によって。例えば愛知などでは電材は引っ張りだこです。
本題!!
信号機のレンズについて
まず、信号機には大きく2つのタイプに分かれます。
・電球式
・LED
上記の2つ
きょうは電球式のレンズを紹介します。
信号機のレンズはメーカー・時代などに分かれます。
①網目レンズ
網目レンズは日信・京三の共通使用のスタンレー社のレンズを使用していました。小糸は自社製のレンズを使っていた為、日信・京三の網目レンズと小糸の網目レンズは若干違います。
最初にスタンレー社の網目レンズです。
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ちなみに、灯器は京三製。
スタンレーの網目は点灯していない青・赤が濃い青・赤に見えます。そして黄色のレンズは本当に黄色なので、レモンレンズとも呼ばれます。
次に小糸の網目
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小糸の網目レンズの青は水色っぽいです。またこちらは黄色のレンズはスタンレーに比べるとオレンジっぽいです。
網目レンズは昭和58年から採用されていたようです。
②ブツブツレンズ
ブツブツレンズは網目レンズの改良版で網目に比べ、電球の光をレンズの均等に行きわたらせることが出来、従来の網目より灯火が見やすくなりました。そのおかげで、電球のワット数を下げることが出来た為、省エネにつながりました。(電球の話は後日・・・)
ブツブツレンズは昭和62年から採用されたようです。そして、網目と同じく日信・京三はスタンレー社のレンズ。小糸は自社製のブツブツレンズを使用していまいた。
最初にスタンレー社のブツブツレンズ
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レンズに小さなブツブツが有りますね。これが光をうまく配光し省エネにつながりました。
次に小糸のブツブツレンズ
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なんか、小糸のブツブツはやわらかい感じだと思います。
③ドットレンズ
ドットレンズとは、小糸の昭和50年~57年ぐらいまでの信号機のレンズの大きさが30㎝のものに見られるレンズで透き通っていてきれいです。粒粒があってドットの名にふさわしいレンズです。
とちぎではもう絶滅したと思われます。
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④格子状レンズ
格子状レンズは③の25㎝のレンズに付いていたレンズで、ドットレンズとは違い筋がよくみえます。
このレンズだったら県内にもあるかも。石橋のもこのタイプでした。
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⑤多眼レンズ
多眼レンズとは信号電材が発明した擬似点灯(朝日や夕日が信号機に入り何色が点灯しているか分からない状態)防止レンズです。
朝日や夕日が信号を照らしてもはっきりわかります。レンズが2枚構造になってるそうです。残念ながらとちぎは、擬似点灯対策に力を入れていなかったのでこのレンズは皆無です。茨城・東京・千葉・福島などで見られます。噂によるとビー玉からこのレンズを開発したようです(本当か不明です)真ん中の電球がはっきりしていて、四隅に点があるのが特徴です。
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きょうはここまで。次回はLEDのレンズについて。乞うご期待!!