先日お客様サイトに伺った際、部屋の前後に時計があり、微妙にずれていることがあった。
案の定、「どっちが正?」の話しになり、ずれている方を直して解決した。同じ会議室での話しなので、問題はなかったが、これが重要なアポで、それぞれが違う時間をみて行動していたなら大変なことになっていただろう。
私たちは、日常的に時間で行動する。
- 目覚まし時計を設定する
- 昼食を取る
- 会議に出席する
- アポイントを取る
- 新幹線や飛行機で移動する
そして、スクラムイベントに参加する。
私たちは、すべからく時間を基準に行動しているのである。そして、時間をおろそかにすると、人の時間を無駄にしてしまったり、自分自身が恥ずかしい思いをしたり、時には重要な話しが流れてしまうことだってある。
大規模で開発する際、合同でプランニングしたりデモする。これも、時間を軸に開催する。そして、メンバーが揃わないと、同期が取れない。同期が取れないと、プランニングが不十分で実装がおぼつかなかったり、インクリメントが結合できず、ステークホルダーに統合したソリューションを見せられなかったりする。
人と作業をシンクロし、協働するためには時間を守らないといけない。
当たり前のことではあるが、時間通りに現われないメンバーがいたら、その重要性をしっかり伝える事が必要だ。時間をおろそかにすると、遅れたメンバーに同じ説明を2度しなくてはならなかったりして、部屋に2つの時計があるのと同じように締まりのない状況になってしまう。
全てのイベントは時間通り始めて、時間通り終了する。日々の生活を時間基準でデザインして、徹底しよう。