プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

開発機能をまるっと協力会社に依頼する際の注意事項

2018-08-24 | 説明

可能なら、エンジニアリングは内製化することをお薦めする。

組織と同じく、プロダクト開発は長いのである。安定したチームにプロダクト作業を任せていくのが1番だ。

とは言え、外部ベンダーに開発を頼むケースもあるだろう。

そんな時の注意点を挙げたい。

「将来的に内製化するかわからなくても、内製化が進めやすい契約にしておく」

というのは、契約によっては、開発を一括してベンダーに依頼し、社員がコードを見たり触ったりできないケースがある。この様なケースでは、将来的に内製化しようと思っても、社員へのKT(Knowledge Transfer)が進まず、ベンダーに依存し続けるしかない。

そして、別途KT用の追加契約(費用)が求められる。

開発者がコードを触れないと、コードの共同所有は進まない。だから、いつまで経ってもコードを自分達のアセットと思えないし、ベンダー依存状態から抜け出せない。

プロダクトにはライフサイクルがある。

今、大きな売り上げがあっても、いつか衰退する。プロダクトバックログも売り上げに直結する機能から、徐々に下支えする機能に移っていく。ROIで考えたとき、利益が減っていけば、固定費(外注費)がリターンを圧迫する。

だから、将来的には、内製化したいと思う可能性が高い。

エンジニアリングをベンダーに依頼する場合、社員がコードを見たり、協力会社の社員とペア作業・モブ作業ができるようにしておく。

エンジニアリングはエンジンだ。ボンネットを開けて、いつでもエンジンが見えるようにしておこう。

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